2020年 ベストママ

2020年4月のベストママ
がんばらない姿勢法ミツヴァ

井上 聖子ママ

 がんばらない姿勢法ミツヴァを主宰する井上聖子さんは、札幌生まれの小樽育ち。

 カナダ発祥の姿勢法“ミツヴァ・テクニック”に出逢って12年、指導を始めて8年。好きなことを仕事にできる感謝を胸に、充実した日々を送る。

 道内におよそ7名の指導者がいるが、小樽では井上さんただひとり。小樽市生涯学習プラザレピオ(富岡1)和室で、毎週火曜日18:30から開講している。

 2008(平成20)年に、ITプログラマーとして勤務していた時のこと。仕事は長時間の座位。姿勢の悪化から、多くの同僚が肩こりや頭痛・腰痛に悩んでいた。井上さん自身も、体と心が一致しない感覚に陥り、当時習い始めたダンスも上手く踊れなくなっていた。そんな時、ダンスの先生が紹介してくれたのがこの姿勢法だった。

 自身の不調の原因が、普段の体の使い方の積み重ねであったとは“目からうろこ”。職場の人にも教えてあげたいと、2012(平成24)年に初級指導者の資格を取得し指導を開始。

 2014(平成26)年には本場カナダへ半年留学して、2018 (平成30)年には上級指導者資格を取得。札幌で教えている師匠のピーター西村の下で、現在も月に数回学んでいる。

 19歳で中国瀋陽に1年間留学し、英語と韓国語も話せるので、2年前から通訳の仕事もこなす。今後は多言語でも姿勢法を発信し、必要な人に届けていきたい。

 体の自然な機能(呼吸・消化機能・血圧・排泄・休息をとるタイミング等)を回復することが目的で、効果は、健康・美容・身体パフォーマンスの向上と、多方面にわたる。

 「姿勢が悪いと呼吸は浅くなり、血液やリンパの流れも滞る。免疫力も下がり、姿勢改善は今まさに求められているもの」と井上さん。

 講座では楽しく分かりやすいこと、体の変化を実感できることを心がけている。生徒の体の変化のビフォー・アフターに立ち会えた時、この仕事をして良かったと思う瞬間だ。

 最近受講を始めた80代の生徒さんが、もう一度沖縄でダイビングをやりたいという夢を持つことで、井上さんも共にワクワクしている。

 自分の体と向き合うことは、自分を大切にすること。それが、自分らしくいきいき生きようというエネルギーに変わっていく。姿勢改善を通して、それをサポートできる存在でありたいと願う。

 姿勢講座を自身で主宰するのは、広報や資金繰りなど大変なこともあるが、何でも自分で決めていける今のスタイルは、組織で働くより自分に合うと、やりがいを感じている。

 YouTube「札幌ぼでぃチャンネル」を3月に作成。気軽に自分の体を見つめ直せる内容を目指している。最新の動画は、『姿勢を変えるための、今すぐ変えられる何気ない行動ベスト3』。

 「良い姿勢は一生もの。良くない姿勢がもたらす、あらゆる弊害を改善できる。慣れてしまえば、実は良い姿勢の方が楽なんですよ。1度いらして下さい」とPRした。

がんばらない姿勢法ミツヴァ

小樽市富岡1-5-1 生涯学習プラザレピオ和室
電話:090-6872-2772
メール:tottochanstar@gmail.com
営業時間:毎週火曜日他 *個人レッスン対応

お店のHP
2020年3月のベストママ
eyelash salon Givina (アイラッシュサロン ギヴィーナ)

西川 祐奈ママ

 小樽旬菜華かぐら(花園3-2-9)店主・藤田和久さんの愛娘・西川祐奈さん(26)は、同店3階を改装して、女性に嬉しい「eyelash salon Givina(アイラッシュサロン ギヴィーナ)」を、2019(令和元)年10月3日にオープンした。

 

