小樽技芸講師研究会(渋谷昭子代表)は、9月19日(火)12:00から、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休会していたチャリティーバザーを、長崎屋小樽店(稲穂2)2階公共プラザで4年ぶりに再開し、今年の45回目で終了すると発表。
同研究会は、1976(昭和51)年に結成し、市内在住の籐工芸・革工芸・和紙工芸・布小物・ビーズアクセサリー・手編みニット・手作り帽子の8名の講師が集まり、47年間に渡り技術指導を続け、1年に1度のこの時期に、生徒と講師の丹精込めて制作した成果を展示販売している。
今年は約5,000点を出展し、心待ちしている市民が初日から大勢来場し賑わった。
前代表の中村澪子さんと現代表の渋谷さんは創立会員で、これまで会の運営に尽力してきたが、コロナ禍でチャリティーバザーの中止を余儀なくされ、高齢や後継者がいない現状からやめてしまおうという意見もあり、楽しみにしてくれている人に、最後に礼を言いたいと開催を決めたという。
籐工芸を指導する渋谷代表は、小樽四ツ葉学園でも利用者に指導し、その作品をはじめ、バックや籠・アクセサリーを販売。
籐のアクセサリーは、軽くて気軽に付けられると人気で、「微力だが45年間積み重ね、チャリティ—バザーをできたことは、皆さんのお陰。会場を貸してくれた方などの協力もあり開催できた。
生徒さんの作品づくりの励みになり、続けられて良かった。楽しみにしているお客さんにありがとうを伝えることができて良かった」と述べた。
豪華に首元を演出する手作りアクサセリーを販売する女性は、「入会して5年ほど。手作りネックレスは作るのが楽しい。普段使いできるものも沢山ある。今回が最後となり悲しい」と話した。
50歳の時から始めたという女性は、布で作った干支の根付けや薬手帳カバーや飾りものなど、様々な布製品を制作し、94歳の現在も指導者で、はつらつと接客している。
このほか、革工芸のおしゃれなバッグや小物がずらりと並び、手作り帽子や手編みのベストなど、来場者は、おしゃれな作品を手にして気に入った物を買い求めていた。
売上の一部を小樽市社会福祉事業資金基金に寄附し、9月28日(木)に市役所(花園2)2階市長応接室で、贈呈式が開かれる。
小樽技芸講師研究会チャリティーバザー
9月19日(火)〜23日(土)10:00〜18:00(最終日16:00)
長崎屋小樽店(稲穂2)2階公共プラザ
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