2019年 ベストママ

2019年12月のベストママ
Rabbit Pie

佐伯 歩美ママ

 花園の閑静な住宅地の中で、手作り雑貨と輸入品を販売する「Rabbit Pie(ラビットパイ)」の店主・佐伯歩美さん(30)は札幌出身。玄関の扉を開けると、布素材のぬいぐるみや輸入食品が所狭しと並び、可愛い世界が広がっている。

 

 小樽運河などの魅力的な景色に魅せられ、2018(平成30)年6月に小樽に移住。子どもの頃からの夢だった雑貨屋を、同年7月15日に自宅1階にオープンさせた。

 

 店名は、マザーグースの詩「ラビットラビットラビットパイ」から、ラビットパイのような、子どもが泣き止むほどの魅力的な店にしたいとつけた。

 

 可愛いプリント柄が目を引く手作りのテディベアや猫のぬいぐるみ、ブックカバーやティッシュケース、オランダやフランス・ベルギーのチョコレート、オーガニック各種のお茶など、自分が美味しいと思う物だけを販売。お気に入りの絵本や寒い季節にぴったりの編物なども並んでいる。

 

 また、以前勤めていた福祉施設から仕入れた石狩産乾燥椎茸も特別価格で。

 

 手先が器用な佐伯さんは、独学で小物や洋服をデザインして制作。猫やクマのぬいぐるみは、オーダーメイドの一点もの。

 

 基本の型に則り、頭や腕・顔・足などのパーツ毎に生地を決められ、刺繍・ボタン・アクセサリーと自由にカスタマイズでき、世界にひとつだけのぬいぐるみの完成には、1週間から10日前後を予定している。

 

 結婚式のウエルカムドールの依頼には、納得できる作品ができ、とても喜んでもらえたという。また、和服をスカートにリメイクするなどの注文にも対応している。

 

 お客さんに要らぬ緊張感を与えないよう、初対面でもフレンドリーな対応をし、友だちの家を訪問した雰囲気作りを心がけている。中には、時間を忘れて長居してしまうお客さんも。

 長崎屋小樽店(稲穂2)1階で月2回の出店、11月下旬に地下歩行空間デビューを果たした。

 

 「沢山のお客さんに来てもらい、コーヒーやお菓子など購入した物をセルフで楽しめるスペースで、友だちの家にいるような気分で楽しんでもらいたい」とPRした。

 

Rabbit Pie

小樽市花園3-25-7
電話:0134-64-1752
営業時間:11:00から18:00 11:00から15:00(月・木)
定休日:不定休

お店のHP
2019年11月のベストママ
CARPOOL(カープール)

富士 未奈子ママ

 今年7月、稲穂大通りにオープンしたカフェ「CARPOOL(カープール)」の店主・富士未奈子さん(33)は札幌出身。いつか店を持ちたいと思い描いていたカフェを、大好きな小樽で開店させた。

 以前、洋服店だったこじんまりとしたスペースを、インテリアアドバイザーや、DIY経験を生かし自分でリノベーションし、思い通りの空間を創出。

 店名の“CARPOOL”は、相乗りの意味。狭い空間に偶然に居合わせた人たちが楽しい出会いとなったり、1人でふらっと来店して、みんなでシェアしてもらいたい願いが込められいる。

 ニセコのカフェでの修行を経て、これまでの職業経験も活かし、着々と準備を進めてきた。

 東京から豆を仕入れ、エスプレッソやドリップコーヒーでほっこりするラテアートも。

 徳島に古くから伝わる発酵茶の阿波晩茶、きび砂糖・生姜・シナモンなど、全6種類のスパイスが入ったオリジナルレシピのチャイなど、その日の気分に合わせ、好きなタイミングで飲んでもらいたいとテイクアウトもできる。

 自分の好むクラフトビールやクラフトジンなど、飲物と一緒に味わってもらおうと、地元店舗で安心できる拘りのパンやケーキも取り寄せている。

 小樽の夜の楽しみ方を提案して小樽を盛り上げ、楽しい時間を提供したいと心がけ、ライブなどのイベントも月1で企画するなど、行動力に脱帽。

 わざわざ店を訪れてくれた札幌やニセコの友人にも、「小樽いいね!」と、小樽で遊んでくれると嬉しい。

 未奈子さんは、「いつでも気軽にご来店していただければ」と話し、小樽で頑張る若手のひとりだ。

CARPOOL(カープール)

