2016年 ベストマスター

2016年12月のベストマスター
炉ばや屋鶴吉

多田 哲也マスター

 花園商店街入り口のガード下にある、炉ばた屋鶴吉の店長・多田哲也さん(32)は小樽出身で、バンダナ代わりの黒タオルが似合う男前。

 同店は、株式会社システムベアーグループ6店舗のうちのひとつで、多田さんは入社11年目。昨年2月の異動後、店長を務めている。

 多田さんの仕事は、カウンター前にある畳一枚ほどの大きな炉ばたで、新鮮な魚介類から肉・野菜の焼き物に腕を振るう。四方八方に気を配りながら、仕事の合間を見ては、カウンターに座ったお客さんと会話を楽しんでいる。

 店長おすすめは“きんき”。大ぶりで脂が乗り、焼き加減も程良く格安で提供。八角の姿造りは観光客に人気。

 好き嫌いがなく何でも食べられるため、「お客様に対して、旬の美味しいものを提供し、満足してもらえるよう努めている」という多田さんは、“いずれは店を持ちたい”という夢を持ち、子どもの頃からラーメン好きなこともあり、できればラーメン屋を開きたいと話す。

 また、小樽は若者が集う場所がないため、リーズナブルな鶴吉で一次会を開き、腹ごしらえした後、花園界隈へ繰り出すというコースで、花園を活気づけたいと語る。

 そんな多田さんの休日は、子煩悩な3児のパパとして、子ども達との時間を大切にしている。サッカーやフットサルのチームにも積極的に参加して体を動かし、充実した時間を過ごしている。

 「12月は忘年会シーズン。飲み放題付きで3,500円から、4名から貸切50名まで対応。寒い季節に美味しい、海鮮ともつから選べる鍋コースがあり、また鍋じゃないコースもあり、お客さんのニーズに応えているので、ぜひ鶴吉で楽しんでもらいたい。まだまだ予約できます」とPRした。

 「自分は人見知りなんですよ」と言うが、店先で道に迷った人を見かけると親切に対応し、取材後も「気をつけて」と、優しい言葉をかけてくれた。

炉ばや屋鶴吉

小樽市花園1-8-23
電話・FAX:0134-22-4733
営業時間:17:00~23:00
定休日:なし 宴会予約受付中

2016年11月のベストマスター
赤岩ぱん工房 こんがりや

長嶋 淳マスター

 小樽市赤岩でパン工房「こんがりや」を営む長嶋淳さん(44)は、生まれ育った故郷の人々に、素材に拘ったパンを提供して16年。熱いハートで納得できるパンを製造販売している。

 長嶋さんは、大学生の頃、札幌のパン屋でのアルバイトがきっかけとなり、一度は会社員を経験したが、パン職人を目指し修行の道へ進んだ。2001(平成13)年5月に地元での開業にこぎつけた。

 赤岩のバス通りに店舗を構え、子どもからお年寄りにも分かりやすい名前で、パンがこんがり焼けた雰囲気を伝えようと「こんがりや」と名づけた。

 パン職人の仕事は朝が早く、毎朝1:30には起床し、2:00から3:00までには出勤。国産小麦を使用しひとつひとつ丁寧に作り上げている。

 食パンには、道産小麦の「ゆめちから」を贅沢に配合し発酵バターで焼き上げた「ゆめちから山食」、フランスパン生地で作った塩味の「トースト」、バター・牛乳・卵をたっぷり使った「ミルク食パン」と、道産の小麦とライ麦を使った、ビタミン・ミネラルが豊富な体に良い「ライ麦パン」の4種類を用意している。

 定番のクロワッサンやあんぱん・メロンパンに加え、季節限定でさつまいも使ったクリームパンやデニッシュ、木曜日のふわっと酒粕の香りと十勝産の金時豆とうぐいす豆が入った酒粕入り2色豆パン、金曜日はプチプチした食感が癖になるいちじくとプルーン入りのパンなど、日替わりを含め30~40種類を製造している。

 一生懸命に愛情を込めて作る姿勢が大事だと、正直なものづくりを心がけ、自分で本当に食べたいパンを提供しようと、十勝の有機栽培の豆餡を使ったり、手間をかけ納得できる商品作りに全力を注ぐ。

 パンを作る工程は奥が深く、気温や湿度に影響されるデリケートなもので、これまでの経験から数字では測れない状況を判断し、パン作りに活かしているという。気を抜いていてはお客さんに分かってしまうと、会話からも熱い思いが伝わってくる。

 今後の夢を尋ねると、「夢はパン屋を開店することで叶っている。その中で、長く続けること。常に向上心を持ち、良いもの作りたい。食べ物への責任がある」と話す。

 長嶋さんは、「厳選した材料で、ひつとひとつ丁寧に作たパンを皆さんに食べもらいたい」とPRした。

 火曜日と金曜日の11:00から12:30まで、小樽市役所(花園2)で出張販売を行なっている。

赤岩ぱん工房 こんがりや

小樽市赤岩1-9-24
電話・FAX:0134-27-5737
営業時間:7:00~17:00・土曜日~16:00
定休日:日曜日と不定休あり
個人宅・オフィスへの配達あり

