大雪の爪痕 渋滞やバス運休続く小樽

 1月7日(日)24時間の降雪量が69cmと記録的な大雪に見舞われた小樽市では、積雪も90cmとなり連休後の9日(火)にも影響が続き、道路幅が狭いことによるバスの運休や渋滞が各地で発生した。

 

 札幌管区気象台によると、冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が入った影響で小さな低気圧が発生し、石狩湾から小樽へ雪雲が集まったことが大雪を降らせた原因だという。大雪の目安は冬型の気圧配置・小さな低気圧・寒気で、3つが揃うと注意が必要。

 

 9日(火)も気圧の谷が近づき、日本海側を中心に雪が降る見込みで、一時大雪注意報が発令され、15:49には風雪、波浪注意報が発令された。大雪警報にはならない見込みで、20~30cmの降雪の予報。

 

 JR北海道では運休が続いていたが、9日は朝から通常ダイヤに回復していた。

 

 ◎JR北海道列車運行情報(外部)

 

 北海道中央バスでは、道幅が狭くバスが通れないため、依然、梅源線と山手線は始発便から運休が続き、運行している高島線などは遅れが見られた。

 

 除排雪が進めば運行できるとしているが、梅源線のバス停には運休を知らせる紙が貼られていた。

 

 ◎北海道中央バス小樽市内方面運休情報(外部)

 

 9日(火)17:00の積雪で一番多いところは、留萌地方の幌糠で198cm。次いで上川地方の朱鞠内166cm、幌加内163cm、小樽では83cmだった。

 

 大雪の影響で、屋根からの落雪で玄関から出られなくなるケースや、オタモイ1丁目の落雪事故、道路が狭いことによる救急車支援出動など、小樽市消防本部では対応に追われていた。

 

 ◎日本道路交通情報センター:JARTIC(外部)

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