ベストママ

2005年3月のベストママ
スナック Misty ミスティー

会田 里砂ママ

 「小樽っ子だもの、スキーは得意よ。子供の頃から、天狗山・朝里・オンズのスキー場は滑りまっくっていたのよ。昔は、天狗山のダイナミックコースを下り、松ケ枝の道路をスロープ代わりに、人の家の庭を横切って、家までスキーで帰ってきたものよ」と一気に話し大笑いをする。

 入船育ちで、高卒後は2年間就職。アサヒビールのグルメランドやマリンウエーブのレストラン勤め。夜はアルバイトに精を出し、21歳の時現在の店を開店。以来12年目に入っている。

 この間に結婚もバツイチも経験。今は小1の息子と、3歳からやらせているスキーに行くのが楽しみという。

 「この11年間で、何が変わったかと言って、自分の身体が変わったのが気に入らない。12キロも太ったのよ!脂肪売ります!誰か買って下さい!」と、小さな店に屈託のない笑い声が響く。

 「21歳で店をオープンしてから、小樽から外に出たことがない。海外旅行が大好きで、サイパン、ハワイ、グアムには何度も行ったのよ。だけど小樽でやったスノーモービルで走り回ったことが楽しくて忘れられない」と、小樽が大好きなスナックママ。

 「女だけどオカマ風味なの」と笑い、はしご酒大会では、トラックの上に乗って景品を配るという。「お客さんみんなに、男じゃないのかとよく言われる。」ハキハキした語り口と笑い声が堪えない明るいママだ。

スナック Misty ミスティー

小樽市花園1-11-16
0134(27)4335

2005年2月のベストママ
リラクゼーションマッサージ“ゆらぎ”

油木 恵美子ママ

 高校生の頃、小樽の街で遊んだ記憶が今も懐かしい。都通りやサンモール一番街は、田舎の高校生には魅力的で、余市からバスに乗って毎日のように通ったという。

 積丹半島美国生まれで、マグロ漁師を父に持つ。お父さんは72歳の今でも船に乗り、積丹沖でマグロ漁に精を出す。「父の手の指、あれは太いのなんのって。もうバナナみたいよ。ほとんど化け物だね。あの手ではたかれて、鼻血が出てすっ飛んだこともある」と笑う。

 余市高校の時に小樽に来ると、都会に来た感じだった。人もすごかったし、いろんな店があり、買物・映画・喫茶店・マックなど、皆でだべっていた。

 高卒後、札幌でバスガイドに。ガイドの仕事はきつくて、1年で半分が辞め、2年でほとんどがいなくなるという。

 札幌ではいろんな仕事、ゴルフセンターやススキノで夜のバイトもした。あの頃はバブルで、チップの方が給料より多かった。あの頃は食べて飲んで遊んでで、本当に楽しかったと大笑い。24歳で結婚、一女を産むが、夫はガンで若くしてなくなる。

 マッサージの仕事は5年前に、札幌のエステ店で始めた。朝里川温泉に来たのは昨年9月から。リラクゼーションマッサージ“ゆらぎ”のママに。

 「肩幅がガッチリしているので、肩を削りたい。この肩は嫌だ。今日は駐車場の雪かきをしてたら、汗で化粧が流れ、ベロベロに剥げてしまった」と大笑い。

 明るい気さくな美人ママで、この手でアロマオイルマッサージをされると、癖になる人が多い。

 ドライブとカラオケが大好きで、よく娘さんと行くという。演歌も、高橋真梨子も、今井美樹も大好き。「夢をあきらめないで」「プライド」は、必ず欠かせないと明るく笑うエッコちゃんでした。

リラクゼーションマッサージ“ゆらぎ”

※閉店 小樽市朝里温泉2丁目 ゆらぎの湯2階
0134(52)0533

2005年1月のベストママ
寿司和食しかま

色摩(しかま) 久子ママ

 額の中央にいなせな豆絞りが、キリリッと巻かれて、寿司屋職人の心意気があふれる。板場で寿司を握る、全国的にも知られた女性寿司職人で、小樽の花銀通りにある寿司・和食「しかま」のママさん。

 積丹の入阿のニシン漁場の出身で、子供の頃からさかなに慣れ親しんでいた。小樽の仕出屋に6年間勤め、二十歳で職場結婚、子供2人を育てる。夫が独立して寿司店を開き、それからは、夫婦二人三脚で店の発展に力を注ぐ。

