藤間扇玉会新たな年に邁進!ウイングベイ小樽で踊り初め

 日本舞踊藤間流扇玉会(藤間扇玉会主)では、3月3日(日)11:00から、ウイングベイ小樽(築港11)ヲタル座で藤間扇玉踊り初め会を開いた。

 

 例年2月中旬頃に行われている踊り初め会を、今年は3月3日のひな祭りに開催し、「うれしいひなまつり」の演目を盛り込んだ12演目を披露した。

 

 扇玉会主をはじめ、長年日本舞踊の稽古に励み、日本文化の継承にも尽力している14名が日頃の成果を発表し、新年に向けて決意を新たにした。

 

 会場には、市立小樽美術館で開催の文団協×雪あかりジョイント事業「輝くガラス絵 神秘の舞踊」を観覧した人なども来場し、日本舞踊を楽しんでいた。

 

 初めの長唄松の緑から手際良くプログラムが進み、次々と演目が披露され、長唄橋弁慶では、牛若丸に髙田弥沙さん、弁慶を中村全博さんが務め、長い薙刀を華麗にさばく弁慶と見事な立ち回りの牛若丸が、見どころの五条の橋の上で戦いを繰り広げ、観客を楽しませた。

 

 扇玉会主は、藤間扇智津氏と共に長唄春の寿を力強く踊り、観客を魅了。年の初めに相応しい義太夫寿万歳は藤間扇久華氏が披露した。

 

 最後は、出演者全員で花の手拍子・人生バンザイを踊り、見ていた観客も楽しい気持ちになった。