みなとオアシス登録など3件 小樽市長定例記者会見

 小樽市(迫俊哉市長)は、3月29日(金)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、定例記者会見を開き、みなとオアシス小樽の登録など3件について報告した。

 

 地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進する「みなとオアシス小樽」に、国土交通省港湾局長が、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として、申請に基づき4月21日(日)付けで登録を予定している。

 

 「港を巷に」に、クルーズ交流やみなと観光を核とした賑わい空間の創出をコンセプトに、小樽国際インフォメーションセンターを代表施設に、小樽港クルーズターミナル・第3号ふ頭基部緑地・観光駐車場・観光船乗り場(令和7年度解体予定)を構成施設としている。

 

 4月21日(日)に、第3号ふ頭竣工式とみなとオアシス小樽の登録証交付式を、ダイヤモンドプリンセス寄港に合わせて実施する予定。

 

 2024(令和6)年度小樽市合同部活動(拠点校方式)では、運動系部活動はこれまでのサッカー・陸上競技に加え、新規に男子バレー・女子バレー・軟式野球が新たに加わった。文科系部活動は、活動日を土曜・日曜のいずれかで月1回から4回程度。

 

 これまでの茶道部(表千家小樽吉祥会と茶道裏千家淡交会小樽支部)に、新たに将棋部(日本将棋連盟小樽支部)・箏曲部(箏曲山田流箏華会)・華道部(華道家元池坊小樽支部)が新設された。

 

 また、市内全中学校を対象とした小樽市総合博物館が運営する科学部も新設され、学校外の団体や地域の人などが中心となって行う新しい形のクラブ活動。

 

 3月25日(月)小樽市文化財審議会で、小樽市指定文化財の11件目に、海岸ノ漁場屏風(鰊盛業図屏風)が、新たに有形文化財(美術工芸品/歴史資料)に指定された。

 

 今回の指定を入れ、有形文化財7件・無形文化財1件・無形民俗文化財2件・史跡1件の11件となる。

 

 同屏風は、小樽の漁業家・花田家の親族から(平成5)年に小樽市総合博物館運河館(色内2)同館に寄贈された一双の屏風で、日本画家・久保田金僊(1875〜1954)が、1903(明治36)年に、留萌郡小平町鬼鹿に実在したニシン漁場の様子を描いたもので、極めて重要な歴史資料でもある。

 

 1904(明治37)年開催のセントルイス万国博覧会に出品され、絵画的にも高い評価を受け、久保田氏の代表作のひとつとして位置づけられる作品であると指定に至った。

 

 同館に常設展示され、3月24日(日)にガラスケースから外され、運河プラザ3番庫ギャラリーで当時置かれていた向い合わせに展示され一般公開された。

 

 同屏風を鑑賞しながら、日本近代美術史研究者の宮城学院女子大学の井上研一郎名誉教授らによる講演会が開かれ、多くの人々から注目を集めたばかり。

 

 ◎小樽市長記者会見記録令和6年3月29日(外部)

 ◎小樽市長記者会見令和6年3月29日(YouTube)

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