ベストママ

2013年4月のベストママ
カラオケ ゆみちゃん

杉江 裕美子ママ

 緑町にあるカラオケスナック「カラオケゆみちゃん」のママ・杉江裕美子さん(62)は、小樽市塩谷出身。海あり山あり大自然の中、活発でおてんばな女の子だった。結婚するまでは、塩谷で過ごし、緑町へ嫁ぐ。3人の男の子を育て、子育てが終わった頃の平成2年に、みんなを楽しませる憩いの場にしようとカラオケ店を開店した。

 最新のカラオケ機器を使用し、音響抜群!、歌いやすいとお客さんに好評。1曲100円で、財布に優しいリーズナブルな店と評判。お通しを充実させ、お袋の味・家庭の味を提供し、これもまた人気のひとつ。歌も文化、美味しい料理を楽しみながら、歌を歌い、知らない者同士でもすぐに友達になり、馴染みやすい店と親しまれている。

 杉江さんも歌が大好きで、大月みやこや天童よしみを十八番に、通る美声を聴かせてくれる。店名にカラオケと付くが、カラオケ通じゃなくても大丈夫。歌が苦手でもここへ来て、みんなの歌を聴いている内に、いつの間にか歌えるようになるそうだ。

 杉江さん以外にも実力派の常連さんが大勢で、プロ並みの歌声を響かせている。個性的な客も多く、まわりを盛り上げてくれている。季節に合わせたイベント(新年会・花見・クリスマス会)を開き、パークゴルフ大会を催したりと、地域密着型の憩いの場となっている。近所の常連さんは、「第2の青春の場」と楽しそうに答えた。

 お客さんによく言われるのは、「ママは天然!」だそうだ。かけてもらいたいと曲名を言っているのに、何のことなのか分からず、うっかりしたことも。ママの天然が、店の雰囲気を和ませている。

 今後やりたいことは「今まで通り、お年寄りも含め地域の方にここへ来て楽しんでもらいたい。花園まで行かなくても緑町界隈で楽しめる店になれば良い」と話す。

 心置きなく歌って楽しめ、ママの天然に癒され、今日も緑町でアマチュア歌手が演歌を熱唱。ママの笑顔がみんなの笑顔に繋がり、ホッとできる憩いの場「カラオケゆみちゃん」のママは緑町のアイドル。

 2時間歌い放題1,500円で飲み物付き(ビール除く)、宴会予約も20名まで受け付ける。

カラオケ ゆみちゃん

住所:小樽市緑町2-6-6
電話:0134-25-6615
営業時間:18:30~23:00
定休日:日曜日・祝日

2013年3月のベストママ
カットサロン・クボ

久保 美和子ママ

 美容室「カットサロン・クボ」を経営する久保美和子さん(59)は松前生まれ。子どもの頃から松前城を見て育った。

 大自然の環境で育った美和子さんは、まさに自然児だったという。手先が器用だったこともあり、札幌の美容専門学校へ入学、美容師の資格を取得した。結婚後、小樽に住み、3人の子どもをもうける。「いつかは開業」を目標に仕事に励み、昭和61年、美和子さん31歳の時に念願だった店を持ち、現在の場所に移転してから15年が経つ。

 小樽の女性を美しく、コーヒーを飲み週刊誌を読みながらゆったりできる店を心がけている。お客さんとの付き合いは長く、3世代との付き合いがある家族もあり、奥様からご主人、お孫さんまで来店し、良い関係を続けることで張りが持てるという。固定客は末永く、新規のお客様も大歓迎!

 店内は、アットホームな雰囲気で、幅広い話題が飛び交い、小樽の美味しい店情報も得られる。お客さん同士も友達になり会話が弾み、サロンのような雰囲気。店内の家具にもこだわり、デンマーク家具を使い、店内には、定期的に届けられる生花がいつも生けられており、華やかな雰囲気も楽しめる。

 お客さんと会話をしていても、一瞬も止まることのないプロの手技で、希望通りに仕上げていく。次のお客さんがお茶を飲みながらくつろいだ様子で待っている。仕事を離れると、趣味はカラオケ、食べ歩き。健康に良い食事に関心があり、ネットでのお取り寄せも注文する。たまには非日常的なことをして、自分にご褒美を与えることも大事だという。

