小樽市かつない臨海公園で刈払機訓練講習会

 公益社団法人小樽市シルバー人材センター(長川修三理事長)では、シーズン前の会員の技術向上を目的とした刈払機(草刈り機)訓練講習会を、5月20日(月)9:00〜15:00、かつない臨海公園(築港8)で実施した。

 

 同センターには、4月末現在で340名(平均年齢75歳)の会員が所属し、高齢者の豊かな経験と能力を活かし活力ある社会づくりを目指している。

 

 毎年、雑草を効率的に刈り取れる刈払機の技術向上と、地域貢献のためのボランティア活動も兼ねて講習会を実施している。

 

 長川理事長は、「刈払機の使用で石を弾くなどの事故が多くあり、今日は、皆さん充分気を付けてください」と呼びかけた。

 

 20日は朝から快晴となる好天に恵まれ、最高齢92歳を含む35名が、自前の刈払機を持参して集まった。ベテランから数人の初心者まで、経験者から丁寧に指導を受けていた。

 

 新日本海フェリーターミナルの側にある同公園は、小樽港が間近に広がり、船の往来を眺めることができる。雪が融け、雑草も数か月でぐんぐん伸び、長いところで50cm以上も伸びた草が生い茂っていた。

 

 早速、会員が一斉に刈払機を使って草を刈ると、見る見るうちに草がなくなり、刈払機のモーター音が周辺に響き渡った。女性の会員も数名参加して、他の会員が刈払機で切った草を集めたり、機械を使わずにできる作業に専念していた。

 

 同センターでは、6月4日(火)9:00〜15:00、同センター(東雲町9)研修室及び敷地内で、60歳以上の一般市民も受講できる除草手刈講習会を開く。参加希望者は、5月28日(火)までに同センター(0134‐33‐9850)へ。

 

 ◎公益社団法人小樽市シルバー人材センター(外部)

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