小樽市稲穂2-9-1
営業時間:火〜木曜日11:00〜22:00
     金〜土曜日12:00〜22:00
       日曜日12:00〜17:00
定休日:月曜日・不定休あり(SNSでお知らせ)

お店のHP
2019年10月のベストママ
じん平

平井 晴代ママ

 おたる屋台村レンガ横丁内にある北海道の郷土料理・ジンギスカン専門店「じん平(ぺい)」の店長・平井晴代さん(56)は、令和元年の今年から村長を務める頑張り屋さん。

 小樽出身で、レンガ横丁に灯油を配達していた夫のツテもあり、「やってみないか?」と声がかかった。子育てしながら店を始めたのは、今から14年前。レンガ横丁が火事になって再スタートをきった時に仲間入り。

 レンガ横丁になかったジンギスカンを提供することで、店の選択肢が増え、訪れる人にも喜ばれるのではないかと、また、1人でも切り盛り出来そうだと思って決断。

 ジンギスカンの「じん」と平井の「平」を合わせた店名は、覚えやすく分かりやすい名前だ。

 柔らかい生ラム肩ロース肉と、オリジナルの秘伝のタレでいただくジンギスカンを提供。タレは、開店当初からずっと変わらず、お客さんに喜ばれているじん平の味。

 店内のカウンターに、カセットコンロとジンギスカン鍋を乗せ、自分で焼いて焼きたてを食べる。

 通しは、煮込みやサラダなど、家庭の味を提供。ジンギスカン以外にも、焼き魚や一品料理のメニューが並ぶ。

 同横丁に泥棒が入り、同店も鍵が壊されて売上を持っていかれた悲しい思い出もあれば、昨年9月の胆振東部地震で停電になり、自宅の水が出なくなって店に水を汲みに来たところ、他店の店主と「店を開けよう」と心をひとつにして、アーケード内でロウソクの明りの中、ジンギスカンを提供した。近隣のホテルの宿泊客にも、とても喜んでもらえたという。

 ジンギスカンは、北海道ならではの食べ物で、「美味しい」と言ってもらうために、肉やタレはもちろん、野菜も旬の物を使うよう心がけ、定番のもやしや玉ねぎに、にんじんやかぼちゃと彩りよく食べてもらおうと、付け合せの野菜にも気を配る。

 「寒くなったら、ラムしゃぶもメニューに登場させ、冷えた体を温めてください」とPRした。

じん平

小樽市稲穂1-4-15 おたる屋台村レンガ横丁内
営業時間:17:30~23:00
定休日:月曜日
電話:080-1860-2830

2019年9月のベストママ
酒楽や 恵方

牧野 由佳ママ

 おたる屋台村レンガ横丁内に、今年3月2日大安にオープンした「酒楽や 恵方」の店主・牧野由佳さん(53)は、お気に入りの場所に念願の店を構え新たな人生を歩み始めた。

 札幌出身の由佳さんは、両親も小樽出身で小樽に親戚も多く、子どもの頃から親しんでいる町。

 30年間のOL生活をやめて北海道物産展に携わり、食べ歩きの趣味を生かし、酒についても学び、同横丁の立ち飲みワインバーを手伝いながら、いつか店をと構想を練っていたところ、昨年の年末に開店を決め、赤を貴重としたモダンな内装に改装、人生初の自分の店を持った。

 店名の恵方は、亡き母が節分生まれだったことや、恵まれた方角の意味から、楽しんでもらえる場所になればと名付けた。

 提供する料理はどれも丁寧に仕込んでいる。北海道にあまり馴染みがない赤味噌を使ったもつ煮込みは、新鮮で厚みのあるもつを丁寧に下処理しているので、臭みがなく柔らかくて苦手な人でも美味しいと評判だ。

 30年来の東京の友人で、料理研究家の井澤由美子さんのアドバイスを受けた薬膳スープは、女性にも楽しんでもらいたいとメニューに加えた。塩麹や醤油麹、ポン酢などの調味料も手づくりするほど気合が入っている。

