小樽“おもてなし”体験を花園小学校で実施

 1月30日(火)、小樽市立花園小学校(花園5・若林晋校長)と北海道開発局小樽開発建設部(潮見台1)が協力し、同校5年生42名と担任、同開発建設部職員が、外国人観光客に砂入りペットボトルを配布し、冬道での転倒防止を呼びかけた。(写真提供:小樽花園小学校)

 

 冬道に不慣れな外国人観光客が安心安全に歩行できるよう、その国に適した言語で会話しながら、児童が製作した滑り止め用砂入りペットボトルを手渡すおもてなし体験として取り組まれている。

 

 昨年10月25日に同開発建設部の協力のもと、氷や雪路でも滑らないよう細かい砂利をペットボトルに詰める作業を実施。自動たちが色塗りをしたラベル付きのボトルと、日本語・英語・韓国語・中国語で書かれたボードを持って本番に備えた。

 

 当日は1人5本のペットボトルを持参し、2班に分かれて通学路の砂まき体験を行い、実際にツルツル路面でその効果を実感した。1組は浅草橋周辺で、2組はオルゴール堂周辺で、外国人観光客に配布し冬道を安全に歩行してもらえるようもてなした。

 

 浅草橋には中国や韓国の外国人観光客が多く、どう話しかけて良いか戸惑いながらも、説明が書かれたボードを差し出し、日本語が話せる添乗員が協力してくれたり、自ら話しかけてなんとか渡すことができた。

 

 受け取った外国人は、足元に砂を蒔いて滑らないか確認し、「ありがとう!」と笑顔で応じていた。

 

 参加した児童は、「言葉やジェスチャーが伝わりうれしいし、小樽を楽しんでほしいなと感じた」や「他の国の人たちと話す機会はあまりないのでうれしかった。またこの活動をしたい」、「とても楽しかった。笑顔でペットボトルを受け取ってくれた人たちもいたし、中には砂のことを他の外国人に説明してくれた人もいてうれしかった」、「自分たちで作ったものを使ってくれるのは、すごくうれしい」と笑顔で話した。