 今後の夢として、喫茶店と美容室を融合したような、健康的な食事を提供し、みんなを笑顔にする店にしたい。

 8年前から、努力家で接客も上手い息子の敬規さん(30)が、美容師として一緒に働き、母親なら誰もが夢見る理想の親子関係が感じられる。

 パワフルで明るい久保さんは、心身ともに綺麗に変身させる魔法使いの美容師。「カットサロンクボ」のママ。

カットサロン・クボ

住所:小樽市緑2-3-6
電話:0134-32-9267
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週火曜日・第3日曜日

2013年2月のベストママ
CRAFTWORK

山田 育子ママ

 小樽在住の手作り革バックオリジナルブランド「CRAFTWORK」代表の山田育子さん(59)は、小樽生まれの小樽育ち。窓から石狩湾が見渡せる奥沢の自宅工房で、日々製作に励んでいる。

 山田さんは、小樽桜陽高校を卒業後、札幌の短大を卒業。やりたいことは何かと考えた時、母が革工芸を趣味にしていて、小さい頃からずっと作業の様子を見てきた。自分もやってみようと、革工芸の整った環境でスタート。母から教わることも多かった。10年間は、革工芸を学び、36年が過ぎた。30年前から、自宅工房で教室を開き、道新文化センターの講師も務めている。

 自宅が工房とあって、製作にかけられる時間は、いくらでも費やすことができた。常日頃、バックに対してのインスピレーションを閃かせ、オリジナルの発想で製作に励む日々。常に向上心を持ち、切磋琢磨している。時には、何を作ろうかと悩むこともあると言う。

 素材は、主に牛革・山羊・羊・豚、また爬虫類の革を使用し、既製品にはない手作りならではの染色をしたり、編む、折る、彫るなどの各種技法を施す。36年間の積み重ねが、バリエーションを活かた職人技として作品に滲み出る。

 近年、特にファッション性が高くなってはいるが、飽きのこない作品や、シリーズで人気があった作品、リバイバルもあり、さらに流行への敏感さも必要。

 2年に1度展示会を開催し、新作バック30点を発表。小物も展示販売し、注文も受け付けている。展示会を楽しみにしている長い付き合いのファンも多く、最近では、若い世代のお客さんも増えている。

 バックや小物の他にアクセサリーも製作。「たまゆらレザーペンダント」は、革紐を編み込んだペンダントトップに、長さ調節が自由な革紐をつけ、色の種類も多く、Tシャツやセーターの胸元を演出。山田さんだけが作る「CRAFTWORK」オリジナルの人気商品となっている。

 山田さんは、「36年間も続けることができたのは、革工芸が好きで天職だと思う。これからも体の続く限り製作していきたい」と話した。

 工房には、所狭しと工具や染料が置いてあり、まさに職人工房。たまゆらペンダントをさりげなく身に着け、優しく微笑みながら36年間を振り返ってくれた「CRAFTWORK」代表の山田さんは、素敵な小樽の革工芸作家。

CRAFTWORK

小樽市奥沢1-5-15
電話:0134-22-8725

2013年1月のベストママ
Demi (デミ)

伊藤 あきこママ

 花園に自分の店を構える「Demi(デミ)」のママ。伊藤あきこさんは31歳の独身。

 小樽に生まれ育ち、思ったことをすぐ口にしてしまう、喜怒哀楽の激しい頑固な子どもだったと言う。18歳で花園デビュー。母のスナックを手伝い、当時、姉も手伝っていたので、仕事を教えてもらった。19歳でススキノへ。26歳の時小樽へ戻り、また花園で働く。2011年3月8日に当店をオープン。震災の3日前だった。

 店を持とうとは一切思わなかったが、今の店を母の援助でオープンし、ママとなった。

 ママとなり始めて感じ分かることが多かった。仕事量の多さ、スタッフやお客さんのこと、全てが手探り状態でここまで来たそうだ。

 店内は、ダークブラウンと白で落ち着いた雰囲気を大切にしている。目指すはバーの雰囲気。落ち着いたゆったりとした中で、お酒を楽しんでもらいたいという。

 好きなことはゴルフ。19歳の時、「お付き合いで必要」と母にゴルフを勧められたが、はまってしまった。休日は必ずと言っていいほどゴルフをしているが、冬はゴルフが出来なくて残念でならない。

