佐藤 美幸ママ
花銀・大水ビル2階にスナック「風雅」を構えるママの佐藤美幸さんは、生粋の小樽っ子。
この世界へ入って13年目となる美幸さんは、机に向かってする仕事より、人と接するほうが好きで、前職も接客業だった。
風雅は、2011年9月13日にオープン。人生初めてのママとしてデビューした。
店名をどうつけようかと、辞書を開き、最初に「風雅」という文字を見つけ、優雅そうで一目で気に入った。店名にちなみ、店内には、絶えず豪華な花を飾り、優雅な雰囲気を作っている。
スタッフは20代から40代までの女性3人で、2人ずつ交代で出勤。若者から年配まで、ひとりでも大勢でも、気兼ねなく楽しめるよう気配りし、従業員同士もみんな仲良しとのこと。
今年9月には、3周年を記念して屋形船を借り切り、お客さんと賑やかに祝い、良い思い出となった。毎年開催される「はしご酒」は、時期が開店記念日と重なったり、参加する機会を逃しているそうだ。
「クリスマスをしましょう!」とお客さんから声をかけられ、只今計画中。もちろん、5周年もみんなで祝いたい。
お淑やかで気品がある印象の美幸さんだが、本人曰く“さっぱりとした性格”。休日の過ごし方も、山菜採りへ出かけることだとか。春はたけのこ、秋はラクヨウを獲りに、収穫した山菜をお通しで出し、お客さんに大変喜ばれている。
紅葉の季節には、自宅近所の公園へ行き、銀杏を拾い集め、これも酒の肴に提供。銀杏は、直接触ると手が被れるため、ゴム手袋と火バサミを購入し、準備万端で拾い集めている。
カラオケに流れる画面に花銀が映し出され、「小樽は素敵なところが沢山あり、ススキノみたいな大きな所とは違った落ち着ける雰囲気がある」と郷土愛たっぷり!
沢山ある店の中から、当店に来てもらったのだから、いつも目一杯のありがとうの気持ちを込めて接客を心がけ、従業員にもそう伝えているそうだ。道内各地から訪れ、小樽へ来た時には、必ず顔を出してくれるお客さんと再会出来るのはとても嬉しいそうだ。
「おひとり様から団体まで、歌とおしゃべりとお酒を楽しんでもらいたい。忘年会しましょう!」とPRした。