株式会社小樽観光振興公社(西條文雪代表取締役)では、4月20日(土)から小樽海上観光船の「あおばと」と屋形船「かいよう」の運航開始に先立ち、17日(水)10:00から、西條代表取締役をはじめ、迫俊哉市長・来賓・関係者が出席し、小樽海上観光船待合所(港町4小樽市産業港湾部港湾室内)で、小樽水天宮・大小島平和宮司による安全祈願祭を行った。
小島萌子船長が代表して安全祈願の札を受け取り、安全運航を強く誓った。
迫市長は、「第3号ふ頭や周辺地域で再開発が進み、待合所で執り行われた安全祈願祭も、今年か来年で最後になるのかという思いを抱きながら参加した。2年かけてイベントなどが行われる緑地として整備され、隣の上屋34号は観光船ターミナルとして整備され、船止まりの整備をし、2年後には新たな観光や交流の空間になる。海上観光は小樽にとって、大変重要な観光事業。海は歴史とともに小樽にとって強み。
本日もクルーズ船が入港し、さきほど700人の乗客が下船した。ぜひ小樽の海上観光を体験・堪能してもらいたい。天候に恵まれ、観光船が安全に運航されることを祈念する」と挨拶。
西條代表取締役は、「海上観光の季節になった。絶対に事故は起こさないと強い気持ちを持って、改めて安全の再認識をした。多くの市民や観光客が海上観光を楽しみ、沢山の思い出を作ってもらいたい。
小樽観光に少しでも寄与したいと、国際インフォメーションセンターがオープンし、港公園、ターミナルも建設を予定している。
21日は、ダイヤモンドプリンセスの入港に合わせて、みなとオアシスの認証式も行われ、公社の重要な役割を認識したところ。みなと観光は、コロナが収束しスタート地点に立ち、港観光の元年だと思う」と決意を新たにした。
祈願祭終了後、観光船「あおばと」に乗船して、小島船長のガイドで小樽港内めぐりが行われた。
驚くほど大量のウミネコとオオセグロカモメの2種類を、あおばとからも見ることができ、黄色やピンクと足の色が違い、顔立ちにも特徴があると紹介があり、あおばとの走行速度や中央ふ頭のガントリークレーン、海上保安庁の巡視船しれとこやほろべつ、澁澤倉庫などについても説明があった。
4月20日(土)に小樽海上観光船の運航が開始し、10月14日(日)まで。あおばとは毎日運航し、かいようは土日祝、貸切は要相談。祝津・オタモイ・赤岩へ6つの航路で運航する。
運航期間中、ポートマルシェotarueで3,000円以上の買物で乗船料金10%・5000円以上の買物で乗船料金が20%割引となり、20日(土)午前中の便に限り、無料体験乗船券をプレゼントされる。
また、あおばとやかいようの乗船で、観光駐車料金が1時間300円割引など、特典割引が用意されている。
本日17日8:00、第3号ふ頭に初寄港したセブンシーズ エクスプローラー(55,254トン)を、ぐるりとあおばとから見物できた。全長285.24m・全幅32.21m・乗客750人。客室375室はスイートルームで、17:00に出港した。
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