11月1日から流通し始めた、新しい日本銀行券の1桁番号の珍しいお札3種が、日銀「金融資料館」(色内1)で展示されている。
新しい日本銀行券の一万円券、五千円券及び千円券の1桁番号の9番の3種が、日本銀行広報施設の「金融資料館」での展示が始まった。
同館では、新券の発行に合わせ、現在第1回特別展「新しい日本銀行券~最新技術ココにあり」を開催中だ。この展示の中に、1桁番号9番券で、記番号のA000009Aのお札の一万円、五千円、千円の3種がお目見えした。
日本銀行では、新券3種の1桁券を、肖像を使った福沢諭吉、樋口一葉、野口英世のそれぞれゆかりの関係県・市や美術館などに寄贈などをして保管している。
ちなみに、01番券は、日本銀行金融研究所貨幣博物館(東京都中央区)に、02番券は、一万円券が慶応大学、五千円券が東京都台東区、千円券が野口英世記念館に収められている。
この他1桁券は、平等院、根津美術館、福島県、山梨市などに分けられている。このうち1桁番号の09番券3種が、小樽の「金融資料館」での展示となっている。