春まつり作品展示販売 手しごと工房・来夢10周年記念

 手しごと工房・来夢(稲穂3)の10周年を記念し、わかば館(稲穂3)を会場に、5月31日(水)と6月1日(木)で作品の展示販売やバザー、キルトマット販売を行い、2階の休憩室も開放され多くの市民が訪れていた。

 

 普段は、金曜日と土曜日にランチ販売している軽食喫茶ライムでは、まつりに合わせて、奥平さん手作りのちらし寿司50食とケーキ39個を販売し、6月1日は山菜ごはんを予定している。

 

 同工房は2013(平成25)年8月から活動を開始し、今年で10年目となる。コロナ禍の規制も緩やかになり、皆と10年を祝い楽しもうと開催された。

 

 同館は、高齢者が自分で生活を考え助け合いの精神で共に暮らそうと、中古住宅を改修し2014(平成26)年に開設。

 

 不要になった着物やネクタイなどの古布をリメイクする、手しごと工房として開放された1階で、火曜日は自由工房、水曜日は着物リメイクの松並氏、木曜日は古布を活かす及川氏が担当している。月曜日は、和裁や習字の教室としても使用されている。

 

 若西カナ子館長は、「10年が経ち、皆さんの腕も上手になった。年齢をそれぞれに重ね、今後どうするかが課題でもあり、現在は模索中。春まつりにご来場ください」と話した。

 

 春まつり会場1階には、母や姑の帯をリメイクしたバッグなどの生徒作品と、ジャケットやベスト・帽子などの講師作品が、所狭しと展示販売されていた。中には、丹精込め手放したくない作品も非売品として展示している。2階は、バザーと休憩所として開放されている。

 

 昨年の秋に立ち上げたキルトマットの会(10名)では、エイズの赤ちゃんにキルトを贈ろうとアメリカで始めたABCキルトの活動に賛同し、10㎝×10㎝の木綿地をミシンで9枚繋げ、中綿を入れて裏地を付けてキルトマットを完成させた。ミシンで縫い合わせているため洗濯にも丈夫で、使い勝手が良く可愛らしい。

 

 表地と裏地は寄贈で賄い、中綿は購入。1枚2,000円で販売し、10枚ほどを札幌乳児院に寄贈し、今後も作成を継続する予定

 

 このほか、寄贈された大量のミシン糸や縫い糸・刺繍糸・ボタンなど、手芸品を格安で販売。バザー用に提供された布も販売。

 

 庭には、芝桜とクレマチスが見頃を迎え、散策することもできる。6月1日(木)も10:30~14:30に実施される。

 

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