“いろ・色・iro・イロ”こども読書週間 小樽図書館でイベント

 市立小樽図書館(花園5伊藤信彦館長)では、こども読書週間(4/23~5/12)に合わせ、5月6日(土)に第7回としょかん発おたる子ども読書の日を開催し、「いろ・色・iro・イロ」をテーマにさまざまな行事が開かれた。

 

 児童室では10:00から、小樽在住の絵本作家・こぐれけいすけ氏による絵本ライブが開催され、事前に予約を済ませた10名の子どもが参加した。

 

 今回のテーマに合わせ、高齢者にスポットを当てて高齢者に変身できるセットが用意され、こぐれ氏をはじめ、参加した子どもたちも錘を入れたベストや、膝や肘につけるサポーター・手袋・ヘッドホンなどを装着して、身動きが取りづらい高齢者に変身。

 

 ももたろうを土台にしたごみの話で、同氏オリジナル絵本「ゴミじろう」を読み聞かせで、耳が遠い・足が悪いおじいさんやおばあさんのことを考えながら物語を聞いた。

 

 2冊目の絵本「どうするおじいさん」は新聞の字が見えないおじいさんにどうするか?3つの例題の中から、おじいさんにとって良い方法を選ぶクイズ形式になっていて、参加者はクイズに応えながら絵本を楽しみ、和やかに時間が過ぎた。

 

 こぐれ氏は、「自分がされたら嬉しいことを、人にしてあげられるような大人になってほしい」と最後に話した。

 

 11:15からは迫俊哉市長の読み聞かせが行われ、事前に予約を済ませた16名の子どもが参加した。

 

 テーマに沿って市長自らが選書し、教科書に載っているスイミーで知られるレオ・レオ二が書いたカメレオンの話「じぶんだけのいろ」を読み、2冊目はそれぞれに違っていることの素晴らしさを伝えるピーター・スピアー作「せかいの人々」を読み聞かせた。

 

 市長は、「違うことは当たり前。自分と違うだけで嫌うのはおかしい。みんなが違うことを分かり合えたら、世の中から争いごとが無くなるのでは?」と話した。

 

 どちらも参加したこまりさん(小1)は、「お友だちのひいおばあちゃんが、いつも耳が聞こえなくて、大きな声で話をしているのを見ているから、こぐれさんの話は面白かった。

 

 市長はかっこ良くて読むのが上手だった。絵本が大好き。今日も借りてから帰る」と、1日を楽しんだ様子だった。

 

 このほか、玄関前には、わくわくブック号の展示や児童室でたるばとブックフェスティバルを開催し、絵本やしかけ絵本・利用制限のある大型絵本、おはなし迷路も会場にできていた。

 

 12:30からは司書体験、13:30からは元校長の森万喜子講演会、14:00からぐぅちょきぱあのおはなし会SPも開かれ、子どもも大人も楽しい時間を過ごしていた。

 

 ◎市立小樽図書館〜イベント(外部)