 昨年4月に、これまで借家だった2店舗を統合し、約2億円を投じ、自前の新築ビルに生まれ変わった。「やる前は心配したが、高齢化社会に対応したバリアフリー設備と畳にイス席の和室などがお客さんに受け入れられ、順調にいっている。お客さんににゆっくり食事していただけるように心掛けている」(色摩文孝社長)。

 結婚してから、夫である社長の手ほどきで握りだし、すでに30年近くが経つ。今では店の握りの半分位は握るというベテランでもある。「小樽は魚もおいしいし、住みやすい。子供のころの積丹より小樽が永くなって、小樽が好き」「自分の店だったから女性でもやってこれたが、女性職人として他の店で修業するのは大変で無理だと思う」。

「趣味は握り、生きがいは寿司」と言うママも、「娘が店を手伝ってくれる」と声をはずませる。この時ばかりは、女性寿司職人も母親の顔をのぞかせる。昭和23年生、今が盛りの小樽の寿司店の女将さん。

寿司和食しかま

小樽市花園1-2-5
0134(25)4040

お店のHP
2004年12月のベストママ
スナックカンパニー

若松 睦美ママ

 小樽花園のビルの2階のカウンター10席に、常連が集うスナック「カンパニー」のママ。手宮西小、石山中、昭和高校に。高校の時から付き合っていた人と20歳で結婚。25歳でバツイチに。「それからが青春だったね。」

 洋服店に勤めていると、店に来るスナックのママに、ウチに来ないかい。1日でも2日でも良いからと言われた。酒が飲めなかったので、夜の仕事は嫌で、死んでもやりたくないと思っていた。

 しかし、次々と店から声がかかり、スナック店で6年間の修業。そのうち、お客さんたちが応援してやるから自分でやってみたらと言われ、現在の店を平成6年3月にオープン。お金も預金もなかったのに、まだきれいだったからかなと笑う。それから10年が経った。

 「最初の店から知っている常連さんは、ママの体型は変わるな!お前はそのままで良い。絶対に痩せるなと言われる」と、太めの体型をゆすって笑う。

 「上品にオホホッなんて笑うとか、敬語でいらっしゃいませなんて言えないの。あら!いらっしゃい!くらいしか言わないの」と言うカウンターに常連が並ぶ。カラオケの歌合戦が始まる。ママの飾り気のない性格にアットホームな雰囲気が広がる。

 「小樽は離れられない。旅行をしてどんな楽しいことがあっても、やっぱり小樽が良い。明日雨降りだという時は、運河の匂いが上がってくると雨になる。駅の向こう側の食品工場の匂いもなつかしい」と、小樽の匂いが染みついている樽っ子だ。

 「店をやってこれたのは常連さんのおかげ」「ちょっと新しいスーツを着てくると、何かあったのかと聞かれる。私だって新しい服着たいでしょ!」「ちょっと変わっていると言えば変わっている店ですよ」と、ワハハと笑い飛ばす。昭和38年生れ。花園暮らし通算16年になる。

スナックカンパニー

小樽市花園1-8-11
0134-24-4819

2004年10月のベストママ
スナック立花

小池 美代子ママ

 花園ネオン街にスナックを開いて6年2ヶ月。「あっ、もうそんなになるのね。早いね。信じられない!」と、着物姿のママが振り返る。常連たちで賑わう、第2小川ビル2Fにあるスナック「立花」のママ。
夕張岳の麓の大夕張(おおゆうばり)の出身。小学校に上がるまで大夕張で育つ。父親の関係で、小学校を3回も転校。小4の時に小樽の天神小に入り、小樽生活に。住吉中、小樽商業定時制で学び、病院で医療事務を10年間やっていたという。お腹が大きくなって、この病院を退職。結婚・離婚を経験しながら、一女を育て上げた。

 魚が好きで、肉は食べられないという徹底した魚党。釣好きの常連客が届けてくれる魚を自分でさばく。

 花園では、最初に小さな店を1年2ヶ月。新しいビルが完成したのを機に店を移す。家賃の高いそんなビルに入ったって駄目になるからと常連客に言われたが、もう6年目に入ったと感慨深げだ。

