手宮公園の夜桜ライトアップは、18日(水)も行なわれたが、2年連続のソメイヨシノの異変で、満開が望めぬままの葉桜が、あいにくの強い雨に打たれ、無情の光景となってしまった。
夜桜ライトアップは、14日から開始されており18日までの予定だったが、19日まで1日延長して、今年は終了となる。
手宮公園にあるソメイヨシノは、その花付きの見事さから、市内の桜の名所として知られていた。このため、周辺商店街のメンバーで実行委員会を作り、夜桜のライトアップに乗り出した。このユニークな試みに、市民は夜桜見物に繰り出し、春の人気のイベントのひとつとなっていた。
しかし、昨年は天候不順からか、ソメイヨシノは例年のように見事な満開とならず、わずかな咲き方で葉桜に変わった。夜桜ライトアップも満開を待ち続け、延長に次ぐ延長をしたが、満開とならぬまま葉桜に変わってしまっていた。
このため、今年の咲き具合に関心が寄せられたが、残念なことに今年も昨年と同じ”異変”に見まわれた。花芽がほとんど付かず、わずかな花付きで、2年前のような見事な満開とはならず、昨年と同じパラパラ咲きのまま、葉桜に変わっている。
5月18日(水)のライトアップ時には、あいにくの強い雨が葉桜に打ちつけ、見物客もまばらで、傘を差しての夜桜見物となった。
同実行委では「残念ながら、2年連続の異変で、花芽がほとんど付いていない。19日の20:00までの延長で、今年の夜桜ライトアップも終了する。いろいろなことがあるが、来年も開催にこぎつけ、例年のような満開の桜を皆で楽しんで欲しいのだがー。天候には勝てないが、もう一度は満開の夜桜を見てみたいものだ」とソメイヨシノの異変に、がかっりの様子だった。