清野 秀男マスター
山形県遊佐生れ。建築業を営んでいた父に連れられ、一家で小樽に住む。量徳小、住吉中と、小樽で育つ。中卒後、手先が器用だったので、東京へ職人修業6年間。21歳の時に小樽に戻り、江差亭を紹介され、板前修業を12年間。この間、2年間は京都で料理修業。もっと京都に居たかったけど、江差亭のオヤジさんに呼び戻された。
カウンターで杯を傾けていた江差亭の干場豊さんは「この子は頭の回転の良い子だった。市場をあっちこっち連れ歩いたり、遊びにも連れていった。オレの仲人1号だ。真面目な気性だし、研究熱心だし、オレのことも心配してくれる。うちの店の秘蔵っ子だよ」と話す。
清野マスターも「江差亭のオヤジさんとの出逢いが、人生のこういう流れになっており、運命的な出逢いだった」と、師弟の話は尽きることがない。
花園に山海料理の店を出して、すでに18年。奥さんと2人で経営する料理人。一男一女の父。52歳。江差亭出身の花園にある3店と刺激し合って、仲間3人が伸びていけばいいという、仲間想いでもある。