小樽博物館の春便り!屋外展示車両シート外し

 小樽市総合博物館本館(手宮1・石川直章館長)では、春恒例となる屋外展示鉄道車両の養生シート取り外し作業が始まった。

 

 第1日目は、汗ばむほどの陽気となった4月13日(土)、9:30からエントランスに集合して正午まで行われ、参加者は作業に精を出していた。

 

 毎年雪が降る前の11月に、展示車両を風雪から守るためビニールシートで被う作業が行われ、春の訪れとともにそのシートを外す作業を、職員をはじめ、同館ボランティアが協力して行っている。

 

 まずシートの外し方の説明を受け、職員をはじめ、同館ボランティアら市民が怪我のないように注意しながら、最初に、国鉄DD1617ディーゼル機関車のシートから取り掛かった。

 

 結んである紐をほどき一斉にシートを引っ張ると、国鉄カラーの機関車が5ヶ月ぶりに姿を現した。覆っていたシートは再利用するため綺麗に畳まれた。

 

 蒸気機関車C12や国鉄時代の急行ちとせなど、次々とシートが外され、1時間足らずで9車両のシートが外され、ハイペースで作業が進められた。

 

 シート掛けにも参加したけんと君(小4)としょうへい君(小2)兄弟は、「紐の外し方も覚えた。お手伝いができて楽しい」、「アイアンホースに乗るのが楽しみ」と話していた。

 

 シート外し作業は14日(日)も9:30から行われる。

 

 同館人気の蒸気機関車アイアンホース号は、昨年9月ブレーキシステムに不具合が発生し、運行を終了。例年4月末に運行を再開するところだが、今回は運休を決めた。現在、7月再開を目途に修理中。

 

 ◎小樽市総合博物館(外部)

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