2011年6月のベストママ
kirara
佐藤 愉子ママ
6月10日にオープンしたスナック「kirara」のママ(36)。「佐藤愉子です。愉快な愉を書いてゆうこです」と、ユニークなハスキーボイスで話す。
潮太鼓保存会の立ち上げ時から、会の発展に尽力する父親の姿に憧れ、小学校1年生から若潮隊としてバチを握った。プラスチック水道管をバチ代わりに練習を重ねた。2人の娘も潮太鼓で活躍。親子3代で会を盛り上げる。
22歳から、昼の仕事をしながら夜のアルバイトを始め、「自分の店を持ちたい」と思いながら、10年過ぎたが、勤めていたスナックの閉店を機に夜の仕事を辞めた。
しかし、今年、スナックのママをしている友人に「しゃこ祭り」で会ったことがきっかけで、夜の仕事を再開することに。そして、知人や友人から「応援するから自分の店を出しな」との声を受け、6月10日のオープンとなった。
「グラスや灰皿をくれたり、棚を作ってくれたり。こんなに周りの人に良くしてもらって、びっくりしている。オープンしたら、色々な人がお祝いに来てくれて、すごく嬉しかった」
「アルバイトをしていた時に、接客やサービスの仕方のほかに、『面倒くさいことをする』ことを、ママから教わった。
だから、何でも面倒くさがらずにやる。あせらずゆっくり続けていきたい。お客さんには、ゆっくりゆったり楽しんでもらって、『また行くかな』と思ってもらえるサービスをしていきたい」
ひとりで夜空や夜景を見ることが好きで、手宮の厩岸壁からの夜景が特にお気に入り。「海に映る小樽の夜景が何とも言えない。きらきら光っているあの景色がいい。それでお店の名前をkirara(きらら)にしたの」
軽快なトークで周りを和ませる。名前の通り、愉快で明るいママ。