小松 枝美子ママ
積丹半島来岸の生まれ。「積丹のことは私に聞いて」と、積丹を語ると話が止まらない。両親は来岸の漁師で、ウニ・アワビを捕っていた。「夏の海はエメラルドグリーン。冬は鉛色」の積丹の海で育つ。
積丹生まれだからと、海の季節のものを出す“板前・SNACK”「松の実」のママ。積丹に高校がなかったので小樽へ。21歳の時、花園に店をオープン。すでに30年が経つ。
「おかげさまで30年。お店はお客様が作ってくれた。心の温かい人が多く、今までやってこれたのも、お客さんのおかげ。小樽の人に感謝している」「人間は何も気取らなくて良い。原点は同じなのだから」
花園のママの中でも、昼と夜の落差が最も少ないママの一人。「自然体で、いいお酒を飲んでいたい。ちょっとはいい女でいたい」と、明るく語る。本物の石を使ったお洒落なお店で、酔いがまわると、口調は一層滑らかになる。スポーツクラブ通いとゴルフが趣味。「可憐な女と書いてよ!」