石原 健太郎マスター
平成30年6月30日退社
ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階の中華料理「華花(KAKA)」で、熟練の腕前を発揮する石原健太郎さん(40)は、料理長兼店長を務める。
買物次いでに立ち寄り食べられる、小樽で本格派中華料理だ。
札幌出身の石原氏は、25歳から中華料理の世界に入り、札幌市内のレストランやホテルで修行を重ね、料理長として腕を振るってきた。2013(平成25)年から同店を任されるが、一時退職。
2016(平成28)年12月5日に再オープンした同店で、料理長を務めることに。“華花”復活を知った客が訪れ、石原料理長が作る味を覚えていて、「前と同じ味なのは、もしかして?!」と尋ねられ、「調理長が復活したんだ!」と喜ばれたエピソードがある。
料理の世界で、なぜ中華料理を選んだのかは、「一般的なラーメン・餃子から本格的な中華料理まで、奥が深く限りがない。この道に入れば入るほどに難しさが分かる。スピードが必要だったり、焼く・蒸す・煮る・煮込むなど、作り方も多種多様。時には大胆に、また繊細さが求められたり。インパクトがあるもので、常に真剣に料理と向き合う必要がある」のだそうだ。
当店ベースは広東料理だが、四大中華料理の四川・上海・北京・広東それぞれの良い所を、自分なりにアレンジしている。
お奨めの一品「麻婆豆腐」は、辛くコクがあり旨みがある。ラー油や豆板醤などすべての調味料にこだわり、自分がこれまで培ってきた感覚や経験を活かし調理している。
「いかに、美味しい物が提供できるかということを心がけ、ただ美味しいだけはなく、感動でき心に残るインパクトのあるものを提供したい。どんな状況でも、このことは決して崩してはいけないと、強い信念を持って仕事をしている。買い物客が行き来する場所にあるからこそ、一般的な親しみやすい中華料理にも力を入れている」。
幅広い世代に好まれる餃子は、皮の表面はカリッと中はモチモチとした食感で、厳選した豚肉を使うことで肉汁にもこだわることができるという。海鮮春巻きも人気だ。
現在、調理長が厳選した素材を使い、熟練の技で仕上げたこだわりの2017年の年忘れオードブルと、2018年幕開けを祝うおせち料理の限定特別販売を行っている。
「本当に美味しい物を食べると、人は幸せになれる。そのためには、調理はもちろんだが、サービスや店の雰囲気が三位一体となり、スタッフのチームワークが最重要だ。思いを込めて作る中華料理を、ぜひ食べに来ていただきたい」とPRした。