 小樽へ思うことは、「生まれ育った町、小樽を好きなひとり。花園の良い時代を知らないので、今の状況で頑張っている。また、小樽は、良くも悪くも人との関わりが深い。」

 これからの夢は、「もっと思い描いているバーのような店に近づけ、自分の知識を増やし、お客さんとの会話の中身を大切にしたい。まだまだほど遠いが」と話す。

 この日は、着物姿で登場。着付けはもちろん自分で、着物と洋服を交互に、おしゃれを楽しんでいる。着物姿が艶やかな花園美人ママ。

Demi (デミ)

小樽市花園1-12-2 伊藤ビル1階
電話:0134-33-9788
営業時間:18:30~24:30
定休日:日曜日・祝日

2012年12月のベストママ
健康応援社

小林 恵里子ママ

「歩ける足を確保しよう!」と、市内銭湯で健康教室を開いている、健康応援社の小林恵里子さん(55)は、釧路出身で、札幌在住。子どもの頃から元気で明るく、くよくよ悩まない性格で、現在も子どもの頃のままという。

25年間、札幌でスイミングスクールのインストラクターをしていたが、7年前に小樽サンフィッシュを会場に、高齢者を対象とした元気作りのための健康教室を開いている。

インストラクター時代から、マニュアルに沿った決まりきった仕事ではなく、人のぬくもりを求めた仕事をしたいと、強く思い描き、2年前に健康応援社を設立した。小樽の銭湯を利用して、誰もがいくつになっても歩ける足を確保し、自分が元気になったら、人のために役立つことを目標に指導している。

市内の大正湯、神仏湯、小町湯の3会場と札幌、寿都(夏季のみ)で教室を開き、水・木・金・土、1レッスン1時間。現在小樽では、60歳から80歳までの会員180人。教室では、入院した時にもできるようにと、銭湯の脱衣所で、寝ながらの筋トレ、手先・足先の血行を良くするための足湯、水中での水中筋トレとバランス感覚を身につけることを指導。週1回でも2回でも自由に選べる。月4回で2,500円(別途入浴料
)。

今年の10月には「女川・小樽絆つくり隊」を結成し、会員23名が被災地の住民70名へ足湯ボランティアを行い、大変喜ばれた。小林さんは、「人に親切にし、絆はどこでもできる。たまたま、女川を選んだ。弱者が元気になれば、地域が元気になり、北海道が元気になり、日本の復興に繋がると考えている。人の元気を、水のように循環させたい。元気をばら撒くと元気が自分にも帰ってくる。仕事もボランティアも大切さは同じ」と話す。

来年2月の「小樽雪あかりの路」に向けて、絆を強めようと全員参加型のイベントを考案中。“ふるさと”をテーマに、手話、ハンドベル、ハーモニカ、朗読劇を予定している。

元気で明るく、みんなの気持ちを温かくしてくれる小林恵里子ママは、おふろ仲間の会員達のあこがれの的。今日も元気を循環させている。

健康応援社

小樽市稲穂5-19-22

0134-61-1342

2012年11月のベストママ
ヨガスタジオ複合店 SHANTI

北上 千鶴ママ

 JR南小樽駅前通りに今年5月にオープンした、ヨガスタジオ複合店「SHANTI(シャンティ)」の代表・北上千鶴さん(34)は、小樽生まれの小樽育ち。

 子どもの頃は、人見知りする子だった。札幌の高校へ進学、北海道ドレスメーカー学院を卒業し、ホテルへ勤務。26歳の時に、ストレス解消のためヨガ教室へ通った。2~3年が経った時、まさかの効果に、だんだんヨガが面白くなっていった。資格を取ろうとは思っていなかったが、ヨガ講師の勧めもあり、資格試験に見事合格。

 資格取得後、場所の提供と教室を開くように勧められ、知識を自分のためだけでなく、他の人にも広めようと、3年前からヨガ講師となった。習うのと教えるのとでは大違いで、戸惑いを感じたこともあったが、なんとかここまで「Yogaー道」ヨガサークルを経営していきたという。

 繊維問屋をリニューアルした店舗の1階は、10月のママで紹介した母の智子さんが営む創作服販売店「つむぎ乃」で、2階がヨガスタジオになっている。1週間で6教室あり、20歳代から80歳代までの老若男女が通う。1時間半コースのハタヨガ(姿勢と呼吸法を中心としたスタイルで、ヨガの元祖と言える)で、体のゆがみを正し、心のゆがみも解消する。

