杜のつどい(星功会長)は、5月29日(月)10:30から産業会館()内にある杜の広場で、脳の活性化のためのトレーニングをする能力アップ教室体験会を開き、会員以外の9名を含む14名が参加し、難しい漢字に読みがなを付けたり、漢字の書き取り・計算・間違い探しなどに挑戦した。
杜のつどいは、高齢者化が加速する中、高齢者が培ってきた知恵を生かす機会や場所を提供して生きがいを与え、賑わい空間の創出と地域コミュニティの再生を目的に、2005(平成17)年4月に設立され、様々な講座や講演・行事・遠足などを実施している。
設立後間もない6月から脳のトレーニング講座を開催し、現在は、第1・第3月曜日にはつらつ教室、第2・第4月曜日にはつらつ第2教室、第1・第3火曜日ははつらつ火曜日教室、第2・第4火曜日ぬりえ教室の4教室を開講。会員が講師を務め、問題も手作りしているという。
講師の1人・高橋真理子さんは、「家に引きこもらないで、ここへ来て1時間半笑って帰ってもらったら大成功だと思う。楽しくやりましょう」と話した。
最初に、漢字の読み方が20問出題され、なかなかのハイレベルに参加者は手こずった。1時間が過ぎた頃には徐々に頭も冴え、更なる問題に取り組んでいた。
講師のヒントが難問を解くカギとなり、和気あいあいとした雰囲気に包まれ、笑顔で参加していた。
78歳の松野さんは、算数の計算ができるようになりたくて、5年前から脳トレに参加。「調理も裁縫もできなかったが、杜のつどいの仲間から教わり、計算もできるようになった。杜のつどいの皆さんは私にとって宝。大切にしたいです」と笑顔で話した。
脳トレ講座の一環で、6月29日(木)に片桐由喜・小樽商科大学副学長による講演会が、「少年老い易くない時代を生きる」と題して開かれる。
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