NEXCO東日本北海道支社千歳工事事務所は、10月21日(土)10:30、北海道横断自動車道の小樽~余市間23.4Kmの中心杭打ち式を、北照高等学校のサブグランド(塩谷4丁目)で行った。
北海道横断自動車道の小樽~余市間23.4Kmは、今年2月に、国土交通省から有料道路の整備区間の指定を受け、3月に高速道路事業として事業許可が下りた。
小樽~余市間は、黒松内を起点とする北海道横断自動車道黒松内釧路線の延伸約412kmの高速自動車の一部分。1,062億円の工事予算で、札樽道の朝里IC近くに新設する小樽ジャンクション(小樽JCT)から余市インターチェンジ(余市IC)までの23.4kmとなっている。
中心杭打ち式には、約60名の関係者が参加。NEXCO東日本千歳工事事務所・服部清繁所長が、「この高速道路の区間は、北海道全体の産業や経済の発展の重要な基点となります。本年3月に、国土交通大臣より事業許可を頂き、本日、無事に中心杭打ち式を行うことが出来ました。今後、地域住民の方々と協議しながら、設計や用地取得など経て工事着工し、平成30年度の完成に向けて努力していきます」と挨拶。
来賓の山田勝麿小樽市長は、「昭和46年に札樽道が開通して以来の高速道路の延伸でありまして、地域住民の方々が待ちに待った事業が動き出すことは、非常に大きいものがあります。この道路が開通し、本来のネットワークの強化を果せることと思います。1日も早い完成を願っております」と、事業に期待を寄せた。
小樽市長をはじめ、余市町長や小樽商工会議所、北海道・小樽土木現業所長、小樽市の各町会長などが、「そ~れ、よいしょっ!」の掛け声とともに、次々と中心杭を打ち込んでいった。
中心杭が設置されたことで、今後は測量・地質などの現地調査を実施し、2007(平成19)年度以降に、地域住民と協議しながら設計の計画を策定し、住民からの了解が得られれば、用地取得の交渉を行っていくことにしている。
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