 酒を楽しんでもらう店にと、スダンダードなメニューの他、どの酒にも合うおつまみを揃えた。

 これからの季節に合う、黒胡椒を利かせた鶏団子入り鶏だしおでんは、前日からじっくり時間をかけて仕込んでいる。

 初デートで来店、3回目で婚約の報告を受け、ここが恵方になったと嬉しくなった。これからもこの店で縁結びが増えてくれればと期待する。

 今後は、酒に合うオリジナル調理を開発して、もっとメニューを増やし、お客さんに楽しんでもらい、女性1人でも気軽に来店でき、隣合わせのお客さんとコミュニケーションを取りながら飲める場所を目指す。

 由佳さんは、「いつ来ていただいても、笑顔でお迎えすることを心がけ、おひとりの方でもお仲間でも、憩いの場所としてお使いください」とPRした。

 

酒楽や 恵方

酒楽や 恵方
小樽市稲穂1-4-5 おたるレンガ横丁
電話:090-8707-3624
営業時間:17:00~23:00
定休日:火曜日

2019年8月のベストママ
「白と翠」かせん書道教室・用具販売等

遠藤 花泉ママ

 書道教室講師の遠藤花泉さんは、小樽出身の45歳。

 左ききを直すため、小学1年の頃から高校2年までの10年間続け、準2段を取得した書道だが、結婚後は育児に専念。育児も一段落した2014(平成26)4月に、都会館(稲穂4)で書道教室を開き6年が過ぎた。

 自分の資格を活かして何かできないかと考え、地元の子ども達に社会貢献したいと始めたのがきっかけとなり、現在は、子どもの頃、母の買物に付き添った思い出の妙見市場の一室を借り、毎週月・火曜日の14:00から17:00まで、小中学生9名に手ほどきしている。

 研修会にも参加し、自己研鑽はもちろん、書道指導や企画、営業や事務処理に至るまで、全部1人でこなしている。

 子どもにも人格があり、嫌がることは押し付けず、その子その子の個性を見つけ、モチベーションを上げながら、子育ての経験を活かし指導することを心がけている。

 生徒に好評のお正月企画恒例かるた大会では、花泉さんが今流行のかるたを選び、男女別で、優勝者には景品をプレゼントしている。生徒は無料で参加でき、友人や希望者は1人300円で。

 まずは、子ども達に書に興味を持ってもらいたいと、年中さん(4歳)を対象に、手や服が汚れない水習字とかきかた教室を4月から開講している。

 イベント等にも参加し、好きな字を書いて発散する「アングラ書道」を実施。ストレス発散に良いと人気がある。

 体力があれば、自分が書いた文字のTシャツや缶バッチ・グッズも作りたいと、今後の夢を語る。自身の書いた文字を気に入ってくれればと企画中。

 発表や挑戦することを大切にし、8月31日(土)・9月1日(日)にかでる2・7(札幌中央区)1階展示ホールで開催の日本教育書道会・第33回札幌・小樽地区書道展に、教室の子ども達と花泉さんの作品を出展する予定。

 花泉さんは、「教えることが楽しいし、通う子ども達にとっても、楽しくて上達する教室を目指したい。一度見学して」とPRした。

「白と翠」かせん書道教室・用具販売等

「白と翠」かせん書道教室・用具販売等
小樽市花園2-11-1 妙見市場内
営業日:毎週月・火曜日
営業時間:14:00~17:00

2019年7月のベストママ
カラオケ喫茶「永&八」

山本 八永ママ

 小樽花園商店街横小路の宵待ち通りにあるカラオケ喫茶・永&八(エイトハチ)を、ひとりで切り盛りするママの山本八永さん(69)は、小樽出身で花園に店を構えて35年のベテラン。

 いつも笑顔で、人情と優しさを兼ね備えた素敵な女性で、人が人を呼び、ママを慕って長年通う常連さんも多い。

 開業からずっと続く店名は、言うまでもなく、自分の名前「八永」を入れ替えて&を付けた。

 酒が飲めない人も飲める人にも、ソフトドリンクからアルコールまでを用意。カラオケ完備で、飲んで・歌って・料理も味わえる店だ。

 料理上手な母に育てられ、八永さんも料理が得意で、毎日10品以上の料理を並べ、フードメニューを充実させている。おふくろの味が楽しめ、さらに低料金だから嬉しい。

 八永さんは、店を切り盛りしながら、3人の子どもを立派に育てた。健康で今があるのも、お客さんと3人の子ども達のお陰だと日々感謝している。

 お客さんにいつまでも元気でいてもらいたいという強い思いから、肉ばかりを食べたがる人には野菜を多く取り入れたり、偏った食事を改善するようアドバイスし、愛情込めて体に良いメニューを工夫。

