真鍋 剛史マスター
2016(平成28)年5月10日、小樽市民会館(花園5)地下1階にオープンした、有限会社山上菊池商店運営の小樽市民食堂が、今年2月18日にリニューアル。好きなものを好きな量だけ食べられる量り売りランチをスタートさせ、人気を集めている。
料理長を務める真鍋剛史さん(38)は小樽出身で、妻の亜紀さんと二人三脚で切り盛りしている。
剛史さんは、高校・短大と市内老舗蕎麦屋藪半でアルバイトを続け、その後、同店に就職。調理の世界で頑張っていたが、繁忙期の12月に、なんと蕎麦アレルギーが発覚。辞めざるを得なくなり転職。
好きな料理を作る仕事を続けたいと、同店舗の求人に応募。新メニューを開発できる人が求められていたため、入社を決意。ずっと調理を担当し、さらに蕎麦アレルギーも克服した。
リニューアル後の量り売りランチの目玉は、常連客リクエストの『からあげ』。ローストビーフやエビチリ、サラダや煮物など約20品以上の料理が並ぶが、7~8割のメニューを変え、毎日来ても飽きることなく、美味しくランチを楽しめる。
こだわりは随所にあり、道産米きたくりん・ゆめぴりか・おぼろづき・ななつぼしを日替わりで、白米と炊き込みご飯に。ご飯と味噌汁は食べられる分を自分で盛り付け、おかわりはできないが大盛はOK!1g2円で惣菜を計算する。気に入った惣菜はテイクアウトもできる。
小上がりにキッズルームを設け、ママ友同士の交流の場としての活用もできる。長時間の使用も大丈夫。
食後のコーヒーは150円で提供。コロンビアブレンド・マンデリンブレンド・吟煎ブレンド・モカブレンドの4種類を、これも日替わりで提供している。
剛史さんと亜紀さんで、可能な限り道産食材を使った料理を考え、レジは亜紀さんが担当、料理は剛史さんが作って補充する。セルフサービスの量り売りランチは、人件費削減にも貢献しているという。
リニューアルしてから、お客さんがお客さんを連れて来てくれることが多く、お客さんの口コミのお陰だと感謝している。
今後も飽きさせないよう、剛史さんは料理番組を録画しメニューの開発に余念がない。時には、ケンミンショーで紹介されものを、翌日こっそり並べていることもあるそうだ。 「ぜひ食べに来て、楽しんでください」とPRした。
市民会館のイベントに合わせ、ランチ時間や営業時間を延長することもあり、また、17:00以降は貸切使用ができるので、宴会を希望する人は連絡を。
なお、4月は、7日(日)・27日(土)が休みで、20日(土)・28日(日)・29日(月)は、ランチタイムのみの営業となる。