小樽警察署(富岡1・佐藤伸治署長)は、大型貨物自動車のタイヤが外れ重大な交通事故に発展することを抑制するため、12月27日(水)13:00から、藤本運輸株式会社(有幌町1・池田昌史代表取締役社長)で交通安全啓発を実施した。
走行中の自動車のタイヤが脱落する事故が多発し、小樽市内でも12月に入ってトラック2件・ワゴン車1件の脱落事故が発生しているため、出発前のトラックのタイヤのナットの緩みなどを確認する車両点検を行い、交通安全啓発活動を実施した。
池田社長をはじめトラックドライバーなど8名と同署・武田健志交通一課長、札幌地区トラック協会小樽支部支部長で株式会社杉本運輸の杉本憲昭代表取締役と同支部・渡邉一彦事務長が参加。
同社前に駐車しているトラック5台の点検を実施。トラックのタイヤは10本。ダブル連結タイプのトラックは18本を装着している。
武田課長立ち合いのもと、ドライバーが点検ハンマーでナットを叩き、音で聞き分け緩みを確認。さらにトルクレンチを使って、ナットを締め直すなど再確認した。
池田社長は、「タイヤが外れる事故がとても多く、脱輪に対して従業員に周知する部分と、日頃の点検をしっかりやるようにしてもらいたい」と話した。
武田課長は、「確実に運行前点検をしてもらい、面倒かもしれないが、短いドライブであってもナットとタイヤの締め、タイヤの溝やひびも確認し、安全に運行していただければ」と話した。