小樽のおさかな普及推進委員会(栗原康会長)主催の料理教室が、1月24日(水)10:00から、小樽市勤労女性センター(花園2)3階調理講習室で開かれ、小樽の魚を食べようと、ホタテを使った海鮮太巻とジャガイモのバター炒めの作り方を指導した。
講師は、お魚料理愛好家・宮部由里子さんが務め、料理に興味を持つ10名が参加した。
宮部講師は、小樽の漁師の家に生まれ、小さい頃から魚を身近に感じ、小樽の魚の魅力を広めるため、2016(平成28)年から料理教室「たるころ」を主催するなど、活動を続けている。
同委員会主催の料理教室は、家庭で作ることができる地魚を使った料理を、プロの講師に学ぶことで、魚料理を身近に感じてもらい、家庭への魚食普及の一助とすることを目的としている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、開催を中止としていたが、昨年から、タラを使った料理教室で再開。2023(令和5)年も9月に、10組の親子が参加してタコ
を使った親子料理教室を開催し、小樽の魚を使った料理教室とあって市民も関心を寄
せている。
今回使用の炒めものに使ったホタテの稚貝は小樽産。太巻に入れた大きなホタテは、道内産のものを使用。新鮮で形も良いものが用意できた。
節分も近いということで、海鮮太巻の作り方を指導。近年、節分に縁起の良い方向を向いて丸かじりする恵方巻をがブームとなり、海老やホタテなど縁起が良い7つの具材を入れた。
宮部講師が、海老の処理の仕方などを丁寧に指導し、まきすを使った巻き方とラップを使った巻き方をデモンストレーションした。自己流だった参加者は、家庭でも作ろうと、プロの巻き方を熱心に学んでいた。
もう1品は、酒蒸しにしたホタテの稚貝と電子レンジで下処理したジャガイモをバターで炒め、塩コショウと醤油で味付けして完成。
参加した女性は、「いつも料理講習会に参加している。細巻は作るけど、太巻にも挑戦し上手くできた。節分に作ってみたい」と話し、阿部さんも「上手くできた。家でも作りたい」と話し、参加者は試食して「美味しい」と満足していた。
宮部講師は、「皆さん、綺麗に上手に巻けました。今回は、節分に合わせたメニューにしました」と話していた。
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