旭川出身の絵本作家・あべ弘士さんの新作「あてっこ どうぶつずかん だれ」の出版を記念した巡回パネル展in北海道が、2月3日(土)〜25日(日)に、市立小樽図書館(花園5・伊藤信彦館長)1階エントランスで開催されている。
あべさんは、25年間旭山動物園の飼育係として働いていた経験を活かし、鋭い観察力で多くの動物を絵本に登場させている。
今回のパネル展では、約20枚に絵本の内容そのものをパネルにし、「とらとねこ、おおきいほうはだれ?」や「どんぐりをほっぺにいれているのはだれ?」など、ユニークな質問を入れた。
3日のたるばどクラブでは、「どさんこ絵本作家あべ弘士さんをとことん!」を開催し、あべさんをテーマにした動物のお絵描きとお話会で、参加した子どもたちが楽しんでいた。
担当の加藤司書は、「元飼育員のあべさんならではの、動物に対してしっかりと書かれていて、あべさんの本を読むことで動物にも親しんでもらいたい」と話した。
児童室には、同館所蔵のあべさんの絵本も展示して貸出しやすいようにしたほか、創立50周年のスズキアリーナ小樽が寄贈した仕事やスポーツなど子どもの夢が広がる本と、大小の円形書架と家形の書架を配置し、馴染みやすい雰囲気で、小さな子どもでも取りやすい位置に本があると喜ばれている。