全国9税関では、不正薬物・銃器・金及びテロ関連物資等の密輸を阻止するため、4月25日(木)〜5月12日(日)の18日間を取締強化期間として水際対策を強化。
その一環として、函館税関小樽税関支署では、不正薬物・銃器・金地金などの取締強化期間における街頭キャンペーンを、4月25日(木)15:00から、JR小樽駅前正面出入口付近で実施した。
一般市民に薬物乱用防止啓発や密輸に関する情報提供の協力を求めるため、人通りの多いJR小樽駅前で、春と秋の取締強化期間に合わせて啓発活動を実施している。
税関支署4名・小樽海上保安部3名・函館通関業会小樽地区6名と、海保マスコットキャラクターうーみんと税関マスコットキャラクターのカスタム君も登場し会場を和ませた。
密輸撲滅を呼びかけるメモ帳やボールペン、麻薬・拳銃などの密輸情報ダイヤル(0120‐461‐961)が書かれた付箋や除菌ティッシュなど啓発物300部を用意し、通行人やJR利用者に配布して協力を呼びかけた。
同支署は、2014(平成26)年12月に、カンボジア王国籍貨物船のロシア人乗組員等2名と日本人1名が共謀し、密輸入した覚せい剤約27kgを摘発した。
近年、全国の税関における不正薬物の取締り状況は、不正薬物全体の摘発件数・押収量ともに高い水準が続いている。押収量は5年連続で1トン超となり、深刻な状況となっている。
◎関連記事