 食事療法関係の本を参考に、糖尿病の人や血圧の高い人、むくみや冷えなど、その人に合わせた食事を提供。常に、お客さんの健康を考えているという気遣いの深いママ。

 月1回のペースで来店する90歳代の女性は、人間性も素晴らしく尊敬しているひとり。ここを訪れるのを楽しみにしていると聞き、ありがたいという。

 また、女性4人グループは、美味しい食事を楽しみに来店を継続。みんなが喜んでくれると作り甲斐もあり、ここまで長く続けてこられた理由でもある。

 趣味を楽しむ時間もなく、仕事を一番に毎日過ごしてきたが、最近は、立ちっぱなしの仕事で足が痛い日もあり、水曜日を定休日とした。

 今後の夢は?と尋ねると、「お客さんにも健康で長生きしてもらうこと。それだけです」と話す。「低料金なので、存分に食べて飲んで歌ってください」とPRした。

 カウンター席奥には、30名ほどが入れる個室もあり、2時間飲み歌い放題で1人2,000円(3名から)。

カラオケ喫茶「永&八」

カラオケ喫茶「永&八」
小樽市花園1-11-16 宵待ち通り
電話:0134-23-4055
定休日:水曜日
営業時間:月〜土曜日18:00~24:00、日曜日12:00~24:00

2019年6月のベストママ
やきそば中華龍(ろん)

原田 章子ママ

 小樽市銭函3丁目の自宅1階に、やきそば中華龍(ろん)を、2018(平成30)年9月13日にオープンさせた店主・原田久嗣さん(50)を支える、妻の章子さん(47)は、明るく笑顔が素敵な女性。
 
 小樽出身の章子さんと、この道30年の努力を惜しまない料理人である札幌出身の久嗣さんとは、とても仲良しなご夫婦。
 
 10年前から札幌中央卸市場内で食堂を営み、味の肥えた市場関係者が納得する料理を提供し、喜ばれていた。
 
 通うのが大変だったこともあり、海も山もある銭函の活性化になればと移転を決意。2018(平成30)年6月に閉店し、3ヶ月足らずで自宅1階を改装してオープン。
 
 以前の食堂でも人気メニューだった本格的なあんかけ焼そばは、家庭ではなかなか作れない味。その焼きそばを中心にメニュー構成した。
 
 店名は、食堂当時をそのまま使い、焼きそば専門店を強調。
 
 メインとなる調理は夫に任せ、料理の味の決め手となるスープにも深いこだわりが。手間隙かけてスープを取り、スープが切れるとオーダーストップ。スープを使うあんかけやきそばや一品料理は、店ならではの自慢の味。
 
 章子ママは主に接客を担当。10歳の頃から実家の海の家を手伝っていた。当時は、何が何だか分からず、ただただ忙しくて大変だと思っていたが、今の章子さんに自然と身についている接客の技は、これまで培ってきた経験からにじみ出たもの。
 
 お客さんにとっての1杯を作るために、丁寧にスープを作り、よそに負けない料理を提供することを常に心がけている2人。
 
 昼時は並ぶこともあり、お客さんから「待った甲斐があった。美味しかった」と言ってくれた時は、疲れも忘れるほど嬉しいのだという。
 
 中華の定番デザート・杏仁豆腐だけは、章子さんの手づくり。レシピは、久嗣さんが考えたものだが、なめらかで濃厚な味わい深いと評判だ。
 
 腕を鈍らせないためにも色々なメニューを提供しようと、ランチが終わった14:00頃から、エビのチリソースや豚のもやしいため、麻婆豆腐などの単品中華も始めた。
 
 主婦目線で、家事の手助けになればと「単品料理をお皿持参でテイクアウト。夕食の一品にして」と話すママ。
 
 今後は、「海も山もあり、札幌へも小樽へも近い銭函を発展させる足がかりになれればと思う。少しでも人を呼びたい」と、銭函を元気づけたいそうだ。
 
 章子ママは、「妻としてではなく、ひとりの人間として、久嗣さんが作る麻婆豆腐やラーメン(かつてのメニュー)は、本当に美味しい」と太鼓判を押した。
 
 「本格派の味を出すこだわりのスープを使ったやきそばを、ぜひ食べに来ていただきたい」とPRも忘れない。
 

やきそば中華龍(ろん)

