低気圧の通過により、10月6日(金)の小樽では、朝から雨と風が吹き荒れる悪天候に見舞われ、波浪警報・洪水・強風・雷注意報が発令された。
8:00〜9:00にかけ風速10.3m/sを観測し、昼にかけて弱まったように思われたが、14:00に再び11.2m/sと強風注意報レベルの風が吹き荒れ、朝から店舗の看板が強風で外れかかり、大木が倒れ電線が切断されるなどの被害があった。
道内174の観測地点で、1番の最大瞬間風速は11:57に、えりも岬(日高地方)37.5m/sを観測。小樽では、最大瞬間風速23.7m/sを8:20に観測し、道内24番目の強風が吹いた。
手宮公園東側の小樽港が一望できる丘にある手宮緑化植物園では、駐車場から休憩棟に通じる道路を遮るように大木が倒れていた。駐車場にも落葉が敷き詰められ、風の強さを物語っていた。
札幌管区気象台によると、「雨は明日の夜まで、ほぼ降りっぱなしの状態が続き、短い時間で強い雨が降るような降り方ではないが、雨の量もやや多く強い雨が続く見込み。
風については、今吹いているような10m近い風が今夜の初め頃まで吹き、夜遅くから明日にかけて収まり、雨だけが残る。波浪警報も今夜いっぱいまで続く見込み」と話した。
風速は13m超えると強風注意報となるが、18m/sになると警報レベル。今日の風は、強風注意報に匹敵する風が吹いているとのこと。悪天候の回復は8日(日)になる見通し。
新日本海フェリーでは、6日(金)新潟港12:00発小樽港行きや小樽港17:00発新潟港行き、小樽港23:30発舞鶴港行などを欠航とした。
◎2023年10月6日の北海道の最大瞬間風速高いほうから(アメダス)