2016年10月のベストマスター
Fruit&Vegetable Kashima

鹿嶋 康裕マスター

 今年7月、鹿嶋康裕さん(49)と妻ユリさん(43)が切り盛りする八百屋「Fruit&Vegetable Kashima」が、寿司屋通りの一角にオープンした。

 有限会社鹿嶋商店は創業84年目となる老舗の八百屋。寿司屋通りができる前から、この通りで営業を続け、小樽生まれで小樽育ちの康裕さんは3代目となる。現在の店舗には、数件上から移転し、趣を替えた八百屋として営業。余市出身で笑顔が素敵なユリさんは、二人三脚で店を手伝い、小樽の人を「温かいし親切、人柄が良い」と話す。

 果物は完熟すると商品価値が落ちてしまうが、せっかく美味しく熟した果物をジュースという形で提供しようと、カウンター付きで八百屋らしからぬ雰囲気の店に挑戦した。

 ちょうど店舗の前に信号機があり、観光客や今まで通り過ぎていた人々が、信号待ちなどで立ち止まり、立ち入りやすい場所となった。様々な人が訪れ、暑い日にはジュースの他にかき氷を提供、今夏はとても人気となった。

 八百屋ならではのメニューが評判で、おとなのかき氷・自家製の梅酒漬けかき氷や、レモンまるごと1個を使ったレモンスカッシュ、完熟プラムジュースなど、注文してから作る搾りたて100%ジュースを各300円で提供、テイクアウトもできる。

 また、完熟したバナナを凍らせて作ったバナナシェイクも評判で、メロンは注文が来てから切り分け、観光客に喜ばれている。

 これまで八百屋に縁のなかった若い人も、店内の椅子に腰掛けてジュースを味わい、小樽の話で盛り上がり、会話を楽しんでいるという。

 康裕さんは、飲食店に野菜や果物を配達する納品専門の八百屋だが、最近は、妻の親戚が住む共和町から直接米を買い付け、一般のお客さんからも注文が増えた。

 移転してから、もうすぐ初めての冬を迎える。今まで入口をオープンにしていたが、冬は閉めなくてはならず、入りずらくなるのではとの心配はあるが、かき氷に代わり、冬は温かいコーンスープや野菜スープを考案中で、八百屋ならではのメニューを提供していきたいと意気込む。

 「観光中、父が高熱を出し喉が痛くて何も食べられなかったが、最終日に立寄たったこの店で、バナナシェイクなら食べられると注文。旅行中やっと口にできた食べ物だった」という、観光中の家族とのほっこりするエピソードを紹介してくれた。

 また、迫力ある打演で観客を魅了する“太鼓衆鼓響”の代表という、もうひとつの顔を持つ康裕さん。野菜を売る優しい顔から、キリリとした鋭いまなざしで太鼓に向かう顔に変身。息子達もその姿に刺激を受け、共に太鼓衆として活躍中だ。

 仲良しな康裕さんとユリさんは、「野菜を買うだけではなく、気軽に立ち寄り一服してもらいたい」と笑顔で話した。

Fruit&Vegetable Kashima

小樽市山田町2-2
電話:0134-22-4730
営業時間:9:00~18:00 日曜日は午前中のみ
定休日:特になし
客数:6席

2016年9月のベストマスター
The COAST

和田 慎平マスター

 8月27日(土)に、花園嵐山エリアにオープンしたばかりのピッツア専門店「The COAST」のオーナー・和田慎平さん(35)は、薪窯を使い丁寧にピッツアを焼き提供している。

 生まれも育ちも小樽だが、6年ほど住んでいた沖縄でナポリピッツアに出会い「これだ!」と、ずっと開業の夢を描き続け、3年前に帰郷。このほど実現させた。

 店内には薪窯が設置され、ナポリピッツアを提供。ピッツアはイタリア発祥と言われ、ひらべったく生地を伸ばしサクサクに焼くローマ風ではなく、ふくっらと耳をつけて焼き上げるナポリ風が当店の特徴。おすすめは、フレッシュモッツァレラチーズのマルゲリータと、チーズを使わず、トマト・にんにく・オレガノを使ったピッツアの原形と言われるマリナーラの2種類。

 店内で焼きたてを食べてもらいたいため、テイクアウトはしていない。ピッツアをメイン料理とし、店独特のスタイルや哲学を大切にし、本場イタリア人が食べても美味しい日本のピッツアを作るよう心がけている。