 ヨガの効果は人ぞれぞれで、痩身・肩こり・睡眠と、気がついたら効果があると言われる。北上代表自身は、「息がしやすくなった。生きやすくなったということです」と話す。

 ヨガは、ポーズだけではなく体内の活性化も必要。そのためには食事からと、マクロビオティック食品(有機栽培や自然食品、玄米菜食)を販売し、「YOGAー道」の他に、気功教室、マジック講座、朗読サークル、編み物カバー教室などをプロデュースし、ヨガサークルの合間に専門講師を招き開催している。

 ヨガの世界は奥深く、まだまだ未熟者だと努力を惜しまない。現在も講習会へ参加し、より上を目指している。北上代表は、「人にヨガを教え、自分も学ぶことが多く、生徒さんも自分にとっては先生。人生の勉強になり、それを仕事にでき幸せだと思う」と話す。

 「小樽の皆さんに元気になってもらいたい。小樽への活性化に繋げたい。ここへ来て興味あるものに出会い、楽しんでもらいたい」と話す。ヨガ仕込のスタイル抜群、心と体にも効果が現れるという「Yoga-道」の北上千鶴さんは、すてきな笑顔の小樽っ子。

ヨガスタジオ複合店 SHANTI

小樽市住吉町10-1 南小樽駅下通り
Yoga-道 (随時 生徒募集中)
月・水・金:19:30~21:00
火・木:10:30~12:00
水:13:30~15:00
電話:0134-64-5278

2012年10月のベストママ
創作服販売店 つむぎ乃

北上 智子ママ

 JR南小樽駅下通りの繊維問屋の店舗をリニューアルし、今年5月にオープンした創作服販売店「つむぎ乃」のオーナー北上智子さんは、群馬県生まれで小樽育ち。現在は市内桜町在住。

 チャレンジ精神が旺盛で、物を作ることが子どもの頃から好きだった。洋裁、和裁、編み物、着付け、茶道、華道と稽古事が大好き。着付けは師範の資格を持つ。息子と娘には、手作りの服を着せていた。

 エプロンのままで出かけられるようにと「お出かけエプロン」を製作したのが始まりで、着物や帯から服をデザインし、顧客の要望やサイズに合わせ、オーダーメイド販売をしている。舞台などの衣装も頼まれデザインしている。店内には、エプロン(3,000円~)や、着物生地を利用したオリジナル傘(9,800円~)やコート、エルメスのスカーフを織り交ぜたジャケットなど、個性ある作品がずらりと並ぶ。

 東京や千葉、群馬などのギャラリーでも販売し、札幌大通美術館、札幌グランドホテル、各デパートの催事の職人展へ出展販売している。以前は、自宅で工房を開いていたが、いつでも気軽に来られるように店を持った。店を構えてからは、出張を控え、商品だけが東京へ行き、販売されている。

 北上さんは、「店を持つと色々な方と出会い、デパートでの7日間の催事では味わえない、お客さんとの意思疎通ができるこようになった」と話し、また「一生に1点満足するものが、今だに出来ておらず、目指しているその1点を作りたい。職人さんは、みんなそうだと思うが、これ以上のものはないと思えるほどの出来栄えの作品が出来たときに、最高の満足ができると思う」と向上心も旺盛。

 心豊かで若々しく可愛らしく、こんな女性になりたいと誰もが思ってしまう、「つむぎ乃」の素敵なママ。

創作服販売店 つむぎ乃

小樽市住吉町10-1 南小樽駅下通り
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日
電話:0134-64-5278

2012年9月のベストママ
スナック a.Cocoro

松田 昌子ママ

 小樽花園通称スパル通りにあるスナック「a.Cocoro」のママ。

 小樽に生まれで、小樽から出たことのない生粋の小樽っ子。現在22歳の店を手伝う娘と20歳の息子の母でもある。育児をしながら仕事をこなし、子供たちも成人し、やっと手がかからなくなり楽になったと言う。

 ママになる前は、姉の店(花園)を10年くらい手伝っていたが、姉の都合で閉店することになった。閉店と就活時期が重なった、当時18歳になった娘から店を手伝いたいと、2009年4月に「a.Cocoro」をオープンさせ、今年で4年目となる。

 「いろいろな方と出会い、知り合いになり、交流ができることがこの仕事の特権よ」と、ママ稼業に勤しむ。休日は、ゆっくり休み、普段できない家事をこなしていると言う。

 9年前からゴルフを始め、ゴルフ関係のお客さんも多く、暇があればゴルフに付き合う活動的なスポーツウーマンでもある。

 「スタッフの20~23歳と若い子達の力で、店を盛り上げてもらい、花園を元気付けたい。他のスタッフは交代で、娘と私は毎日出勤している」と、一見親子には見えないが、仲が良い2人の息の合った接客で、常連客の笑いがはずむ。

