3月18日(月)、小樽商科大学(緑3・穴澤眞学長)で、2023(令和5)年度学位記授与式が行われ、卒業生と修了生522人が門出の日を迎えた。
同大卒業生は、商学部435人(496人)・商学部夜間50人(69人)・商学研究科37人(51人)の合計522人(616人)。( )内は正規生。
会場では、これまでの室内管弦楽団からプレクトラムアンサンブル(マンドリン)に変わり、マンドリンの音色が響く中、保護者の入場制限もなく、卒業生と多くの保護者が式の開始を待った。
式では、穴澤学長から各部の代表者に学位記が授与された。
同学長は、「皆さんは限りない可能性を秘めている。自分自身を信じて、未来を切り開いてもらいたい。幸多き未来を祈念する」と告辞を述べた。
国立大学法人北海道国立大学機構・長谷山彰理事長は、ビデオメッセージで「学生生活で得た様々な経験が、予想外の事態に遭遇した時に、独創的な解決策を考案するために役に立つ。より多くの人に出会い、社会の中で良い人間関係を築き、社会に貢献し、豊かな人生を送られることを祈る」と祝辞を述べた。
同学における学業の成果が特に優れていると認めらた者に、学生表彰が贈られ、合唱サークルグリー&カンタール5人が校歌と応援歌の若人逍遥の歌を斉唱。1時間ほどで式は終了した。
2023(令和5)年度学部卒業生の就職状況は、昼間・夜間主コース497人の卒業生のうち、就職希望者は463人、内定者数454人で就職内定率98.1%、非就職者29人、進学者5人だった。
同年度大学院卒業生の就職状況は、現代商学博士前期・後期課程とアントレプレナーシップ専攻の37人の卒業生のうち、就職希望者は35人、内定者35人で就職内定率100%、非就職者2人、進学者はいなかった。
学生表彰された西さん(22)はIT系に就職が決まり、「生協学生委員会で活動し、オープンキャンパスの運営などに携わったことが良い思い出。これからは社会人として、日々成長していきたい」と話し、同じく表彰された吉田さん(22)は金融関係に就職が決まり、「3年間プレクトラムアンサンブルで活動し、初めてマンドリンを弾いて楽しかった。これからはお客さんに接する機会が多いので、信頼される人になりたい」と話した。
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