浅草橋オールディーズナイト実行委員会(斎藤仁実行委員長)は、2024(令和6)年最初のイベント・おたる歴史紀行音楽きこうvol.13 を、5月4日(土)・5日(日)運河公園休憩棟の旧日石倉庫(色内3)内で開催した。
小樽の歴史的建造物をステージに、アマチュアバンドが競演するイベント内で、高校生バンド講習会を行うという特徴があり、今回は過去最多出演の潮陵4校・桜陽6校・水産5校と札幌の精華高校の合計16バンドがエントリー。
バンドボーカルとしてライブ活動やTV・ラジオ多数出演し、愛宕音楽院学校長も務める中間真永氏が講師となり、4日(土)は各高校生バンドの演奏を聞きアドバイスする講習会を開催し、5日(日)は指摘された改善すべき点に注意して発表会を行い総評する。
トップバッターの桜陽高2年生ガールズバンド・Iris(アイリス・5名)は、昨年6月に結成され、クリームパイプの「おやすみの泣き声、さよならの歌姫」と他2曲を演奏。バンド名は、かわいい名前にしようと「アイ」をいれ、花言葉も良かったのでアイリスに決めたという。
昨日の講習会では、「リズムをもっと合わせよう」と言われ、「今日は、昨日よりも合わせることができた」と話す。
水産高校バンドのそばかすDestinyは、シャイな女子5名が、あいみよんのマリーゴールドを演奏。バンド名は、そばかすかと運命の意味があるDestinyにしようか迷ったので、両方をつけて名付け、昨年6月に結成。
「最初のドラムのカウントについて注意されたが、今日は上手にできた」とし、ボーカル女子も「やれることはやった。全道大会に出場した先輩に習い、私たちも大会に出場して結果を残したい」と話した。
水産高バンドのとこかは顧問も出演。1週間前に曲が決まり、練習したw.o.dの「1994」と、昨年の3年生が全道大会へ出場したキングヌーの「飛行艇」を、引き継ぎたいと演奏したが、練習不足だったと話す。今年は、新人戦に向けて頑張るとのこと。
潮陵高の蒼天文庫は、電車から見える海をイメージしたオリジナル2曲を演奏。作詞も手掛けるボーカルの女子は、「みんなで協力し合い、お互いに高めたい」と話した。
どのバンドにもそれぞれにドラマがあり、プロからのアドバイスがもらえる貴重な講習会で、他校との交流もあり、切磋琢磨し有意義な時間を過ごしていた。会場には、バンドメンバーの家族や友人らが来場し拍手を送っていた。
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