やきそば中華龍(ろん)
小樽市銭函3町目4-33
電話:0134-62-5607
営業時間:月〜土曜日11:30~19:00(L.O.)・日曜日11:30~19:00(L.O.予約のみ)
定休日:水曜日 宴会は予約を
駐車場:8台

2019年5月のベストママ
ほしの美容室

星野 亜紀ママ

長橋十字街にある「ほしの美容室」の看板美容師・星野亜紀さん(43)は、小樽生まれの小樽育ち。

この道22年の長きに渡り勤務。美容師界の模範となる技術者として認められ、平成30(2018)年度小樽市優良技能者に表彰されている。

小さい頃から、美容師でもある母・幸子さんの背中を見て育ち、高校卒業後、専門学校へ。20歳から美容師として母の店で働き始める。現在、幸子さんと妹の実央さんの3人で切り盛りしている。

亜紀さんは、美容師としての仕事、カット・カラー・パーマ・着付けの全てをこなす。

2010(平成22)年7月に、旭川市で、制限時間20分で着付けの完成度や技術を競う北海道美容技術選手権大会が行われた。亜希さんも中振袖着付競技部門に初出場し、見事、優勝を果たした。

その後も技術が落ちないようにと、小樽美容協会が実施する月1度の勉強会に参加。同協会の熱心さに、とても感謝しているという。

お客さんが自宅でも手入れしやすく、ドライヤーで伸ばせるように、程よいパーマを勧めるよう心がけている。パーマは2ヶ月が限度と、仕事の先輩でもある母の教えを守っている。

高齢者が増え続ける小樽は、おしゃれで元気な女性が多く、白髪にはパーマを、白髪を染めた人にはストレートを勧めているそうだ。

付き合いが長いお客さんも多く、良い話も大変な話も聞いてきた。天気や病気など、その時節の話題を提供して会話も弾み、また、お客さんから教わることも多いそうだ。

これからも、美容師同士の繋がりを大切に、リピーターのお客さんが、元気でずっと来店していただけたらと願っている。

休日は、生花や葉を特殊な液の中に沈め水分を抜いた素材を使った“プリザーブドフラワー”制作を、趣味として楽しんでいる。

「アットホームな雰囲気で、初めての方でも気軽にご来店してもらいたい。お茶を飲みながら、何もしなくていい空間を楽しんでもらいたい」とPRした。

ほしの美容室

小樽市長橋2-17

電話:0134-33-5194

営業時間:夏期9:00~17:00・冬期9:00~16:00、予約優先

定休日:毎週火曜日、第3火・水曜日

2019年4月のベストママ
OTARU TAP ROOM Craft Beer&Hostel

細見 文乃ママ

歴史的建造物が立ち並ぶ色内2丁目に、「OTARU TAP ROOM Craft Beer&Hostel」が、今年2月にオープン。泊まって楽しめるビアバーは、小樽に新しい風を吹かせた。

 ビアバー店主の細見文乃さん(29)は、札幌や兵庫で育ち、7年前に遊びに来て小樽が気に入り、2年前に移住。

 自分の店を持ちたいと物件を探していたところ、この建物に出会った。ガラス張りで思い通りの場所に物件が見つかり、仲間とリノベーションして開店。

 店内のランプや小物もおしゃれで、以前から集めていたクラフトビールの王冠をはめ込んで造ったテーブルは、手づくり感があって温かい。

 ビールサーバーの注ぎ口である“TAP”は、昔は酒場を意味し、アメリカではクラフト(醸造場)ビールの店を指すことから、店名に。

 小樽では珍しく、コーヒータイムの15:00から開店。明るいうちから美味しい酒を楽しんでもらいたいと気軽な立ち飲みスタイルで、キャッシュオンデリバリー(代金引換払い)のクラフトビール専門店にした。

 高島に醸造場がある北海道麦酒醸造株式会社のビールをはじめ道内のほか、国内外からのクラフトビールを樽替わりで常時6種類を用意。他にクラフトジンや日本酒も。

 クラフトビールはそれぞれに特徴があり、アルコール度数も様々で、味や色・香りを知って楽しんでもらいたいと、まずは、飲み比べセットに挑戦!自分の好みにあったクラフトビールを見つけてもらいたいという。

