4月18日(木)に函館市と札幌市で、観測史上2番目の早さとなる桜の開花宣言が行われ、小樽港が一望でき桜の名所でもある手宮緑化植物園(手宮3)でも、開花予想が早まる傾向にあることから、通常の4月29日(月)を1週間早め23日(火)に開園となった。
気温も徐々に上がり、12:49に11.6℃の最高気温を観測。久しぶりに晴れた清々しい天気となり、開園を知った市民らは車で来場し、駐車場にはずらりと車が並んでいた。
白い花のコブシやピンク色のシデコブシ、黄色のサンシュはすでに開花し、園内のエゾヤマザクラも2日前ほどから咲き始めた。
枝垂れ桜などが植えてある場所のエゾヤマザクラには、メジロやヒヨドリの姿も見られ、花見客を喜ばせた。園内にある厩稲荷神社では、今年もエゾエンゴサクの群生が見られた。
毎週火・木曜日に活動しているおたるストックウオーキングの会(井山政昭代表)38名も、手宮緑化植物園を来園。ベンチに腰を下ろすなどして寛いでいた。
井山代表は、「昨年は桜が終わっていたので、今年は早めに来てみると、開花している桜が少なかったが、風もなくてゆったりと散策できて良かった。コロナが明けて、市外にも行きたいが、小樽市総合体育館前(花園5)を中心に、4月~11月初旬は長橋なえぼ公園で活動している」と話した。
園内には芝生に腰を下ろす人の姿も見られ、幼稚園バスから沢山の園児が下車し、公園で遊ぶ姿も見られた。今後、エゾヤマザクラやソメイヨシノが満開となり、見事な光景が広がり、大勢の花見客を楽しませる。
休憩室やトイレが完備されてた休憩所も利用でき、同所前でキッチンカーの出店が始まり、23日は昨年も出店していた「ゆゆかふぇ」が登場。
ホットやアイスドリンクをはじめ、サクラランチも提供。食事メニューは日替わりで、休憩所でも食事ができる。今後さらにキッチンカーの台数も増え、桜を愛でながら飲食も楽しめる。
手宮緑化植物園 4月23日(火)~10月31日(木)
月曜日休館(休日の際は翌日)で、休憩所の開館は9月30日まで9:00~17:00、10月1日以降は16:00まで。入館無料で身体障がい者用トイレあり。休憩所が休館日でも手宮緑化植物園は入園できる。
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