環境美化と住み良い地域社会づくりを行う、快適な環境づくり実践促進連絡会議(堀口雅行会長)は、5月30日(木)10:00から、旧手宮線散策路の手宮口ゲート前(手宮交番前広場)に集合してクリーンアップウォーキングを実施した。
北海道中央バス株式会社小樽事業部・北海道電力ネットワーク株式会社小樽支店・札幌地区トラック協会小樽支部・小樽観光協会や周辺住民36名が参加し、旧手宮線に落ちているゴミを拾い集め、気持ち良く散策できるよう環境を整えた。
1880(明治13)年国内で3番目に開通した鉄道旧手宮線は、1985(昭和60)年に廃止され、北海道の心臓と呼ばれたまち小樽の貴重な歴史的遺産。1993(平成5)年から官民協働で清掃活動を始め、今年で29回目となる。
コロナ前までは、午前中に相生町踏切から寿司屋通りの600mも清掃エリアとしていたが、昨年から手宮口ゲートから小樽駅前中央通りまでの1,200mのみを活動場所にしている。
堀口会長は、「旧手宮線は誰ものが気軽に訪れることができ、市民にとってもゆったりできる憩いの場。この場を訪れる観光客や市民の皆さんに潤いと安らぎを与えるまちづくりに努めたい」と挨拶した。
参加者は、ゴミ袋と火ばさみを持ち一斉に活動を開始したが、散策路として花壇も整備され、ゴミはほとんどなかった。それでも目を凝らし、たばこの吸い殻などを拾い集めていた。
トラック協会同支部では、花植えや交通安全教室なども実施し地域に貢献している。初めて参加した須藤さん(20)は、「ゴミは落ちていなかったが、今後も参加したい」と話していた。
終着地点の小樽駅前中央通りには清掃車が待機し、集めたゴミを担当者が受け取り積み込み、随時解散となった。
◎関連記事