小樽市立高島小学校(高島5・篠崎大作校長)では、6年生34人を対象に、旬の魚について学ぶ「高島小知産志食〜海の幸、和食を学ぼう」を、2月27日(火)3・4時間目に開かれた。
まさに今が旬の食材「鰊」をテーマに、子どもたちに分かりやすく楽しく授業が行われた。
地元の鮨と季節料理の店「に志づ可」の西塚周平さんが講師となり、和食について・旬とは・和食のマナー・鰊についてを学び、鰊を使った炊き込みご飯の調理実習も盛り込まれた。
材料の小樽産の鰊は、昨年6月に旬のウニをテーマに授業が実施され、共に講師を務めた小樽市漁協共同組合理事で漁師の成田学さんから提供され、事前に西塚さんが下処理したものを使用。
授業では、後志の旬について、春夏秋冬別に野菜や魚を答えたり、和食の献立を立てる基本となる五味・五色・五法について、食事は人とのコミュニケーションをとる大切な場面であり食べ方を意識するよう、和食のマナーについても伝えた。
鰊を解体し臓器について説明。1897(明治30)年頃、小樽周辺の日本海側で95万トンも獲れ、肥料にし薬・塩・米・衣服・小麦などに換えていたことなど、鰊の歴史について学んだ。
4時間目は調理実習が行われ、鰊入りの炊き込みご飯を調理し、食べる前に味付けた数の子とネギを混ぜて完成させた。給食時間に西塚さんが作った鰊の三平汁と一緒に味わった。
子どもたちは、「鰊の歴史も知ることができ勉強になった」と話していた。
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