小林 夏希ママ
すし屋通りを下った堺町通り近くに、新感覚のどらやき屋が、2018(平成30)年8月17日にオープンした。
札幌から子どもに良い環境をと、小樽の銭函に移住して8年目となる小林哲(38)さんと夏希さん(34)が営む。
どらやき小羽茶(こばさ)は、夫婦が力を合わせて作るどらやきや団子、大福等を販売。店名の“こばさ”は、小林哲(こばやしさとし)さんの名前から、漢字をあてて生まれた。
北海道内の催事を中心に販売していた哲さん。オリジナルどらやきやわらび餅が人気となり、週末は夏希さんが手伝い、いつか店を持ちたいと思うように。
倉庫だった場所に店舗を構え、観光客をはじめ、地元の人にも食べてもらおうと、夫婦2人で切り盛りしている。
出張が多い哲さんに代わり、夏希さんが店主となって店を支え、“焼きたてを提供する”をモットーに、朝から丁寧に手作りしている。
和風にも洋風にも合うように道産小麦粉2種類をブレンドし、ふんわりもっちりとした食感に仕上げたどらやきの皮、十勝産の大納言を炊いたあんこ、新鮮な卵を使ったカスタード、道産の深煎りきなこをかけたまーるいわらび餅、栃木県産の農家から直送の丁度良く熟したいちごなど、随所にこだわりが。12月~4月いっぱい限定のいちご大福は、こしあん・つぶあん・ミルク・チョコ・抹茶の5種類を揃えた。
お奨めは、カスタードクリームにいちごとブルーベリーの「ベリーベリーどらやき」、こしあんにオホーツクの塩を利かせた「塩どら」は年配の方にも人気だ。
毎月1品または2品、旬の食材を使った新商品の開発にも力を入れ、子ども達も協力して試食係を務めている。
秋限定でマロンやパンプキンを使った商品を販売し、1月は、ピスタチオクリームにマスカルポーネといちごを入れたどらやきの販売を予定。
昨年11月開催のスイーツフェスタに初出店し、限定品4品を販売。店に来てくれているお客さんが、わざわざ会場まで足を伸ばして買いに来てくれたことにとても感激したそうだ。
夏希さんは、「オープンしたばかりなので、小樽の皆さんに愛されるよう、新しい感覚のどらやき屋をずっと続けたい。クリームどらやきなど、スタンダードなものをはじめ、種類が豊富。店内で腰かけて、焼きたての団子も召し上がれます」とPRした。