小樽市パッケージ作成支援事業 3社3商品リニューアル

 小樽市(迫俊哉市長)では、5月24日(金)13:00から、2023(令和5)年度パッケージ作成支援事業におけるリニューアルパッケージ完成報告会が行われた。

 

 報告会には各社の代表が出席し、委託事業者KOO制作のPR動画が上映される中、リニューアルされた有限会社利尻屋みのや(簔谷和臣代表取締役)「赤と黒のブルース」、株式会社兼正阿部製麺(阿部恭久代表取締役社長)「北海道おたるらーめん」、有限会社深澤精肉店(深澤直樹代表取締役)「手作り燻製」の3社3商品が紹介された。

 

 コロナ禍をきっかけにオンライン販売の重要性が増している中、同市中小企業振興会議で、目に留まる商品であるために重要な要素であるパッケージデザインの改良について事業者の支援が必要であると、2022(令和4)年度から事業を実施され、今回2回目となる。

 

 参加事業者を募集し、全国のデザイナーからデザインを募り、専用のHPでデザインの人気投票を行い、それを参考に参加事業者が選び、今年1月に新パッケージ商品(サンプル)のPR動画を専用HPやYouTubeで公開した。

 

 蓑谷代表取締役は、「人気のあるおつまみで、紙のラベルシールを貼る手間を省いた印刷にしたかった。沢山のデザイン案が集まりインパクトもあり、アーモンドワルツの姉妹商品もリニューアルした」と話した。

 

 阿部代表取締役社長は、「コロナ前から水族館ラーメンを作りたかったので、丁度良い機会。24種類の案があり、言うことの聞かないペンギンショーをデザインし、やる気の出るラーメンとした。売れ行きは上々で、売上の一部は水族館の動物の餌代になる」と説明。

 

 深澤代表取締役は、「手作りの燻製のパッケージに小樽運河をあしらった。従業員もこのデザインを選んだ。1月に初出荷し、2月・3月は売れ行きが良く前年比160%、4月は肉の高騰もあり、4月下旬からGWで持ち直し前年100%以上」と話した。

 

 迫市長は、「沢山のデザインの応募があり、多くの皆さんの協力に感謝する。パッケージを変えるだけで付加価値が生まれる。日常品から贈答用になると聞いている。売上が好調と聞き良かった。さらに売上に貢献できればと思う」と期待を寄せている。

 

 2024(令和6)年度については、インフルエンサーを活用した商品PRやさいたま市の東日本連携センター等での商品PRを実施する予定。

 

 ◎小樽産品 × デザイン マッチングプロジェクト 2023(外部)

 ◎関連記事