小樽日本画協会(上田入子会長)では、日頃の制作活動の発表の場となる同協会展を、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1を会場に、7月30日(日)まで開いている。
1946(昭和21)年4月に第1回目がスタートした日本画展は、北村晃文氏が初代会長を務めた。その後活動が中止となり、1981(昭和56)年に本間聖丈氏が会長となって再開し、道内の愛好家に支えながら77年目を迎えた。
現在は、上田会長がとりまとめ、会員6名のうち5名が出展。本間聖丈氏と村田愛子氏の遺作を合わせ、水墨画6点と日本画14点の合計20点を展示している。初日当番の上田会長は9点を出展し、作品展を盛り上げている。
自宅から見える向い山の夜の景色を月とともに幻想的に仕上げた「向い山の夜Ⅲ」や、サバの模様をユニークに捉えた「サバダバダ」など、日本画の技法も使いつつ上田会長らしく個性溢れる作品が並んでいる。
上田会長コレクションの本間聖丈氏の色紙に描いた水墨画「小樽運河」も展示され、小樽運河100周年に相応しい作品に触れることができ、日本画の紙や絵具・筆・にかわなども展示し、日本画を深く知る機会となっている。
上田会長は、「ぜひ会場で日本画をご覧いただきたい。日本画を始めてみたい方は連絡を」と呼びかけている。 TEL&FAX:0134-34-1341上田代表。
第44回小樽日本画協会展 7月26日(水)〜30日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1 入場無料
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