小樽市長定例記者会見 並行在来線代替バス運行実験など

 小樽市(迫俊哉市長)では、8月30日(水)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、市長定例記者会見を開き、並行在来線代替バス運行実験の実施など6事業について報告した。

 

 冒頭、小樽市議会議員に5回当選した自由民主党・濱本進議員(68)の亡くなったことに触れ、「市議会きっての論客であり信頼している議員のひとりで、大変残念。何よりも現職であり、まだまだやりたいことをやり残した無念さに思いを致すと胸が痛い。長年にわたり、市政の進展に尽力いただき、感謝する」と冥福を祈った。

 

 また、北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から並行在来線である函館線(函館-小樽間)が経営分離され、北海道新幹線並行在来線対策協議会は、分離後の長万部と小樽間において並行在来線代替バスの運行を検討。

 

 市内のルート・ダイヤを検討するため、塩谷・蘭島地区の住民を対象に、8月31日(木)・9月1日(金)・2日(土)・3日(日)の4日間、運行実験を実施。

 

 蘭島を9:00の発車する便と塩谷を11:00に出発する便の2便は、同協議会により示された最上トンネルが完成したルートで、地域住民との意見交換会で出たプランでもあり、市長は、31日(木)9:11塩谷駅前発便に乗車する。

 

 1便の往路は、蘭島-蘭島神社-忍路中央小学校-忍路-桃内-塩谷文庫歌-塩谷駅前-最上橋-住吉神社-小樽築港駅前、復路は、小樽駅前-長橋十字街-塩谷-塩谷駅前-塩谷文庫歌-桃内-忍路-忍路中央小学校-蘭島神社通-蘭島。

 

 2便の往路は、塩谷駅前-最上橋-先進橋-小樽駅前、復路は、小樽駅前-長橋十字街-塩谷-塩谷海岸-塩谷駅前。

 

 蘭島地区には回覧板で告知し、塩谷駅周辺の影響のある4町会の住民約450人には個別に郵送で知らせた。事前申込は不要で参加無料。乗車した人にはアンケートの協力を求めるとした。

 

 プレミアム付商品券の販売については、9月15日(金)〜10月5日(木)に、専用ハガキ・市販ハガキ・専用WEBサイトで、購入引き換え券の事前申込が必要。

 

 商品券の販売は、11月1日(水)から、21郵便局と長崎屋小樽店1階サービスカウンターの22カ所。販売冊数は7万冊で、1冊13,000円分(500円券×26枚・地域応援券13枚と市内共通券13枚)を10,000円で購入。使用期間は11月1日(水)〜12月31日(日)。

 

 小樽市総合博物館本館収蔵の屋外展示されている車両からPCBが検出され、解体することになったが、第3回定例会で電気機関車部分保存経費385万円を計上して保管する方向に変わった件について、「当初、PCBを取り出すため、車両解体で保存には耐えられないとの判断だったが、PCBを取り除く作業をしてみると、準鉄道記念物になっているED75は外郭保存できるとの報告があった。

 

 鉄道遺産や鉄道文化は将来のためにも残したい思いがある。将来残すためには、野ざらしではだめだ。全体の車両を選別し、まとめるところはまとめ、覆う方法を検討していきたい」と回答した。

 

 ◎並行在来線の代替バス運行実験(体験乗車会)(PDF)

 ◎おたるプレミアム付商品券の販売について(PDF)

 ◎小樽市長記者会見記録令和5年8月30日(外部)

 ◎小樽市長記者会見記録令和5年8月30日(YouTube)