小樽市と春日部市が災害対策を軸に都市間協定締結

 小樽市(迫俊哉市長)は、埼玉県春日部市(岩谷一弘市長)と連携協定に関する都市間協定を結ぶことになり、7月4日(火)16:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で締結式を行った。

 

 2022(令和4)年9月に、迫市長が春日部市を訪問した縁で実現し、本日は都市間協定と合わせて、災害対策における相互応援に関する覚書も締結。

 

 岩谷市長をはじめ、齋藤網紀環境経済部長らが出席し、迫市長・上石明副市長・薄井洋仁総務部長らが対応した。

 

 お互いが持つ資源や特徴を生かしながら、連携・協定しそれぞれの地域の活性及び持続的な成長に向けた取り組みの推進を目指す。

 

 連携協定事項は、災害対策に関する応援による、安全・安心なまちづくりの推進と、その他必要に応じた取り組みの推進。

 

 すでに2013(平成25)年に災害応援協定を締結している、愛知県半田市と宮崎県日南市に加え、この度の春日部市は、世界最大級の首都圏外郭放水路「防災地下神殿」を整備し、水害への対応や自主防災組織の組織率100%など、災害対策の取り組みに対して大変参考となることから、災害対策を軸として、市の災害時の共助体制・受援体制の強化を図る。

 

 また、2030(令和12)年度完成を予定している北海道新幹線の札幌延伸に伴い、小樽新駅の利用者増に取り組み、関東圏からの飛行機利用と時間的にも遜色がないと考え、春日部市は、交通戦略上重要な拠点として、北海道新幹線と小樽観光のPRにも繋げ、まちづくりや地域振興などに関しても期待を寄せている。さらに、市庁舎を建設中で次世代を見据えた庁舎建設の在り方を参考にしたいとしている。

 

 迫市長は、「本日の締結は大変うれしい。協定の締結はゴールではなくここからがスタート。都市間協定の目的は、お互いの持つ資源あるいは特性を生か連携協力し、活性化、持続的な成長に向けて一緒に取り組たい。それぞれのまちづくりを学び参考にして地域の発展に繋げたい」と期待を寄せた。

 

 岩谷市長は、「小樽市と春日部市が互いに持つ資源特性を生かし、地域の活性化と持続的な成長に向けた取り組みをお互いに推進する前向きな内容。その第1歩として災害対策における相互応援に関する覚書を交わし、遠距離でお互いに助け合え都市間交流できることを望んでいた。

 

 今後、防災・災害対策に留まらず、様々な地域振興の拡大、市民のコミュニティ醸成、庁舎建設など持っているノウハウを参考にしてもらいたい。更なる発展に大きく寄与し、住民の幸せに繋がれば」と述べた。

 

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