 花園町美人親子経営の「a.Cocoro」松田昌子ママ(40)。

スナック a.Cocoro

小樽市花園1-11-21
営業時間:19:00~25:00
定休日:日曜日・祝日
電話:0134-34-8018

2012年8月のベストママ
ViVi ヴィヴィ

伊藤 結真ママ

 花園1丁目の第2小川ビル1階に、今年5月にオープンした「ViVi ヴィヴィ」のママ・伊藤結真さん(22歳)は、北海道北広島生まれで、7年前から小樽に住む。花園界隈で働き、昔から自分の店を持ちたいという夢を実現させ、日々頑張っている若手のママ。

 「ヴィヴィ」とはラテン語で、人が集まる場所、酒場を意味する。

 店内は、赤と黒のツートンカラーですっきりとまとめ、ママのセンスが光る。

 平均年齢20歳の樽っ子スタッフ7名が、週末にはフル活動(平日5名)で、とびっきりの笑顔で出迎えてくれる。

 店の特徴は?と聞くと、「かわいい子ばかりで、明るく楽しくフレッシュな雰囲気でお酒を楽しめる」という。25~30席あり、5名以上で90分飲み放題3,000円のコースもある。

 「ママになって、仕事が楽しくてやりがいがある。辛いことはない!あっという間の3ヶ月。花園で楽しくお酒を飲んで、街を活性化させたい」と話す。

 ママの趣味は、旅行、映画鑑賞、ドライブ。最近では、京都旅行へ行き暑さを体験した。22歳の若さでしっかり者。店の女の子からも慕われ、スタイル抜群の「ViVi ヴィヴィ」のママ。

ViVi ヴィヴィ

小樽市花園1丁目9番26号 第2小川ビル1階
電話:0134-24-3399
営業時間:20:00~26:00
定休日:日曜日

2012年7月のベストママ
アンディアモ

熊谷 明美ママ

 小樽静屋通りに、イタリアンレストラン「ANDIAMO(アンディアモ)」がある。

 「アンディアモ」とは、イタリア語で「みんな一緒に行きましょう!」の意味。そのオーナーシェフ熊谷明美さん(47)は、小樽出身。料理が好きだったこともあり、20歳過ぎに、東京のレストランへ勤め始めた。その後、幾度かイタリアに渡り、有名店での約4年間の修行を重ね、本場の味を身につけ帰国。

 小樽を離れて年齢を重ねるうちに、山あり、海あり、食べ物も美味しい小樽の良さに気付き、戻ろうと決意した。小樽静屋通りで開業し、本場イタリアの味を提供し続け、今年で3年目に入る。

 おススメは、石釜焼ピッツァ。石釜は400℃以上の火力で、外はパリッと、中はもちっと、2分半程度で焼き上げる。プロシュット(生ハム、トマトソース)のピッツァが人気。生地もソースも手作りで、パスタも手打ち、フォカッチャも焼きたてを提供。こだわりを感じる。

 ランチメニューは、パスタとピッツァをチョイス、ドリンク、サラダ、デザートと組み合わせ自由。夜のメニューは、コースとアラカルト。カウンター5席、テーブル席20席、半立食で30~40人の貸切も出来る。

 ワイン好きのオーナーが揃えたイタリアワインを中心に、世界のワインを楽しむことができる。

 「なるべく北海道の食材を使用し、独自のテイストを盛り込み、幅広いお客様の要望に答えていきたい。小樽で店を持って良かったと思う。みんな温かく恵まれている」と話した。

 白いコックコートがシェフの貫禄を醸し出し、笑顔がキュート。厨房の仕事姿にファンも多い。

アンディアモ

小樽市稲穂2丁目16-11
TEL&FAX:0134-33-3733
営業時間 :11:30~14:30
17:30~21:30 LO
定休日:月曜日

お店のHP
2012年6月のベストママ
創作家庭料理 まり食堂

竹村 摩理子ママ

 産業会館(稲穂)裏のネパール茶屋2階に、創作家庭料理「まり食堂」がある。

 平成22年7月にオープン。店主であるママは、竹村摩理子さん(53歳)。自分でも野菜中心のご飯が食べたくて、料理することが大好きで、この店を始めた。

 稚内出身で、18歳から札幌で就職。エステや飲食店の経営にも携わるが、8年前に小樽へ。堺町通りにある「花月堂」に勤務していた。

 同店は、野菜が主役のお惣菜屋さんで、客層は20代~50代の女性が多く、家で食べられるごく一般の惣菜ではなく、一工夫と少しアレンジを効かせ、心と体に優しい手づくり料理を提供している。

