浅草通り(日銀通り)
国道5号線沿いの産業会館を海側に折れ、運河の浅草橋へ下る通りがある。
小樽の2つのアーケード街を分ける通りでもあり、日銀小樽支店が堂々たる構えで鎮座しており、日銀通りとも呼ばれている。
色内交差点からの眺めは堂々たるもので、北のウォール街の面影が色濃く残る通りだ。
国道5号線
JR小樽駅前を横切っている函館と小樽、札幌を結ぶ主要な幹線道路。街の中心を抜ける動脈となって、交通量も極めて多い。
夏にはニセコ、積丹へのドライバーが増え、、所々に渋滞も起きる。
通りの両側には大型店から様々な店舗が軒を並べる。
昭和通り
花園3丁目の繁華街を花園グリーンロードと花園公園通りとに並行している通り。
もう一本公園通り側には浮世通りがあり、この昭和通りと、並行して走る花園3丁目の小さいが主要な通りだ。
現在の賑わいは公園通りを挟む1丁目側に移っているが、かつてはこの3丁目側の方が賑わっていた。昼と夜とのコントラストが面白い通り。
花園公園通り
水天宮の階段から小樽公園の方向を眺めると、一本の道が水天宮の丘と小樽公園の丘とを一直線に結んでいる。
この通りを花園公園通りと呼んでいる。
通りの両側には雨雪を防ぐ屋根が歩道を覆っている。
花園ネオン街を1丁目と3丁目に分ける境界でもあり、国道5号線から山側の花園2丁目と4丁目には教会や、市役所、新聞社の支局などがある。
公園からは紅葉橋の坂を越え、緑町へと通りが続いている。
嵐山通り
花園レインボータウンから函館本線のガードをくぐり、国道5号線をまたぎ、図書館の前まで抜ける通り。
国道5号線で分かれる対照的な通りで、レインボータウン側は花園ネオン街の夜の街で、国道から上は住宅が並ぶ。
函館本線のガード下の脇には、小樽芸者の香りを伝える“むかし茶屋”が今も健在だ。
堺町本通り
寿司屋通り横の於古発川をまたぐ堺橋からメルヘン交差点に至る通りで、昼は観光客で大いに賑わう。
一方通行になってからは車の流れも良い。
通りの両側には観光客相手の土産物店やガラス体験工房、飲食店などが多いいが、観光客が夕方に消えると、この通りは人通りがパッタリと途絶えてしまう。
寿司屋通り
小樽を寿司の街へと有名にした通りで、その名の通り、寿司屋が何軒も軒を並べ、品定めをする観光客や大型バスの往来が多い。
大規模は寿司店から小さな店まで、客のニーズにあった店舗展開を見せる。
於古発川(オコバチ川)が並行して流れ、この途中に天然温泉の銭湯瀧の湯温泉もある。
都通り
小樽駅前の中央通りと浅草通りとを結ぶ街の中心部のアーケードの通りで、街でも一番の賑わいをみせる。
アーケードの両側には様々な店舗が個性ある飾り付けで軒を並べている。
アーケードの下では時節や祭りに合わせた催物も多く開かれている。通りの途中の設けられた案内板がユニークだ。
色内大通り
国道5号線を海側へ下り、臨港線に出る手前を通る、かつての小樽繁栄を支えた幹線道路で、銀行や商店が軒を並べ、北のウォール街との名を取った通り。
現在でもその当時の建物がいくつも残っており、建築探訪にはもってこいの通りで、両側に並ぶ建物をゆっくりと味わいたい。
静屋通り
JR小樽駅前の国道5号線を海側に1本下った通りで、長崎屋の裏通り。
かつてはキャバレー現代で、いい味を出していたが、今は営業しておらず淋しい限り。
静屋の名はこの一帯の大地主だった北垣国道の号の静屋(せいおく)に由来しているが、“せいおく通り”とは呼ばず“しずや通り”と呼ばれている。
通りには蔵を利用した喫茶店や骨董店があり、観光客の人気も高い。
中央通り
JR小樽駅前から真直ぐ海へ向かって延びる通りで、小樽運河へ下る道ではもっと判りやすい。
緩い勾配で下っており、港と石狩湾が望める。拡幅工事中だった工事も完了し、色内大通りの歴史的建造物(日刊北海道経済新聞社)を、建物ごと移動して保存した。通称名を募集し、「セピア通り」が採用された。
梁川通り
小樽駅前の中央通りを海側へ下り、右手に都通りのアーケード街をみて左折すると梁川通りで、都通りと中央通りを挟んで続く通りだ。
この一帯を所有していた榎本武揚の雅号の梁川(りょうせん)に通りの名が由来する。日常生活に必要な様々な商店が軒を並べている。
浮世通り
花園公園通りと並行して昭和通りの1本公園通り側にある通りで、その通りの名からも、かつての小樽の歓楽街の中心で、浮世へ行ける通りだったが、現在はかつての賑わいは見られず、飲食店が並んでいる。
小さな通りだが、個性的な店を見つけられる。
市役所通り
小樽市役所正面玄関から真直ぐな通りが国道5号線へ延びている。
国道5号線を渡れば小樽一のネオン街の花園へと導かれる。小樽の最大企業の市職員達がこの通りを下って夜の街へと繰り出す。
昼間は市民が役所の用事に往来する通り。
道道臨港線
かつての小樽運河を埋立てで造られた道路で運河の埋立てを巡って、市民の間から運河の保存運動が高まり、全国的な関心を集めた。
保存された運河には多くの観光客が集い、賑わいをみせており、小樽を一躍有数の観光都市へと変身させた。札幌と小樽を結び函館へ抜ける幹線で交通量が多い。
龍宮通り
龍宮神社へ真直ぐ海へ下る一本道が龍宮通り。
小樽三大祭りの1つ龍宮神社の例大祭には、この通りの両側に露店がビッシリと並ぶ。
この通りを下ると運河にぶつかり、竜宮橋に行き着く。左折すれば北運河の散策道につながっている。勿論、右折すれば、観光客で賑わう小樽運河だ。