 開店するまで思い通りにいかないことばかりで、早起きも苦手だが、それでも夢の実現に奮闘し全力を尽くしている。

 できることは自分でしようと、店の内装工事の一部にチャレンジ。ところが時間がかかりすぎ、結局、開業するまで3ヶ月以上もかかり大変な思いもしたが、愛着も大きい。

 小樽に対して「良く頑張っていると思う。まだまだ、生かしきれていない伸びしろはあるはず。とりあえず人口を増やしたい」と、北海道を代表するピッツア店になることを目標に、小樽っ子の力の見せ所だ。

 和田さんは、「小樽花園嵐山エリアにオープンしたピッツェリア(ピッツア専門店)です。焼きたてのナポリピッツアにビールの組み合わせは至福です。ぜひ一度お試しあれ!」と笑顔でPRした。

The COAST

小樽市花園1-6-5
電話:0134-65-8484(兼FAX)
営業時間:
火曜~木曜・日曜日17:30~23:00(LO.22:30)
金曜・土曜・祝前日17:30~25:00(LO.24:00)
定休日:月曜日

2016年8月のベストマスター
ほぐしや

池上 誠マスター

 長崎屋小樽店裏の静屋通り本間内科の隣に、疲れやコリを揉み解す「ほぐしや」が、2016年5月10日にオープン。

 店主の池上誠さん(43)は、昨年6月に東京の下町・墨田区から小樽へ移住。一足早く2013年10月に移住していた奥さんと3人の子どもたちとともに、開業の夢を果たし第一歩を踏み始めた。

 幼稚園の頃、腰が痛い、肩が痛いと言っていた父親をいたわり、小さな体で父の体の上に乗り、腰や背中を踏んであげていた。いつしか、整体師の学校へ進んで勉強しようと志し、この道20年。いずれは独立したいと思っていた。

 奥さんと出会ったのもその頃で、「学校帰り、帰る方向が一緒で意気投合し、同じものを目指す仲間意識と愛情が芽生え…」と、照れくさそうに話す笑顔が優しい。

 老後はのんびり田舎に住みたいと考え、生活に困らない程よい田舎で、食べるものも美味しく、飲むことも楽しい小樽を開業の地に選んだという。

 店名は、至極簡単で分かりやすいよう、ほぐす店=ほぐしやと命名した。

 日々の疲れや凝りをなくし、血行を良くしてリラクゼーション効果が得られるよう、手による施術を行なう。自費治療で10分1,000円。30分で3,000円。予約した方が確実。

 毎日が出会いとエピソードで、開業して2ヶ月あまり、来店者は、地元9割、地方からが1割。

 ある日、近隣のイベントに参加したところ、いつも聞いているラジオのパーソナリティと偶然隣り合わせになったり、東京でもお祭りが大好きで、神輿を担いでいて、小樽の神輿会のメンバーと知り合い、潮まつりの神輿にも参加しないかと誘われている。地元の人と出会う機会を大切にしている。

 北海道弁には戸惑いを感じることもあるが、「意味は?」と尋ね、分からないことをそのままにしないようにしている。

 「どんなに忙しくても、丁寧に対応することを心がけ、リラックスされて、すっきりして帰ってもらいたい」と話し、色々な質問にも真摯に応え、池上さんの真面目さがにじみ出る。

 池上さんは、「少しずつ町の皆さんに慣れ、体が資本なのだから、自分の仕事を通じて、人々を元気にし、小樽の活性化の手伝いをしたい」とPRした。

 ほっこりするような物腰の柔らかい口調と顔立ち。疲れを感じたら、「ほぐしや」へ行ってみよう!

ほぐしや

小樽市稲穂2-19-12
電話:080-1978-5050
営業時間:
月~金曜日10:00~19:30
土・日曜日 9:00~17:00 時間外要相談
定休日:不定休

2016年7月のベストマスター
中華料理 天蓮華

津崎 敬章(のりあき)マスター

 2015年5月11日にオープンさせた商大通りの中華料理店「天蓮華」のオーナー・津崎敬章さん(37)は、小樽出身。子どもの頃から、いつか店を持ちたいという夢を見事に実現させ、妻・知嘉子さんと仲良く店を切り盛りしている。

 食べることが大好きな敬章さんは、活発な少年時代を過ごし、「料理の鉄人」など、料理をテーマにしたテレビ番組を見て、中華料理に興味を持った。調理師になりたいという思いを持った友人らと、札幌の専門学校へ進学し、中華料理を専攻。この道19年目、ずっと続けてきた。

 おすすめは「唐揚げ」、ボリューム満点で人気があるという。安くてボリュームがあって、もちろん美味しいものを提供するのが、店のこだわり。

 ランチは、中華定番の麻婆豆腐・青椒肉絲・エビチリ・酢豚などの定食があり、ラーメンとチャーハンのセットメニューもある。デザートには、杏仁豆腐と胡麻団子。中華料理を気軽に堪能できる。ランチ、ディナーに関わらず、ご飯のおかわりはサービスしている。

