小樽市議会第3回定例会は、9月5日(火)に開会、26日(火)13:00から再会し、予定通り22日間の会期で終了した。
市長提案の議案第1号令和5年度小樽市一般会計補正予算(先議分)をはじめ、議案2号令和5年度小樽市一般会計補正予算案から議案8号令和5年度小樽市病院事業会計補正予算までの8件は可決。
議案9号令和4年度小樽市一般会計歳入歳出決算認定についてから、議案20号令和4年度小樽市簡易水道事業決算認定についてまでの12件は継続審査とした。
この継続審査分は、10月3日(火)〜6日(金)の日程で決算特別委員会を開き、その審査結果をもとに、第4回定例会初日の本会議で委員長報告を行い採決される予定。
議案21号小樽市職員給与条例の一部を改正する条例案と、議案22号小樽市手数料条例等の一部を改正する条例案は原案通り可決。
議案23号小樽市非核港湾条例案は否決。最終日に追加提出した小樽市教育委員会委員の任命については同意とした。
陳情については、前回から継続審査の2件と合わせ、新たに今定例会に提出された2件とともに継続審査となった。
意見書案については、1号健康保険証をはじめ、国民に関わる全ての制度・情報のマイナンバー化をやめることを求める求める意見書(案)は否決。2号の国土強靭化に資する社会資本整備等に関する意見書(案)や、7号の記録的な猛暑に対応するための取組推進に関する意見書(案)など6件を可決とした。
小樽市議会最終審議開始前の11:30に、市役所(花園2)市長応接室で、自由民主党小樽市議会議員会・松岩一輝会長、公明党小樽市議会議員団・秋元智憲団長、立憲・民主連合小樽市議会議員会・中村誠吾会長、みらい小樽市議会議員会・前田清貴会長、日本共産党小樽市議会議員団・小貫元団長が出席し、迫俊哉市長に「記録的な猛暑に対応するための小中学校への取組推進に関する要望書」を提出した。
小樽でも日最高気温が25℃以上となる日も年々増加し、30℃以上となる日数も、今年はすでに過去最高を記録するなど、暑さ対策を強化するべき状況となっている。
市内の小中学校に、暑さ対策のための扇風機やスポットクーラーなどの設置を行ってきたが、室内全域には冷房が行き届かず、暑さ対策としては不十分な状況であり、市民からも学習環境の改善のため冷房設備の整備は急務との声が上がっている。
秋元団長は、「市民の皆さんから沢山の要望があり、教室の温度が上がっていると、健康上問題・学習環境の問題もあり、早急に解決しなければならない。
市長も同じ方向の考えと感じている。議会としても後押ししていくので、1日も早く現状を打破できるように」と強く要望した。
迫市長は、「保護者の皆さんの思いなど要望がある。気候変動の中で、この暑さは続くと思う。冷房設備の設置にしっかり取り組みたい。オール北海道で国に要望し、学校環境の改善に努めたい」と述べた。