 「店をやっていると、毎日いろんな人に会えるから楽しい」と言うママは、現在2年前から始めたゴルフに夢中だ。水商売の匂いを感じさせない優しい口調で話す。「年齢はもう大台に乗ったのよ」

 「あっ、ママそこに居たの。気が付かなかった!」と言って、常連がカウンターに陣取る。今夜も着物で応対するママの時間が始まった。

スナック立花

小樽市花園1-9-26 第2小川ビル2F
0134-32-2600

2004年9月のベストママ
Gallery Cafe チャイカ

井上 義江ママ

 都通のアーケード街の一角にある喫茶店「チャイカ」のママ。

 小樽生まれで最上町に住む、最上小、松ケ枝中、千秋高と進み、宝石デザイナーを目指し、東京の専門学校に。東京と千葉での生活を12年。結婚と離婚も経験し、人生をいろいろと考え直そうと、故郷の小樽に子供と2人で戻って来たという。

 30歳頃から絵画に傾倒し、個展やグループ展に出展、今でも毎日筆を執るという画家でもある。

 小樽に帰ってくると、小樽の良い面も悪い面も見えるという。何と言っても小樽の恵まれた自然が素晴らしい。海も雪も大好きで、小樽の春の芽吹きの凄さは、何十回経験してもついていけないほどだという。自然の良さの反面、小樽の人は外から来た人に、もっとオープンな気持ちでざっくばらんになった方が良いのではないかと疑問も呈する。

 描く絵画は、最初は人物や花とかの具象だったが、だんだん変わってきて、心象風景の抽象画になったという。今では青を基調とする抽象画に、小樽の海と空の青さが反映しているのではないかと思うと言う。

 音楽を聴くことも大好きというママは、なんとサイクリングが趣味で、小樽から函館まで30kmのスピードで12時間かけて完走したのが自慢という。細い身体の中に、絵画やサイクリングへの情熱がほとばしる。「今も自転車通勤よ。11月の雪が降るまで」と言うママは、長年勤めた喫茶店の経験を生かし、昨年1月から自分の店を都通りにオープン。店をギャラリーとして無料開放しながら、毎日人との新しい出会いを楽しむママに、次々と常連客が顔を見せる。昭和22年生まれ。

Gallery Cafe チャイカ

小樽市稲穂2-14-12
0134-23-0343

2004年8月のベストママ
スナック 大地

村上 友紀恵ママ

 花園3丁目に店を開いて8年目。週の大半を着物姿で通す。和服姿がしっとりとくるスナック「大地」のママ。

 小樽っ子で、高島小、北山中、双葉高へ。フェリー会社にOLとして勤める。2年間勤め、20歳で結婚し、娘二人を育てる。46年間の小樽暮らしだが、8年前にバツイチに。

 生活をしていかねばと、大型の運転免許を取得し、ダンプかミキサー車の運転手として、生計を立てようとしたこともあるという。

 アルバイトの出張サービスのコンパニオンをやっていたこともあって、運転手志望を取りやめ、スナックを開く。着物の方が楽という和服姿のママは、「とりあえずが、8年も経ってしまった」。

開店して1~2年は客が溢れて、客が客を呼んでくれて面白かったと笑う。

 趣味など特別になく、スポーツしている感じで店で動き回り、あとは身体を休めることが一番という。

 「きっかけがあればいつでももう一度結婚したいと、開店当初から50歳までには決めると言っていたのに、後4年しかなくなってしまった」

 「居心地が良いのか、二人の娘がなかなか出ていかないが、後は嫁に出すだけ」と、二人の娘に想いを注ぐママ。

 私はお客さんを積極的にリードするタイプではなく、受け身でお客さんの話を聞く側に回っている。「気軽にやるさ」

スナック 大地

小樽市花園3-2-11
0134-33-5148
(北観協・小樽社交組合加盟店)

2004年7月のベストママ
ラウンジ 風花

太田 敏子ママ

 5月13日に開催した第3回はしご酒大会で、ママを始め、店の娘たちがみんなバニー姿で客をもてなし、大いに注目を浴びた店ラウンジ“風花”(KAZAHANA)のママ。

 静岡市出身で、中学時代はピンクレディーのミーちゃんとケイちゃんと一緒だったという。ミーちゃんは幼馴染みで、ままごと遊びをした仲で、ケイちゃんとはバスケット部で先輩と後輩の仲。