 子どもの頃から美容の世界に憧れ、札幌の専門学校で美容師の資格を取得。神奈川県横浜市で美容師として2年、アイリストとして4年間を勤め、その経験を小樽に持ち帰った。

 

 昨年8月に、父の病気や結婚を機に、美容サロンの少ない小樽に戻り、2ヶ月の準備を経て初めての店を持った。

 

 横浜では店長として部下を指導する立場だったが、店を構えることでアイリストとして直接お客さんに接することができ、親孝行にもなると開業を決めたという。

 

 店名は、生まれ育った小樽や両親に「恩返しする」という意味の英語「give back」と、自分の名前「ゆうな」から作った造語。

 

 まつ毛のエクステやカールのメニューがあり、ナチュラルコースやボリュームコースなど種類も豊富。初めての方は両方で80本から行える。

 

 自宅のような完全個室で、どのようにしたいかをカウンセリングしてから行う。好みを伝え、ボリュームも自由自在。

 

 まつ毛をエクステをする人が、まだ小樽には少なく、まつ毛エクステにこだわりがあり、施術が終わって鏡を見て「満足です」と言われると嬉しくなる。自営だった両祖父母も人を喜ばせるのが好きだったので、これも“血筋”なのかと思うそうだ。

 

 これまで小樽になかったメニューもあり、お客さんからは「札幌まで通わなくてもいい」と喜ばれることも。口コミで繋がる縁を感じ、小樽に戻って良かったと思う時でもある。

 

 人と話すことが好きで人見知りしない。お客さんの気持ちを理解しながらの会話を重要視しているという。

 

 新婚の祐奈さんは、「女としての幸せも大切に、家庭を持ちながら、美容からは離れずに仕事をずっと続けていきたい」と話す。

 

 「綺麗に、または可愛らしくなりたい方、ぜひ私にお任せください」とPRした。

eyelash salon Givina (アイラッシュサロン ギヴィーナ)

小樽市花園3-2-9 小樽旬菜華かぐら3階
電話:090-2054-3956
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜日

2020年2月のベストママ
Glass Studio SHiMA・SHiMA.

杉岡 詩麻ママ

 生まれも育ちも小樽のガラスアーティスト・杉岡詩麻さん(50)は、自宅1階で、工房を兼ねたショップ「Glass Studio SHiMA・SHiMA.」を営む、明るくて朗らかな性格で努力家でもある。

 地元愛が強い詩麻さんは、小樽を離れた友人に小樽に戻ってくることを勧め、仕事で小樽を離れると、帰って来た時の安堵感は計り知れないものがあるという。

 ガラスとの出会いは20歳で、市内の吹きガラス工房で販売の仕事に携わった。その後、堺町通りでガラスアクセサリー店を任されたが、2011(平成23)年に退職。

 祖父は家具職人、伯父もものづくり関係の仕事とあって、詩麻さんも、子どもの頃からものづくりが大好き。これまでの経験を活かして、2016(平成28)年に自宅1階の居間を改装し、工房とショップをオープンさせ、現在に至る。

 店名は、自分の名前の詩麻(しま)から、「SHi MA・SHi MA」と命名。店内には、アクセサリーやガラス素材の品々が並び、サンキャッチャーやとんぼ玉の制作体験(1,500円~)もできる。

 おススメは、2年ほど前から始めたアロマペンダント。しずく型のペンダントトップに、スポイトでアロマ液を垂らすタイプと、紙にアロマ液を染み込ませるタイプがある。

 道内のイベントや道外の北海道物産展にも出展。対面販売することで、お客さんや他の店舗からのアイディアを知る良い機会になるという。いろいろなものにアンテナを張り巡らせ、気になるものは片っ端からやってみる、探求心も旺盛だ。工房には電気炉が3台もあり、様々なガラスの技法を取り入れ、最近は、教わったひょうたんランプも展示している。

