藤本 友子ママ
都通り商店街で「ネイルカフェ・クラウド」を経営する藤本友子さん(40)は、登別市生まれの余市町育ち。小樽に来て13年目のネイリスト。
自分の爪が弱く綺麗にしたいと思い、興味のあったネイルを色々試したが、アレルギーが原因で断念。そこで、本格的にネイルを学ぼうと、26歳の時、育児をしながら、本格的に札幌の学校へ。現在は、ネイルの普及と発展に努める日本ネイリスト協会認定講師試験に合格し、この道を極めた努力家。
カフェとネイルサロンを一緒にした店を、2015(平成27)年4月にオープンさせ、22歳から86歳まで幅広い客層に利用されている。
群衆や人を引き寄せるの意味から、「クラウド」と名付け、待ち合わせに使ったり、おしゃれに興味のある女子がフラット立ち寄れるよう、カフェとネイルサロンを合体させた。
都通り商店街はJR小樽駅からも近く、1階をカフェに、2階はネイルサロンにして、外から見えないのんびりとした空間で、ネイルのお客さんを迎えたかったという心遣いが込められている。
藤本さんの仕事は、主にネイルを担当。カフェはスタッフが常駐している。ネイルケアから装飾まで藤本さんのセンスを生かし施術。艶と透明感のある美しい指先を叶えるジェルネイルは、爪の補強にもなる。スカルプチャーは、人工爪の一種で、自爪に長さを付けるもの。
ネイルは、女の子が爪のおしゃれを楽しむだけと思いがちだが、藤本さんは、ささくれになる前にケアしたり、爪をカットしたり、爪をケアすることの大切さを訴える。手だけじゃなく足の爪もOK。爪の根元のケアや乾燥、割れや巻き爪など、爪の悩みを抱えている人は意外に多い。職業柄、爪のおしゃれができない人の悩みも解決してくれるという。爪が小さいとかネイルが似合わない爪など、コンプレックスを解消し、自信に繋げてくれるそうだ。
男性にもジェルネイルで自爪を補強したり、失った爪を復活させたりと、営業マンも爪のケアで営業成績がアップしたという話を聞き、上手にサロンを使ってもらえればという。
お客さんとコミュニケーションを取りながら、どんな爪にしたいのか、どんな爪が似合うのか、用途や目的にあわせて提案し、満足してもらえるよう心がけている。手の写真はOLのお客さん。爪のケアを13年続け、さかむけになる前に手入れし、指先に自信を持てたという。
藤本さんにとって、お客さんとの会話はネイルの施術のひとつでもあり、悩みを聞いたり、会話をヒントに提案し、コンプレックス解消に繋げるよう努力している。
「常日頃、ネイルをしていることにより、綺麗だと言われ自信となり、誰もが綺麗な手になれる。幸せは指先からです。まずはご相談を」と、もっとネイルサロンを活用するようPRした。
そんな仕事熱心な藤本さんの特技は演歌。後志大会や全道大会に出場し、自慢の喉を披露している、元気いっぱいのママ。