 中卒後、体育の先生を目指し、日本女子体育大学付属高校に進学、東京で生活をする。しかし、女の先生のジャージ姿で化粧もしない顔を見て、体育の先生志望をやめ、高卒後は、大手化粧品会社に就職。

 美容部員として東京で7年間。この時に、スナックで意気投合した小樽出身のサラリーマンと、3、4回のデートで交際1ヶ月での結婚。主人が長男だったので、小樽に20年前にやって来た。子供が2人。

 子育て期間中は専業主婦だったが、小樽でも美容部員として19年勤める。東京での7年間を合わせると、28年間の化粧品会社勤めから、もう1回人生にチャレンジしたいということで、今年の3月に店を開き、もうすぐ4ヶ月という花園では新人ママだ。

 「はしご酒大会」では、店を憶えてもらうため、みんながやっていないことをやろうと、バニーガール姿を考え、札幌から貸衣装をを借りた。女性客の中からは、私も着てみたかったという声も多く挙がった。

 “チャレンジして、チャレンジして、チャンスを掴む”という3Cの言葉が好きで、「私は、いつも前向きのチャレンジャーなの」と、大きな瞳を輝かせ、明るい笑顔で会話を弾ませる48歳のママ。

 花園で開店してわずか4ヶ月のママだが、そのパワーが、今後の花園飲食店街に、大きな力を発揮しそうな予感が大。週末は着物姿という。(バニー写真はクリックすると大きくなります)

ラウンジ 風花

小樽市花園1-8-20
0134-25-7778
(北観協・小樽社交組合加盟店)

2004年6月のベストママ
スナック すてら

赤田 千恵美ママ

 旭川生まれ。6歳で小樽に。高島小、北山中、昭和高(現明峰高)卒後、小樽駅前の国際ホテルに勤める。ホテルの繁忙期でもあり、ホテル業務に忙しい日々を過ごす。

 20歳で嫁ぎ、男の子をもうけ、7年間の主婦業を終え、美容のエステシャンに。夜は花園でアルバイト。小樽最後の芸者さん喜久姐さんの“むかし茶屋”で修業の日々。右も左も解らず、裏方をやっていたが、いつの間にか小唄や端唄、都々逸などを覚える。「月謝泥棒よね」という。世間を知り尽くしている喜久姐さんとは、とても楽しかったと当時を振り返る。

 「のれんをくぐるのに頭から入ったら、牛さんみたいね。手を軽く挙げて入れば良いのよ」と優しく言われ、自然に所作を身に付けるようになった。

 この後、スナック店に移り、現在の場所で店を出して既に8年。花園暮らしは16年になる。

 大きな目で、さっぱりとした性格を窺わせる口調が優しい。美人ママとして知られ、いつも着物姿で客を引きつける。今は家庭菜園に夢中で、店でも出せるキュウリやトマトの野菜作りに精を出す。

 「格好から入るので、農家のオバサンスタイルのセットを買ってきて、頭巾と長靴で農家のオバサンに変身するの。あの頭巾でゴルフをやったら良いと思うのよ」「高校時代はバトンガールをやっていた」といたずらっぽく笑う。「スキーは寒いからやらなかったわよ」

 はしご酒大会では、着物姿で人力車で登場。艶やかさを見せつけた。「もう一度、可愛いお嫁さんを夢見ているけど、もう無理よね。あすは誕生日なの。ネズミ年だけどいくつになったのかな」

スナック すてら

小樽市花園1-9-22
0134-22-6220
(北観協・小樽社交組合加盟店)

2004年5月のベストママ
スナック N・J Only One

佐藤 愛子ママ

 ジーンズが制服のスナック「N・J Only One」のママ。小樽生れ。緑小、西陵中、余市高校へ。高校を中退し、花園スナックのアルバイトに精を出す。すでにこの道、14年になる。19才の時に、「自分は会話が乏しいから、友達がいた神戸のクラブにお話のキャッチボールの勉強に行った」