 米は、知人である余市の農家から直送の玄米を使用。野菜は、古平町のごめっこ農園から、家庭用に栽培した無農薬野菜を購入し、素材にもこだわっている。年齢的にも、体に良い物と考え、塩麹やぬか床、カスピ海ヨーグルトも自家製。

 日替わりランチ780円は、玄米ごはん、汁物、塩麹と玉ねぎソース、ニラと切干の玉子焼き、蕗・竹の子・ニラ和え等と、その日の旬の野菜を使ったメニューとなっている。夜の部のおまかせ夜ごはんは、ランチ+1品で980円と夜の惣菜セット5品1,480円。

 また、鶏もも肉と玉子とサーモンを燻製にしたり、蕗をピクルスにするなど、いつもと違った食べ方が新鮮で美味しい、酒のつまみに丁度良いセットなどが用意されている。コース料理は予約制で、和食中心の創作家庭料理2,500円。1品料理は、サツマイモのクリーム和え、玄米みそピザ、セリの白和えなど。

 店内を1人で切り盛りし、接客から調理まで全て竹村さんがでこなしている。「食べ歩いたり、料理を想像したり、いつも料理を考えている。一番美味しい物、体に優しい物、季節の物を取り入れることを大事にし、近郊の物を仕入れる。野菜は、なるべく丸ごと食べ、皮は干し野菜にして使用。健康に繋がるような料理を提供していきたい」と話す。

 提供される料理の作り方を尋ねると、気軽に応えてくれる。食に関する会話を楽しみながら、センス良く盛り付けられた創作家庭料理を味わってみる価値がある。

創作家庭料理 まり食堂

小樽市稲穂2丁目16番5号 丸岡ビル2F(産業会館裏)
TEL/FAX:0134-33-6826
営業時間:昼11:30~13:30、夜17:00~22:00
定休日:日曜・祝日・第2・4土曜

2012年5月のベストママ
スナック ベラ

田村 奈美ママ

 小樽生まれで小樽育ちの生粋の樽っ子。花園にあるスナック「ベラ」のママ。

 学校は「堺小学校、菁園中学校、札幌山の手高校、小樽女子短期大学です。店は2代目で、44年目。母が1代目で、まだ週に1~2度顔を出しています」

 短大卒業後は、マイカルのオープンがあり、2年間就職した。母の影響があって、社交ダンスに夢中になり、札幌のダンス教室に通って、競技大会にも出るようになった。ワルツが好きだった。父と母の勧めもあって、市内花園のスナックに5年ほど勤める。

 美人ママは、元ミス小樽も務めた。「14年前の1998年の第32代のミスおたるです。20才だったので、賞金50万円に目がくらんで出場したの。審査委員長が石原裕次郎さんの奥さんの石原まき子さんで、他の人はダメと言ったのを耳にはさんで、いけるかなと思ったの。まき子さんが石原プロに入らないかと、冗談でも言ってくれたの」

 獲得した賞金は、母に10万、父には1万を渡し、後の39万は貯金したと言う。「あの頃の小樽は人口も多く、ミスおたるの制服は、夏用と冬用があった。いろんな所に顔を出せて、いい経験になったのよ。今のお客さんもミスの時に知り合ったの。親子3代で来てくれているお客さんもいるのよ」

 結婚6年目で4歳の女児の母親。「ダンナとは店で知り合った。余市の人なのに、開店から閉店まで毎日来ていたの。もちろん、会計は普通に取ったわよ」と、大笑い。

 「母と娘の親子3代で、温泉に行くのが楽しみなの。ニセコ・定山渓・登別など月2回位1泊2日で行く。土日は高いので、日月で行くの。先週は、キロロに行ったばかりなの」

 最近のミスおたるには、生粋の小樽っ子がいないのが寂しいと言う美人ママは、ワインとダンスが大好き。小樽の夜を彩る34歳・今が旬のママ。

スナック ベラ

小樽市花園1-9-13
TEL:0134-24-9488
営業時間:19:30~25:00
定休日:日曜日・祝日