 若い人から年配の方に、もっと中華を知ってもらい、もっと食べてもらいたいとの思いを込めて、料理の腕を振るう。カウンターと4人掛けテーブルがあり、4人以上で宴会も受付ける。料理等は電話にてご相談を。また、運動会やおせちのオードブルも受付けている。

 「お腹いっぱいに食べてもらえることがなによりで、地元の皆さんに中華料理を提供していきたい。気軽にご来店を」とPRした。

 多忙な時は、母親も助っ人となり、家族で営むアットホームな中華料理店で、ぜひ、胃袋を満たしてもらいたい。

中華料理 天蓮華

小樽市富岡1-20-4
電話:0134-55-0449
定休日:月曜日(不定休あり)
昼の部:11:00~14:00・夜の部:17:00~20:00

2016年6月のベストマスター
TAKI'S BAR

瀧田 修マスター

 JR小樽駅近くにおしゃれで美味しいお酒が楽しめる「TAKI’S BAR」のマスター・瀧田修さん(50)は、余市出身で小樽に移住して25年が経つ。

 運転手として20年以上勤めた中央バスを2年前に退職。これから何をしようかと考えたところ、ウイスキーをコレクションするのが好きで、バイクや音楽が好きで、酒を飲みながら好きなものの話ができる店を作りたいと、2014年11月1日にオープンさせた。

 以前、事務所だった建物を全面改装し、外観は木目を基調とした落ち着いた佇まいで、店内は、LEDライトに照らされたウイスキーボトルが、壁いっぱいにズラリと並び、カウンターに座ると思わず眺めてしまう。

 300種類のウイスキーをメインに日本酒やカクテルなど、豊富な種類を提供。女性ひとりでも気軽に、それぞれのスタイルで楽しんでもらいたいという。?

 店名の「TAKI’S BAR(タキズバー)」は、バイク・音楽と多趣味で仲間も多い瀧田さんの愛称「タキ」から名づけた。

 ロゴは、バイク仲間がバイクのピストンをモチーフにデザインし、名刺はもちろん、玄関マットやコースターにも使用。音楽仲間がロゴを使った缶バッチを制作。さりげなく、瀧田さんの胸元に・・・

 愛車のハーレーダビッドソンで、全国各地を旅し、バイク専門雑誌のスタッフとして、全国各地で開かれるバイクイベントに参加。昨年は、福岡市で開催された9,200台のバイクが集結した一大イベントに。

 小樽でも、6年前から8月末の週末に、小樽望洋台シャンツェキャンプ場で、キャンプとバイク好きが集まるイベントを主催。全国各地から親睦を深めるために集結し賑わっている。

 また、小樽を拠点に活動する5人組のロック系バンド「みすちばす」のギターを担当。今年も、6月18日・19日におたるマリン広場で開催する「小樽ロックサーキット」に出演するのを楽しみに、猛練習中だ。ステッカーを作り、熊本地震の支援にも積極的に活動している。

 瀧田さんは、「Barは敷居が高いと感じるかもしれないが、気軽に来店してもらいたい。この機会に、Bar初心者は、ウイスキーの選び方などここで覚え、札幌や東京のBarでカッコつけてくれれば」と話す。

TAKI'S BAR

小樽市稲穂2-14-10
電話:0134-26-6820
営業時間:19:00~24:00
定休日:日曜日

2016年5月のベストマスター
飲み処ひさご

坂下 徳晃マスター

 祖母の店「ひさご」を引き継ぎ、今年1月15日にオープンさせた店主・坂下徳晃さん(28)は、結成8年になる人気バンド「カメレオン7」のドラマーとしての顔を持つ、生粋の小樽っ子。

 子どもの頃はサッカー少年で、小学校から高校までずっとサッカーを続けていた。

 30年以上も続けていた祖母の店が空店舗となったのをきっかけに、若者が集まれる場所があったらと、仲間の協力を得ながら、手探り状態で店を開店させた。

 店名の「ひさご」とはひょうたんのことで、末広がりの形から縁起物とされ、コツコツやっていれば得るものがあるという意味のもと、日々努力を重ねている。

 両親が共働きだったので、子どもの頃から料理することが多く、作るのも好きだった。週替わりでメニューを提供し、「ひさご毎日なんかの日カレンダー」を作った。

 エビチリの日やアニソンの日、レディーズデーや男の日など、毎日何かの日を定め、来店者を楽しませるアイディアが詰まっていて面白い。リーズナブルでドリンクメニューも豊富。最大8名の小上がりがあり、宴会プランもある(要予約)。

 いろいろな人が来てくれて、「美味しかったよ!」と言ってもらうのが一番嬉しいし、イベントで盛り上がり、ワイワイ賑やかな時間を過ごすのも楽しい。

 20年ぶりに小樽を訪れた人が、たまたま通りかかり、“ひさご”の看板を見て来店。その人は、今から40年前の祖母の店の常連さん。昔の話をしながら懐かしみ満足していた様子を見て、坂下さんはとてもありがたく思い、今のお客さんはもちろん、祖母の当時のお客さんも大切にしたいと思ったそうだ。

 せっかく来店してくれたのだから、楽しかったと思えるようにおもてなしの心で対応するよう心がけているという。

 坂下さんは「仲間や初めての人も来店し、出会いの場となり、この店で過ごす1日が思い出になるよう、おもてなしをしていきたい」と話した。

 音楽フェス「小樽音楽祭」を主催するカメレオン7。音楽仲間をもっと沢山の人に知ってもらい、音楽を楽しむ機会を提供しようと開催。小樽を拠点にバリバリ活動中。ドラマー坂下店主の手料理を味わいに行ってみよう!