 細見さんは、仕入れから仕込みなど業務全部をこなし、フードメニューは、アメリカ南部とメキシコ料理を融合させたタコスなどを提供。国籍や年齢を問わず、様々な人に来店してもらい、宿泊客と地元の人が交流できる場になればと期待する。

 今後について、店を持ってみて見えてくる色々なことを目論んでいるところ。10年後まで小樽で力をつけたいそうだ。

 「明るい時間から飲める店で、女性のお一人様も気軽に立ち寄れる店。ビールが苦手な人でも飲めるビールを用意している。ぜひご来店を」と呼びかけた。

 4月からは、エスプレッソマシーンを導入し、コーヒーも提供する予定だ。

OTARU TAP ROOM Craft Beer&Hostel

小樽市色内2-4-8
営業時間:15:00~24:00
フードL.o23:00、飲物L.o23:30
定休日:木曜日+不定休

お店のHP
2019年3月のベストママ
Otaru YaDo

石井 里沙ママ

4階建て96ベッドの小樽市内最大級のゲストハウス「Otaru YaDo(オタルヤド)」が、2018年10月にオープンし、札幌出身の石井里沙さん(35)がフロントで受付を担当している。

 5歳から25歳までは名古屋で暮らし、昨年7月に、札幌から小樽に移住したばかり。旅への興味や旅先での出会いが楽しく、旅人に関われるこの仕事の紹介を受け即決。

 以前はホテルで調理師として働き、ゲストハウス勤務は初めて。5ヶ月が過ぎ、日本各地や世界中から訪れる宿泊客から、小樽や旅の話を聞くのも楽しい時間で、一期一会の貴重なひと時を大切にしている。

 小樽には、発祥の地や歴史的文化財が数多く残されていることを知った。小さな地域ではあるが、観光があって、山や海の自然が多いこの町だからこそ、ゲストハウスの意義があると感じたという。

 まずは居心地が良いことを最優先に、小樽での時間が良い思い出になるよう、レストランの紹介や目的地までの行き方等、宿泊客ひとりひとりのニーズに応え、一緒に旅の続きを考える。ゲストハウスを選ぶ旅行者は、ノープランの人も多く、手助けも大切な仕事。

 「一大決心をして小樽に移住したわけで、このゲストハウスが小樽に根付くような宿にしたい。小樽に泊まった人が満足したと発信し、世界的にも魅力ある町だと広がれば」と話す。

 「3・4月はOFFシーズンで、通常よりも低価格で利用できる。小樽近郊の方は、送別会・歓迎会後に、気軽に宿を使い、この機会に見てもらい、友達にも紹介してもらえればと思う」とPRした。

 4階には靴を脱いでゆったりと過ごせるイベントホールがあり、赤ちゃん連れのママ友の集まり等にも気軽に利用できる。

Otaru YaDo

小樽市稲穂1-3-10
電話:0134-64-7066
FAX:0134-64-7067
メール
受付時間:8:00~22:00
定休日:なし

お店のHP
2019年2月のベストママ
みなともち中央市場店

三上 典子ママ

中央市場(稲穂3)第3号棟内にある、小樽の老舗和菓子店「みなともち」の三上典子さんは、今日もお客さんに笑顔で対応する看板店員。

 同店は、小樽花園4丁目に本店があり、市民に愛され創業70年になる。同市場には、10年ほど前から出店し、市場を利用するお客さんや観光客に、「おひとつからでもどうぞ」と、場内に食べることができるスペースが設けられている。

 三上さんの両親も、かつては同市場に店を構えており、子どもの頃から馴染み深く、就職・結婚と離れていた時期もあったが、9年前パート募集の張り紙を見て同店に就職。市場との縁を感じたという。現在も同級生のお父さんの店があり、両隣には花屋や紅茶屋などの新店舗も加わり、店員同士和気藹々としている。

 本店から早朝に製造された餅や赤飯が届くと、陳列ケースに並べて販売するのが、三上さんの主な仕事。

 昔ながらの製法で作る餅はどれも人気で、その中でもお奨めは大福で、つぶ餡入りの草や豆大福、こし餡入りの白大福、白餡入りの赤大福と種類も豊富。

 ヨモギ入りの草と黒糖入りの黒の2種類のべこもちは、焼いて食べても美味しい。べこもちと呼ばれるルーツを、牛(べこ)の白黒から・べっこうのような光沢から・米粉から作るなどと話してくれた。

