平山 三起子ママ
小樽都通りアーケードにある「Jeans Shop LOKKI(ロッキ)」のママで、オーナーの平山三起子さん(37歳)。
小樽生まれの小樽育ち。札幌の短大を卒業後、札幌で販売員として勤める。三起子さんの両親は、小樽駅前ビルでジーンズショップを経営していた。小さい頃から実家の商売を見て育ち、自然と身についている事も多い。札幌での仕事を辞め、家業を手伝う事になったが、駅前ビルが取り壊される事になり、小樽には30~40歳代の女性向けの店がなく、以前から自分の店をと思っていたので、2007年4月に、「ロッキ」をオープンした。
店名の「ロッキ」は、フィンランド語でかめもの意味。小樽はかもめが日常的にいて、かもめが好きでこの名を付けた。
店内には、個性的な洋服とジーンズ、国内外の作家手づくりの商品が、センス良く陳列されている。カラフルな帽子があったり、これからの季節に必要なセーターや手袋なども取り揃え、かわいい空間を作り出している。
現在、客層は広く、40から50歳代の会員が多い。開店1年後に秀朋さんと結婚、共通のミュージシャンを通して知り合った。秀朋さんは当時東京で仕事をしていたが辞め、小樽で一緒にロッキを営むこととなった。
2歳の女の子のお母さんとなり、保育園には預けずに、実母の手を借りながら、又、地域の商店街の人たちやお客さんにも協力してもらいながら、子育てをしている。これは、自分の経験でもあり、両親が働いていたので、地域に育ての親が沢山いて、今でも当時の関係を保っているという。
小さい頃から読書が好きで、明治から大正の近代文学を読むのが趣味。「中学生から読んでいるが、昭和初期にやっと辿りついた」。東京へ仕入れに行った時には、古本屋へ行くのが楽しみ。小樽でも古本市へ行き、お目当ての本が見つかると、感激してしまうそうだ。
「懐かしいレトロな感じが好きで、個性的な他にはないものを仕入れ、ジーンズと洋服をメインにし、海外の雑貨や作家が手づくりした作品を販売している。値段も安くて、普段でもおしゃれに、日常のおしゃれを楽しんでもらおうとジーンズに似合うものを販売している。都通りに限らず、商店街が好きなんです」と話す。
小樽の商店街を元気づけようと頑張る、笑顔が素敵な「ロッキ」のオーナーママ。
「ロッキ」では、インターネット販売もしている。