2007(平成19)年1月の小樽市の人口は、14万786人(男6万4,276人・女7万6,510人)となり、13万人台突入が目前に迫ってきた。
小樽市住民基本台帳人口事由別異動調べ (動態調)によると、2006(平成18)年12月末の人口は140,885人(男64,327人・女76,558人)となった。昨年は2,146人減少し、2005(平成17)年の2,129人の減少に続く、2年連続のマイナス2,000人の大台を記録した。
出生・死亡の増減の自然動態ではマイナス860人で、一昨年のマイナス990人よりは130人少なくなっている。2005(平成17)年の出生数が756人だったのが、2006(平成18)年では810人と54人が増加した。
転入転出による社会動態では、小樽は毎年マイナスとなり、人口減少に歯止めがかからない。2005(平成17)年には、転入より転出が多いマイナス1,139人で、2006(平成18)年にはマイナス1,286人となっている。
自然動態と社会動態の合計での人口増減は、2005(平成17)年はマイナス2,129人、2006(平成18)年はマイナス2,146人と大台の減少が止まらない。
市の人口のピークは、1964(昭和39)年9月の207,093人で、それ以降、減少傾向に転じた。近年はこの減少数が次第に大きくなっている。1994(平成6)年には16万人を割り込み15万人台に、2001(平成13)年には15万人を割り込み14万人台になっていた。
これまでの人口統計で見ると止まらぬ人口減少で、今年3月末にも13万人台に突入する見込みとなる。3月、4月は人口の異動時期で、3月末に減少しても4月には一時的にプラスとなるが、年間を通じると2,000人台が減少することから、今年中に13万人台となるのは確実となっている。
止まらぬ人口減少は、小樽経済の衰退を如実に物語っているものであり、人口減少を止め、人口増加に転じる有効な施策が問われている。