来年2024(令和6)年2月18日(日)までロングランで開催の小樽ゆき物語・余市ゆき物語が、11月1日(水)に開幕。
浅草橋から中央橋までの小樽運河には、日没と共に海を連想させる青色のLED1万個が点灯し、11回目の今年は、小樽運河竣工100周年を迎え、青色に包まれた運河はいっそう美しい。
小樽の隣・余市が加わってからは9年目となり、JR余市駅周辺は、“琥珀色の夢”と題してLEDライトを点灯。
予定されていた小樽運河浅草橋街園でのオープニングセレモニーは、あいにくの雨で、小樽市観光物産プラザ(色内2)1番庫に変更され、会場前庭では、先着200名限定でホットココアが振舞われた。
ワイングラス2,000個を積み上げ、小樽未来創造高校生徒が制作した高さ3mものワイングラスタワーは、10パターンの電飾の色があり、今回の点灯式でも使用された。
同校の神尾さん(3年)・和田さん(1年)・松谷さん(1年)もセレモニーに出席し、制作秘話を語った。
松谷さんは「グラスの向きが倒れないように配慮した」と話し、神尾さんは「円錐状となっているので、どの角度から見てもグラスのロゴが正面に見えるように、少しずつ角度を変えながら設置した」と、和田さんは「だんだん積み上げて高くなると足が震えてきて、一番上のグラスを設置する係だったが、できなくて苦しかった」と話した。
西條文雪小樽観光協会会長は、「ランタンを持って散策する新企画もあり、小樽運河100周年を迎え、2つの実行委員会で同時進行しながら、にぎやかになることを期待している。観光客や市民にも小樽の新しい顔を発見してもらえれば」と挨拶した。
浅原富希子&ゴスペルクワイア小樽Sea of Grace11名の歌声で、アメイジング・グレイスが響く中、ワイングラスタワーが点灯し、小樽・余市ゆき物語が開幕。会場に来ていた外国人も、大きな拍手を送っていた。
雨脚が激しくなり、中央橋では小樽運河クルーズも運休。人影も少なかったが、青色電灯が煌々と輝いていた。来年1月31日(水)の日没から22:30まで、毎日点灯されている。
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