躍動の夏! 第57回おたる潮まつり開幕

 

 

 第57回おたる潮まつり(7月28日〜30日)が、厳しい暑さの中、7月28日(金)の潮ふれこみで開幕。新型コロナウイルス感染症5類移行後、4年ぶりの通常開催となり、祭りの到来を告げる潮ふれこみは、都会館(稲穂4)前からスタートした。

 

 17:00の安全祈願祭、18:00におたる潮太鼓保存会の山車の列が先頭を飾り、総練習を公開した若潮隊が2つの山車に分かれて太鼓の演奏を披露した。残りのメンバーは、見物客の目の前で迫力ある打演を披露し、大きな拍手が贈られていた。

 

 潮太鼓に続くふれこみの梯団は、役員梯団・藤間流扇玉社中・若柳旭輝社中・直江博子バレエ研究所・潮梯団の5梯団が揃いの浴衣で、梁川商店街の都会館前を潮音頭と潮踊り唄を踊りながらスタートし、都通りを通り、オーセントホテル前を左折して中央通りを抜け、駅前通りからメインステージまで練り歩いた。

 

 恒例の小町さんと大潟さんが総合司会を務めて開祭式が行われ、松明の炎の中、潮太鼓の揃い打ちが鳴り響き、御神体として御神水を奉納する御神水奉納が行われた。

 

 石狩湾から汲み上げられた御神水は、佐藤雅美さんから2023潮コンシェルジュへ、そして上参郷実行委員長へ手渡され、まつりの安全を祈願した。

 

 上参郷実行委員長は、「海への感謝をテーマに潮まつりが始まった。先人の弛まぬ努力と協賛各社のご支援のもと、大きなまつりとなり、これまでの苦労に感謝を申し上げる。暑い夏を感じながら、皆さんに楽しんでもらいたい」と開祭を宣言。

 

 迫俊哉市長は、「今年も海に感謝する日がやってきた。こうして盛大に潮ふれこみが終わり、沿道には多くの外国人観光客がいて、国際色豊かに開催されたことに心からお喜びを申し上げたい。今立っている場所は、近い将来、観光施設やイベント広場ができたりとにぎわい空間として再整備されることになっている。これからも海や港の持つ可能性や魅力を引き出して小樽の発展に繋げたい」と挨拶した。

 

 2023年度潮コンシェルジュの富樫凜子さんは、「初めて潮まつりに参加する。まつりの熱気に負けないよう精一杯盛り上げて参ります」と述べ、同じく西田まゆさんは、「小さな頃から楽しんできた潮まつりに、コンシェルジュとして参加させていただけることを大変嬉しく思う。通常開催となり先ほどのふれこみの沿道や、ステージの上からも皆さんの笑顔が見られて、小樽の熱い夏が帰ってきたと感じている」と述べた。

 

 カウントダウンで点灯し、開幕に拍手が沸き起こっていた。その後、5梯団がステージ上を踊り抜けていった。

 

 まつり会場には多くの露店が軒を連ね、人々が集まりまつりを楽しんでいた。

 

 29日(土)は、まつりのメインイベント・潮ねりこみが、76梯団・4,539人の参加して、13:00から花園グリーンロードを出発。2回のとび入りDE踊り隊も設け、ねりこみコンテストも実施される。

 

 最終日の30日(日)は、19:40頃から昨年のポケモンドローンショーに続き、今年は、東京ディズニーリゾート40周年スペシャルドローンショーが行われ、その後、3部構成で40分間の花火大会が実施される。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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