飲み処ひさご

小樽市花園1-11-18
営業時間:18:00~26:00(L.O25:30)
定休日:火曜日

2016年4月のベストマスター
支那そば 愛幸

横手 将人マスター

 小樽で支那そばを提供する「支那そば愛幸」の店主・横手将人さん(53)は、昨年(2015年)6月に34年ぶりに小樽に戻り、稲穂5のそば屋・松乃屋の店舗跡に、8月30日オープンさせた。

 横手さんは、市内の小中学校を卒業後、小樽商業高校へ進学。高校生活ではブラスバンド部でサックスを担当、定期演奏会やパレードに参加。生徒会の仕事も積極的に協力していた。その後、札幌の調理専門学校へ通い、さらに、青森で栄養士を目指し勉学に励む。卒業後は、東京で栄養士の職に就くが、仙台へ移住し、元祖支那そば家に30年ほど勤め、小樽へその技術を持ち帰った。

 仙台では、5年前の東日本大震災に遭い、店舗の被害も大きく、再建に1年半もかかった。その後、小樽に残していた高齢の両親が気にかかり、ひとりっ子でもあり、小樽へ戻る決意をした。開店する3ヶ月前に妻の幸恵さんと戻り、現在、二人三脚で店を切り盛りしている。

 横手さんの朝は早く、5:30には店で支度をする毎日。それなら、朝からラーメンを提供しようと、通常680円を、ワンコインで食べられる「朝ラー」として提供。日曜日には、孫を連れた老夫婦などが、朝からラーメンを楽しんでいるそうだ

 店主おすすめは、仙台で培った経験を活かし、香り高い正油味やしじみのエキスが沢山入った塩味。他にも白湯の味噌味や手作りの餃子、酒の肴としてもおいしい骨を取り食べやすく形を整えた豚足も提供している。

 新メニューの開発にも力を入れ、さっぱりとした味けつけの「もやしあんかけラーメン」を追加。お客さんの要望にも応えている。今後、丼ぶり物メニューを考案中だ。

 小樽が好きで、仙台にいても度々帰省し、小樽の幼なじみなどが、ラーメンを食べに来てくれるそうだ。

 また、仙台のお客さん120名のカンパで、火を守る神「釜神様」をプレゼントしてくれた。1反半のサラシに、120名の名前や励ましのメッセージが書かれたものが入っている。木彫りのお面の釜神様は、家が新築される際に、大工さんが余った材料で作り、その家にプレゼントしてくれるもの。店内の壁に飾られ、いつも見守っている。

 仕事熱心な横手さんは、5歳から書道を習い、今一番の楽しみは、馬や猿・河童などの文字をその動物のように崩して描くこと。作品は、額装して店内に飾り、温かい雰囲気を醸し出している。また、メニューや看板の文字なども横手さんのセンスを活かして描かれたもの。

 横手さんは、「さっぱりした味の支那そばは、小樽ではあまりない味なので、ぜひ食べてもらいたい」と話した。

支那そば 愛幸

小樽市稲穂5-9-2
電話・FAX:0134-64-5522
営業時間:6:00~7:30・11:00~15:00・17:00~20:00
定休日:月曜日

2016年3月のベストマスター
中華食堂くろ

鈴木 智郎マスター

 旧手宮線沿いの色内駅付近に建ち並ぶ店舗群に、黒い外壁が目印の「中華食堂くろ」が、昨(2015)年8月にオープンした。

 その店主・鈴木智郎さん(48)は深川市出身で、小樽に移住して1年目。今年は雪が少なく、豪雪の冬の小樽は未経験。

 子どもの頃から料理に興味があり、富良野プリンスホテルで修行を積み、調理人の道を脇目も振らずに歩み続けた。3年前から自分の店を持ち、中華のこだわりメニューを次々と考案してきた。

 店内は、カウンター席とテーブル席を合わせ、10席のこじんまりとした隠れ家的な店。妻と2人で切り盛りしている。

 小樽に店を出すきっかけは、「小樽が好きで、ずっと小樽に住みたいと思っていた。海や山があり、みんな頑張っているところも気に入っているので、小樽に骨を埋めたい」と、小樽にどっぷり惚れ込んでしまったようだ。

