国土交通省が進めている、個性ある地域づくり活動の整備･育成に顕著な功績があった団体を表彰する、平成16年度｢地域づくり表彰｣の国土交通大臣賞に、小樽から小樽職人の会(佐々木徹組頭)が受賞した。
国土交通大臣賞は、地域の活性化に特に顕著な功績があった優良事例に与えられるもので、平成16年度は、兵庫県生野町など5団体が受賞した。この中に、北海道から国際家具デザインフェア旭川開催委員会(旭川市)と、小樽職人の会(小樽市)が揃って受賞した。
小樽職人の会は、平成4年に小樽市内で活躍する職人が、｢職人技の継承｣や共同研究開発を目的に設立された。｢小樽職人展｣｢全国職人学会｣｢世界職人学会｣などを開催し、日本と世界の職人のネットワークづくりに努めていた。また、地域の小中学校を対象とした｢キッズベンチャー塾｣を立ち上げ、ものづくりの楽しさや商売の仕組みなどを教え、地域社会の活性化の担い手として、積極的な活動を展開してきている。
