若いエネルギー奏でる 小樽ジュニアピアノコンサート

 第43回小樽ジュニアピアノコンサートが、9月10日(日)14:00から、市民センター(色内2)マリンホールで開催され、ジュニア世代のピアニストをはじめ、小樽で育ちピアノコンクールで培った力のある若いピアノスト達総勢21名とゲストの医師でピアニストの中駄勇太さんが出演した。

 

 プログラムは2部構成で、ピアノソロや連弾、2台のピアノを使い、日頃の練習の成果を披露した。

 

 松ヶ枝中学校2年の澤谷さんは、「4歳からピアノを初め、ソロ演奏は6歳の年長の時以来のことで緊張した」と話し、先生と相談して、ポロネーズ第15番変ロ短調遺作「別れ」を選曲。今後は一旦ピアノを休み、それまでは頑張るとのことだ。

 

 1部の最後は2台のピアノで、潮陵高校2年の石嵜さんと1年の野村さんが、モーツアルトの2台のピアノのためのソナタニ長調K.448第1楽章を演奏。

 

 2人はペアを組んで7年目。憧れの2台ピアノの演奏を喜び、明るく軽快な曲を楽しみながら演奏したいという。

 

 会場は、若いピアニストたちの緊張した空気が漂い、若いエネルギーを感じさせるコンサートとなった。

 

 三浦明子 代表は、「小樽市近郊のピアノ講師たちの集まりだけで運営している小樽ジュニアピアノコンサート、今回で44年目、43回開催することが出来た。一時は存続危機に陥ったが、4年前に改革し一歩一歩進んでいっているように思う。

 

 医師とピアニストを兼任する中駄勇太氏を招き、ピアノと学業との両立について話され、来場者の皆さんはその偉業に興味津々の様子だった。

 

 これからも、小樽市の発展のため、未来を托すジュニア世代の育成と市民への更なる認知、応援して頂けるよう、活動していきたい」と話している。

 

 ◎小樽ジュニアピアノコンサート(外部)

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