 この他、こし餡の大島まんじゅうやつぶ餡の田舎まんじゅう、甘納豆入りと小豆入りの赤飯、醤油団子や出来たての柔らかいのし餅も絶品。

 12月下旬は正月用の餅がピークとなり、1月中旬からはひなまつりに合わせて、うぐいす餅やさくら餅、これが終わると、お彼岸のおはぎ、入学シーズンや祭り時期には赤飯と、季節に合わせた商品が並ぶ。

 三上さんは、お客さんの話を聞きながら笑顔を心がけている。9年も勤めていると常連さんもでき、年配の方とは会話も絶えない。しばらく顔を見ないと心配になることもあるという。

 「ここのおもちじゃないとダメ」と言われたり、「ご飯は食べられないけど、べこ餅なら食べられる」、「しっかりしていて美味しい」など、褒められると嬉しくなり活力に繋げている。

 「買物しないと通りづらいなどと思わないで、気軽にいらしてください。市場の皆さんは気の良い人ばかり。さくら餅やうぐいす餅などの季節のお餅もご賞味ください」とPRした。

 満1歳の誕生日の一升餅(背負い餅)などの注文も承っている。

みなともち中央市場店

小樽市稲穂3-11-3 小樽中央市場第3号棟内
営業時間:10:00~14:00
定休日:日曜日・祝日
電話:0134-27-5515

2019年1月のベストママ
どらやき小羽茶(こばさ)

小林 夏希ママ

すし屋通りを下った堺町通り近くに、新感覚のどらやき屋が、2018(平成30)年8月17日にオープンした。

 札幌から子どもに良い環境をと、小樽の銭函に移住して8年目となる小林哲(38)さんと夏希さん(34)が営む。

どらやき小羽茶(こばさ)は、夫婦が力を合わせて作るどらやきや団子、大福等を販売。店名の“こばさ”は、小林哲(こばやしさとし)さんの名前から、漢字をあてて生まれた。

 北海道内の催事を中心に販売していた哲さん。オリジナルどらやきやわらび餅が人気となり、週末は夏希さんが手伝い、いつか店を持ちたいと思うように。

 倉庫だった場所に店舗を構え、観光客をはじめ、地元の人にも食べてもらおうと、夫婦2人で切り盛りしている。

 出張が多い哲さんに代わり、夏希さんが店主となって店を支え、“焼きたてを提供する”をモットーに、朝から丁寧に手作りしている。

 和風にも洋風にも合うように道産小麦粉2種類をブレンドし、ふんわりもっちりとした食感に仕上げたどらやきの皮、十勝産の大納言を炊いたあんこ、新鮮な卵を使ったカスタード、道産の深煎りきなこをかけたまーるいわらび餅、栃木県産の農家から直送の丁度良く熟したいちごなど、随所にこだわりが。12月~4月いっぱい限定のいちご大福は、こしあん・つぶあん・ミルク・チョコ・抹茶の5種類を揃えた。

 お奨めは、カスタードクリームにいちごとブルーベリーの「ベリーベリーどらやき」、こしあんにオホーツクの塩を利かせた「塩どら」は年配の方にも人気だ。

 毎月1品または2品、旬の食材を使った新商品の開発にも力を入れ、子ども達も協力して試食係を務めている。

 秋限定でマロンやパンプキンを使った商品を販売し、1月は、ピスタチオクリームにマスカルポーネといちごを入れたどらやきの販売を予定。

 昨年11月開催のスイーツフェスタに初出店し、限定品4品を販売。店に来てくれているお客さんが、わざわざ会場まで足を伸ばして買いに来てくれたことにとても感激したそうだ。

 夏希さんは、「オープンしたばかりなので、小樽の皆さんに愛されるよう、新しい感覚のどらやき屋をずっと続けたい。クリームどらやきなど、スタンダードなものをはじめ、種類が豊富。店内で腰かけて、焼きたての団子も召し上がれます」とPRした。

どらやき小羽茶(こばさ)

小樽市堺町2-3
営業時間:10:30~18:00(変更あり)
定休日:火曜日・年始は1月5日(土)~
電話:0134-55-1282
FAX:0134-55-5630