 21才の時に結婚。「9ヶ月で籍を入れ、子供が生れて1ヶ月で離婚した」と言う。

 「N・J Only One」の店名は、マリリン・モンローの本名ノーマ・ジーン (N・J)から取り、「たった一人のマリリン・モンロー」と言う意味。「キュートなマリリンは、死んだ後でも皆に愛されているので、自分もそうなりたいと店名にした。長年商売をしていて、お客さんが自然と友達になった。1年前に現在の店をやる時は、お金がなく、友達が手作りで店を改装してくれた。電気・水道・ペンキ塗りと、みんな無料でやってくれた」と、おおきな瞳を輝かす。人に会うことが好きで、初めての人に会うことが好きと「人間ウォチンング」が楽しいと、明るく話す。話す言葉の語句も豊富だ。

 持病の脊髄空洞症(キアリ奇形)で、昨年の11月と今年の2月に、頭に手術したことを微塵も感じさせない。顔の表情と会話に明るさが溢れる、花園の若きママだ。趣味は「パチンコと買い物ですね。この前は、2万円が17万円になった。もっとも損をすることの方が多いー」

 1974(昭和49)年生。今年30才になる。「もちろん、再婚したい」 これからが旬のママ。

スナック N・J Only One

小樽市花園1-9-14 フラワーガーデン1F
0134-29-9959
(北観協・小樽社交組合加盟店)

2004年4月のベストママ
スナック PURE(ピュア)

大崎 和江ママ

 花園のビルの2Fの突当たりにあるスナックピュアのママ。美人の双子姉妹として知られ、小樽のザ・ピーナッツに例えられることも。姉妹で小中高も一緒なら、夜の花園でも一緒と仲が良い。花園小、住吉中、潮陵高定時制に学びながら、色内にあった小樽ホテルのオープンから、つぶれるまでの4年間勤めた。19歳で結婚し、一男をもうけ22歳で離婚。バツイチになり、妹の紹介でクラブバイカウントに2年半。のちに、姉妹で花園にピュアの名で、7人しか入れない小さな店を開く。どっちがどっちだか判らない瓜ふたつの美人双子姉妹の店は、大いに流行ったという。祖母も父もかって花園で水商売をやっていて、自分たちで3代目になる。花園暮らしの長さを誇る一家の33歳、今が旬のママ。

 子供と一緒にやるサッカーと、8年の年期のハンディ18のゴルフが趣味。付き合いもあり、年間50回くらいランウドする。あと6年頑張って、中1の息子を大学に入れのるのが夢。「夢がかなったら、39歳で再婚したい!」と、大きなひとみを輝かす。2年前から小樽社交飲食店組合の幹事で、「これからもがんばります」と、小さな口で気合を入れる。双子姉妹で助け合って、夜の花園を生きて来た。これからの花園ママの中核となるママの一人。ピュアという店の名は、開店当時に一番売れていた車の芳香剤から取ったもの。結婚して、週一回だけ店に顔出す妹の幸江さんと頑張る、双子姉妹の姉さんママ。

スナック PURE(ピュア)

小樽市花園1-12-4 第3とみたビル2F
0134-22-6170
(北観協・小樽社交組合加盟店)

2004年3月のベストママ
マラケシユ

栗嶌(くりしま) ゆかりママ

 兵庫県の淡路島生まれだが、1歳半で父の仕事の関係で、家族と小樽に。以後、小樽で育ち、小樽から一歩も出たことがないという樽っ子。色内小、西陵中、双葉高と進み、化粧品の美容部員や保険会社などに10年近く勤めた。

 その後、花園のスナックやクラブに勤め11年。7年前に独立し、スナックのママに、今年で8年目に入った。自分で店をやると、何でも自分で考えてやらならければならないが、いつも店に来るのが楽しいという明るいママだ。

 店名は、松田聖子の曲名から取った、アフリカのモロッコの地名を選んだという。店の名が一目で分かるように、日本が載っていない世界地図が、カウンターの脇に貼られている。店で出すお通しは、料理店を営んでいた母親の手作りで、評判も高い。気さくで明るい気っぷのママに、20代から70代までの広い客層が集う。

 休日の近郊の温泉めぐりと、昨年から始めたパークゴルフに熱中する。今まで一度も結婚したことがない女盛り。「年齢載せてもかまいませんよ」の1966年(昭和41)生まれの38歳。

 「ストレス解消に、たまにパチンコに行くけど、結局ストレスを溜めて帰って来るのよ!」これからの夜の花園を背負って行くママの一人。

マラケシユ

小樽市花園1-11-20 第3二塚ビル
0134-29-5155
(北観協・小樽社交組合加盟店)