小樽明峰高校(最上1・石澤隆一学校長)では、創立70周年を記念し、11月22日(水)14:00から同校体育館で記念式典を開催。同校の歴史をスライドで振り返った。
1953(昭和28)年4月に、学校法人小樽青峰高等学校(男女共学)として天狗山の麓に開校。1956(昭和31)年に学校法人小樽昭和高等学校と改称し、1966(昭和41)年学校法人小樽昭和学園に改称し学園組織となる。
1965(昭和40)年に小樽高等看護学院開院、1967(昭和42)年には小樽女子短期大学が開学した。1995(平成7)年に小樽明峰高等学校と校名を変更し、男女共学制を実施。2022(令和4)年3月で卒業生は10,038人に及ぶ。
最初に、同校書道部の書道パフォーマンスが行われ、3年の浅野部長と有田さん、1年の野口さんの3名で、長さ5.5m・幅1.5mの半紙に「明峰で輝く 響きあう仲間と自分らしさの発見」と思いを込めて力いっぱい書き、その様子を披露した。
今回は3回目の試みで、部員3名は、「これまでの人生でしたことのない経験で思い出ができた。これかもずっと書道をし続けたい」と話した。
生徒を代表し山口生徒会長(2年)は、「70年を繋いだ先輩方、よりよい学びの場を見守った先生方のお陰で今の明峰高校がある。明峰は中学校の内容から授業を進め、基礎から学ぶことができ、社会体験・総合表現学習など、他の学校にないことが沢山あり、明峰に来て良かったと思う。それぞれに工夫した授業が行われ、とても分かりやすい。休み時間や放課後に、友だちや先生との会話がとても幸せだと思う。生徒会メンバーとの交流、バトミントン部では練習し強くなる自分に嬉しくなる。
おたる案内人同好会では、小樽の歴史や魅力について知れる楽しさもある。今よりも多くの楽しさが増えることを願い、良いと思うことを続け、新しいことにもチャレンジしたい」と挨拶した。
石澤校長は、「悩みながら踏ん張り、時にはあきらめ、自分を責めたりしながら、頑張って輝いた生徒が沢山いた。どんなにつらいことでも、できないことができるようになるまで頑張りぬいた生徒たちの存在、その姿やその頑張りに、私は沢山背中を押され励まされて、今まで教師を続けてくることができた。
ここには、感動するくらい頑張る教師集団と生徒たちがいる。誇りを持って、これからの明峰高校の教育活動を前にすすめたい。小さいな一歩でも、明峰しかできない教育を、教職員と共に生徒や保護者と向き合いながら、71年目の明峰高校を築いていきたい」と決意を新たにしていた。
太鼓部の原田部長他4名が、「やまびこ」の打演を披露し、迫力ある打演に大きな拍手が送られた。
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