 店名由来の黒という色は、他の色に染まらない色で、店も他の色に染まらないままでいたいという思いが込められているという。

 鈴木さんのオリジナルメニューは、中華料理屋さんだけど、人気の“とんかつ”だ。とんかつの衣に干し海老を入れ、カキ油と紹興酒をベースにブレンドしたオリジナルソースで食べる。

 メニューはすべて食材から手間暇かけて調理したものばかり。中でもしめ鯖は、山椒入りのソースが絶品。エビチリソースなど中華定番のメニューも揃え、店内には、鈴木さんが手書きしたメニューが、壁一面に分かりやすく書かれ、どれを頼もうか迷ってしまいそうだ。

 小樽のソウルフード“あんかけ焼きそば”もあるが、小樽あんかけ焼そば親衛隊の味とは違った、当店ならではの味付けだという。

 長年の経験を生かし、中華に合うワインや日本酒も揃えている。滋賀県の純米吟醸造「萩の露」は、芳純な味と香りが料理に合うそうだ。

 「大皿に入った中華料理とは違って、いろいろな中華をワインや日本酒と一緒に味わってもらいたい。ひとりひとりへ心のこもった料理を提供し、皆さんに中華を楽しんでもらいたい」とPRした。

 小樽の人に支えられていることを日々実感し、「美味しい!」と言われるのが、なによりだという鈴木さん。職人気質で真面目な人柄を感じさせる。

 小樽に新しい中華料理店の誕生だ。10席のため、事前に予約した方が確実に入店できる。

中華食堂くろ

小樽市色内1-14-5
電話:090-6878-1217
ランチ11:00~14:00(L.O13:30)
ディナー17:00~22:30(L.O22:00)
定休日:毎週火曜日・第3水曜日
席数:10席

2016年2月のベストマスター
有限会社藤丸 むとう呉服店

武藤 修マスター

 花園銀座商店街の老舗「むとう呉服店」の専務取締役・武藤修さん(41)は、着物が似合う三代目。

 社長の父と事務をこなす母と共に店を切り盛りし、物腰が柔らかく、イケメンな若旦那。小樽市商店街振興組合連合会青年部部長や昨年9月の小樽アニメパーティー実行委員長も務めた。

 子どもの頃から、家業の呉服屋を見て育ち、読書が好きなおとなしい子どもだった。その反面、自転車やスキーを楽しんだりスポーツも大好き。小樽潮陵高校を卒業後、札幌の大学へ進学。数々のアルバイトも経験した。

 大学卒業後、家業を継ぐという一大決心をし、お得意様や仕事の引き継ぎで、1年間はびっしり仕事漬けの生活だった。

 武藤さんの仕事は業務全般で、呉服屋という仕事の内容は特殊。反物は、購入されるとのりを落とすため、加工業者へ届ける。付け下げや訪問着などは柄を合わせたり、どの位置に柄を持ってくるか、着物をどう仕立てるか、裏地や付属品はどうするかなど、お客さんの要望などを考慮して、仕立て屋と打ち合わせを行う。

 今年でこの道19年目となり、祖父・父の代からのお客さんも多く、皆さんに支えられここまでこれたと感謝の気持ちを忘れない。

 「着物を着ると背筋がしゃんと伸び、日本人らしさ、男性は男らしく、女性は女らしい所作になるのが、着物の魅力」と語る。

 反物の販売はもちろんだが、帯や帯締め・帯揚げなどの和装小物のコーディネートも行う。また、祖母や母の着物を処分する時の相談も受けている。

 昔からのお客さんのタンスの着物を処分する相談を受け、当店から購入の200点以上を、じっくり時間をかけて1枚ずつ調べ、その中から10点以上を仕立て直して甦らせたエピソードも。

 最近は、呉服屋や加工屋などの着物関連業種が減っていることに不安を感じているが、これからも店を継続し、若い世代に着物を提供する使命があるという。

 仕事に打ち込む日々の中、休日には、野球やマラソンを楽しむそうだ。運河マラソンや札幌マラソンのハーフに出場しているスポーツマン。

 武藤さんは、「詩吟や琴などの和の伝統文化を大切にし、着物へも興味を持ってもらいたい。手軽に着れる浴衣もあり、女性のみならず男性の方にも着物を着てもらいたい。着物の良さを伝える力になれればと思う」と着物をPRした。

有限会社藤丸 むとう呉服店

小樽市花園1-10-1 花園銀座商店街
電話:0134-22-4488
FAX:0134-022-3366
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日

2016年1月のベストマスター
トーイズスウィート

神野(かんの) 修平マスター

 東雲町出身、堺小学校・菁園中学校・千秋高校(現小樽工業高校)と進み、「頭悪かったんで、潮陵高校には行けなかったんですよ。うちの兄弟はみんな潮陵なんですよ。東雲町の水天宮さんの階段の脇の小樽聖公会堂の近くが実家で、繊維の神野として知られていた。うちの親父は、みんな札幌に出て行くのに、自分が小樽から出て行くと、小樽がだめになると言って、最後の最後まで小樽に残っていた気骨の人だった」。