 自分の作品を購入してくれた人と苫小牧の出店で偶然に出会ったり、道外の人から作品を気に入ってもらうなど、予期せぬ出会いが元気の源。

 自宅工房に、酸素バーナーの講師を招き、作家仲間に声をかけて講習会を予定し、常に学ぶ心を失わない。

 また、筆ペンを使った夢ロゴも学び、名刺や商品のパッケージに使用するなど、ものづくりの精神が身体に染み付いている。

 2月いっぱいに限り「小樽ジャーナル見たよ!」で、消費税をサービスしてくれる特典も用意してくれた。

 詩麻さんは、「工房を兼ねたショップや委託販売先の硝屋(堺町6)、ファインクラフト(堺町5)などにも、ぜひ足を運んでいただきたい」とPRした。

Glass Studio SHiMA・SHiMA.

小樽市奥沢3-27-25
電話:0134-31-2421
営業時間:電話等で確認
定休日:不定休

お店のHP
2020年1月のベストママ
らあめんとおばんざい 麺乃夢恋

荒木 麻美ママ

 国道5号線沿いの春香町にある、らあめんとおばんざい「麺乃夢恋(めんのむこう)」の荒木麻美さん(44)は、札幌出身でパワフルに店を切り盛りする、笑顔が素敵な女性店主。

 高校生の頃には、小樽が好きで毎月訪れていたほど。3年前、一家で銭函に引越し、小樽市民に。

 19歳で子どもを授かり、7人の子のお母さんでもある。ずっとフルタイムで働き続けてきたが、子どもの頃から店を持ちたいという夢を捨てきれず、今の場所が空店舗と知り、下の子が1歳半の2018(平成30)年5月に、思い切ってオープン。麻美さんの根性は、バトントワラーを始めた小さい頃に培われたもの。

 食べ歩きが好きで、色々な場所へ出かけていたが、とくにラーメンに恋して、夢を実現させた思いを込めて店名を決めた。

 煮干の出汁がスープの基本で、毎日食べても飽きないあっさり味。お客さんが喜ぶことをしたい、女性店主らしさを出したいと、夜には、麻美さんが腕によりをかけて作るおばんざいが並ぶ。テイクアウトもOKだ。昼にラーメン、夜にはおばんざいを食べに、1日2度も店を訪れる強者の客も。

 麻美さん拘りの一品は丼物。月替わりで、奇数月は魚物、偶数月は肉を使いった人気の一品だ。11月は、豚バラを甘辛く煮込み、薬味と一緒に啜りながらいただく和風ルーロー飯、12月は、温泉卵をアクセントにしたしらす丼。これまで一番人気だったのは、鳥セセリの甘辛丼。

 酒とおばんさい10品付きのおとなさまセットは、注文したお客さんの「ワッ!」と喜ぶ顔が、なによりも嬉しく、「やりたいことをやって、お客さんにも喜ばれ、全くストレスがない」と、笑顔を見せる麻美さんの誰からも親しまれる人柄を感じた。

 文字を書くのも上手な麻美さんは、話題作りに繋がればと、独学のPOP文字で、毎日欠かさず旬な話題を広い取り上げ、ニュース等を壁に貼り出し、情報発信している。

 秋には、食のイベント「さっぽろオータムフェストラーメン祭り2019」にも初出店した。チャレンジ精神も旺盛で、少しもじっとしていられないという。

 日頃、カウンターに並ぶおばんざいを食べているお客さんからは、年末のオードブル依頼があり、今年はすでに予約でいっぱい。

 オーダーメイドで、人数や好みなどを配慮して、食材にも拘り出来立てを提供。宣伝しなくても、沢山の注文が来ているという、味良し・値段良し・店主の心意気良しの3拍子が揃った傑作だ。

 「お客さんの胃袋も心も満たしてあげたい」と、来店を呼びかけた。

らあめんとおばんざい 麺乃夢恋

小樽市春香町361-1
電話:0134-65-7059
営業時間:11:00~21:00 スープが無くなり次第閉店
定休日:不定休 年末年始休まず営業

お店のHP