 「サウンドオブミュージックっていうジュリー・アンドリュースの映画があって、中学の頃かな。ものすごく強烈に残ったんですよ。その後、俺もこんな豊かな自然のあるところに行ってみたいなぁとずっと思ってて、それはスイスってイメージだったんです。実際はオーストリアだったんですが、“俺スイスに行きたい!”ということが、頭の中に残っていたんですね。その時はコックになるなんて全然思ってなかったんです。スイスは行きたいってずっと思ってたんで、絶対行くぞと頭に刻んでいて」。

 高校を出てから、東京に。「中学からバレーをずっとやっていたんで、推薦で拓殖大学へ行ったんです。バレー推薦で入って、行ったらスゲイ学校でね、バレーを続けるつもりも無いから、それで結局、半年で辞めちゃって、その頃親父が死んじゃったんで、いろいろ人生が変わっちゃって。大学辞めて翌年に、やっぱり料理やりたいなと、YMCAというホテル学校に入ったんです。

 その学校実習でホテルに行かされるんですよ。その頃に知り合ったのが、横浜の北原照久(ブリキの博物館長)。知り合うきっかけを作ったのは、その当時、四谷のスナックでアルバイトしていたら、ふらっとその店に入ってきたのが作曲家の浜圭介だった。とんでもなく大変な時代で、彼はギター1本持って、札幌から出てきて、本当にどん底だったんですよ。その時、僕と巡り会って、『お前どこだ』『小樽だよ』って、それからすごく話が合って、で、お互い頑張ろうなって。何頑張るのかよく分かんないけど、で、『すごく良い友達がいるから、今俺が居候している家がすごくいいとこで、北原っていうやつがいるから紹介するから』いうことで、紹介してもらったんですよ」。

 「YMCAで実習がある時に、北原の親父が観光業やるんだからって、勝手に実習さぼってそっちに行っちゃって、帰ってきたら学校の規則に反するってことで、首になっちゃったんです。珍しいらしいですよ。別に辞めたくなかったんですけどね。

 東京にいる義兄(姉の旦那)が、こんなことしていたらだめだってすごく怒って、自分の仕事関係でレストランの仕事を見つけてくれて、そこで2年間くらいいたんですよね。その後、北原のヒュッテにコックとして入って、がんばって、そこでまた巡り会いがあったんですよ。

 出会ったドイツの人が、ヨーロッパのシュピーゲルっていう雑誌のアジア局長をしていて、お母さんが日本で生まれて、日本語ベラベラで、すごい人なんです。その人が怪我をして、ネコに引っ掻かれて毒が回って、それを北原と2人で、夜中に彼の車で病院に連れて行って、先生を叩き起こしたのに感激して、『もし東京に帰って来たら必ず寄りなさい』と言ってくれたんです。でもその時も頭の中は“スイス、スイス”だった。スイスに行くんなら、ドイツ語を勉強しないといけないと、彼の奥さんにドイツ語を教えてもらって。なんにも分からなかったんですけど。で、行く手配を取ってもらったんです。

 彼の知り合いに、本当に幸運だったんですけど、労働ビザとか全て取ってもらって、飛行機代も出してくれて。その代わり、部屋付きで給料は安いですけど、全て面倒見てくれて、シュトゥットガルトからちょっと離れた車で20分くらいの古い街のレストランを紹介してくれて」。

 「ドイツははじめ、3~4年だと思うんですよね。それからいろんな人達に話をして、なんとかスイスにって、でも、まずフランス料理ですから、フランスに行きたいと思って、いろんな人を紹介してもらって、それからオーストリア行って、ウィーン行って、それからスイスに」。

 「はじめはグリンデルワルト。アイガーを毎日眺めながら暮らしてた。ホテルはバーンホ、電車のすぐ横の。部屋はホテルの屋根裏でちっちゃい。屋根裏に住んでて、寝ると窓が下にあるので、ベットより低い、屋根裏だから。窓から見るとアイガーがババーンと。そこに1シーズンいたかな。それからロンドンへ。契約書を交わして。現地の人達がみんな助けてくれて、希望を出すと、全部やってくれる。僕が出来ないから、周りがいろんなことをやってくれて。バックアップしてくれて、ちゃんと契約書も取ってくれて、労働許可も取ってくれて。ロンドンではヒルトンに。

 もう29くらいですかね?その間ヨーロッパを点々として。ロンドンに行って、またとんでもない出会いがあって。日本からハンディキャップスキーの子が1人で来たんですよ。人を介して。ひろし君て言うんですけど、サリドマイド児ですが、スキーがめちゃくちゃうまくて、日本で優勝してワールドカップへ行く時に、イギリスに立ち寄ってそれからスイスに入りたいんだけれども、つてがないってことで、知り合いを通じて、僕のところにそういう話があって。そして、スイスに一緒に行こうということになって。その時にスイスのスキー場に、ハンデキャップスキー協会の女性の会長さんがいらして、その方もハンディキャップのある方で、スキーが世界的に有名な方で、その人が面倒を見るということで、僕はそこに行って、その時、そこに仕事は無かったんですけどね、その方が色々やってくれて、近くのホテルのオーナーが、色々事情を聞いてくれて、まず全部労働許可を取ってくれて、珍しいですけどね、働く先々で労働許可を持っているのは、その当時あり得ないですよね。

 それからベルギーのヒルトンへ紹介され、それも紹介状から全て必要な契約書類全てを揃えてくれて。次に、ジュネーブに最高級のヒルトン作るという話をもらい、No.2で行きました」。

 「東京にいる時から、兄貴みたいな人がいてその人の奥さんの妹と、21、2歳くらいの時から知っていて、日本に帰って来て、お互いにひとり同士だったから結婚。ずっと付き合ってたわけではなく、再開した時にお互いひとりだったから。

 ヨーロッパにいる時は、結婚なんて考えられないもの。戦いだから。毎日が戦争みたいなもので、恋愛なんてしている余裕は無かった。外国人との戦いですよ。つぶされちゃうから、ただ力を発揮していけば、いろんな人が認めてくれると日本人より親身になってくれるから。怠けて狡かったりすると裏切られてだめですね」。

 「30歳を過ぎて、何となく日本に帰りたいなと思っていた時に、『札幌に京王プラザが出来るので戻ってくるか?』という話をもらって、3年か4年いて、そして独立したんです。36歳ぐらいで独立して、札幌の後楽園ホテルがある隣りのマンションに、レストランをオープン。店の名はトーイズ。これは横浜のブリキのおもちゃの北原と、昔男3人で夢見ていた時に考えて、彼は彼で物件を探していたんだけれども、高くてなかなか出来なくて、ただ知り合いの中でぼろ屋があったんで、友人で、お化け屋敷みたいなのがあるけれどということで探して、今の元町の、本当にひどかったんですけどね、仲間が集まってみんなでペンキ塗って、掃除して、やったのがスタートです。彼もそんなにお金がなかったから、実家の遺産も放棄しちゃったから。奥さんの保険で借りてのスタートです。彼は1ヶ月前にオープンして、僕は札幌で1ヶ月後にオープンして、同じ名前にしたんです。協力し合って。ロゴ関係も向こうで作ってくれて」。

 「10年くらいずっとやってて、それからレストランの隣りでケーキの店もやり出した。百貨店の依頼があったんで、丸井さんやったり、なんだかんだ広げていって、手稲にも西友さんっていうのがあってそこでやったり、ケーキの店を店舗拡大していって、札幌の西岡にも店舗を作って、8店舗くらいやってたら、だんだん本当にヤバくなっちゃったんで。

 売上も多かったけど、人も多かったから、銀行はお金貸すし、イケイケドンドンでやったんだけど、これ~ヤバいなーと思っている時に、あるお客さんが、M&Aの話を持って来てくれて、でもやだなと思っていたんですけど、これも不思議なもので、うちの会社のバランスシートを、銀行にいる親代わりの義兄が一応、監査役をしてたので、見てもらったら『これはだめだ、危ない』ということで、自分の銀行とは別に、『後輩で力のあるやつが、札幌支店長で来ているからそれに相談しろ』ということになって。その銀行が仲に入って、M&Aで飲食店をやりたいというオーナーに話が繋がっちゃったんですよ。減少増収などをして都合3年ほどやって、朝里のここだけにしたんです。スタッフもみんな譲渡し、合併した時の銀行の借入は一切合切処理してくれて、今現在は何もなし」。

 小樽の中でも雪深い朝里は、不便ではないかと尋ねると、「全然都会。スイスなんて本当山の中だもん。ここは最高ですよ。もっと奥に行きたいくらい」と笑顔で答えた。

 2015年11月1日からは、朝里のケーキ店の2階で、ランチだけを提供するレストランも始めた。メニューはヨーロッパ修行で培った、肩ロースをトマトとバジルでさっぱり仕上げたポークのトマトシチューと、アメリカンソースに生クリームを贅沢に使った海の幸のクリームシチュー各1,000円(税込)、長時間かけて煮込んだ定番の濃厚なデミグラスのビーフシチュー1,600円(税込)の3種で、共にパンまたはライスとコーヒーが付く。野菜のマリネサラダと、1階のケーキ店とは趣が違う、シェフ特製のデザートが、300円追加で楽しめる。

 1948(昭和23)年生れの67歳。妻と犬2匹・ネコ1匹と暮らす。

トーイズスウィート

小樽市朝里川温泉1-306-36
電話0134-54-0501
ランチ
営業時間:11:30~14:00
定休日:水・木曜日
菓子工房
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日